2122970 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

トルコとイスタンブール、ちょっと投資

トルコとイスタンブール、ちょっと投資

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

volkan1992

volkan1992

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

Freepage List

Headline News

2022.08.10
XML
カテゴリ:社会問題
 今日(9日)も、あまり新しい話題は全くありませんでした。昨日紹介したエルドーアン大統領のジェムエヴィ訪問の話題と、エルゲネコン裁判で有罪となり、その後CHPから国家議員となり、最終的にAKPに参加しようとしていたチェレビー国会議員(通称“チェレビー中尉”)に関する話題が中心でした。今日も経済面を中心に、いくつか重要と思われる記事が出ていました。1つは6月の工業生産指数予測アンケート結果についてです。これ以外では、エルドーアン大統領のアックユ原子力発電所の視察、“トルコがIMFからの借り入れを行った?”とのCHP国会議員の主張をネバティ国庫・財務大臣が否定したこと、新しい財産和解(トルコに持ってこられる外貨に関しては、出所を一切問わない制度)のほか、ゲズィ公園抗議行動に参加していた当時19歳の少年が8人の警官に殴り殺された事件(防犯カメラの映像から、管理者のような一般人が判断する限り、100%“単なるリンチ”であって、警官を擁護できる要素は全く見られません)で、一人の警官だけが禁固3年になっていたそうですが、遺族の憲法裁判所への訴えの結果、“もう一人も、再度、裁判に掛けられることになった”という記事なども出ていました。

 今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」で大きく取り扱われている問題としては、エルドーアン大統領のジェムエヴィ訪問について議論されていました。今日、特に話題になっていたのは、エルドーアン大統領が訪問する前に、“(断食明けの食事をする場所の)壁に掛けられていた2人の聖人とアタテュルク初代大統領の肖像画を外させ、アラビア語の装飾文字による聖人の名前(のマーク)に掛け換えさせた”という事件?でした。先日も紹介しましたが、イスラムは偶像崇拝を禁止している一神教ですので、原理主義とまで行かなくても、本来は肖像画を嫌います。とは言え、エルドーアン大統領は自分の肖像画は至る所に掛けさせているので、“肖像画はイスラムの教えに反している”と考えている可能性はゼロです。したがって、“誰の肖像画か”が問題になったものと思われます(アタテュルク初代大統領は主に個人的な反発だと思いますが、聖人に関しては、濃いスンニー派の人々の反発を恐れたものと思われます)。そして、アレビー(教徒)の多くの人々はエルドーアン大統領のこの非友好的な、強圧的な態度に対して却って怒りを感じているようでした。エルドーアン大統領のジェムエヴィ訪問が、アレビー(教徒)との和解、そこまで行かなくても、“歓心を買うこと”が目的であったとすれば、明らかに逆効果であったものと考えられます。また、政党を転々としている“チェレビー中尉”がAKPへの参加を止めたという報道がありました。本人が世論を気にしたのか、AKPが気にした (AKPから参加を断った) のかは、現時点では不明です。本人は無所属なら99%当選はありませんし、移籍金がもらえるならAKPに入った方が“経済的にはお得”と思われます。一方で、AKPからすればただでも党内をまとめるのに苦労しているときに、このような形で国会議員を獲得するとは党内不協和音をさらに拡大させる危険がありますので、現在“国会におけるあと一票”が問題になっているわけではないので、損得勘定をした結果、AKP側から断った可能性は否定できません。また、エルドーアン大統領のアックユ原子力発電所の“飛行機からの視察”のAA記事も出ていましたが、プーチン大統領との会談内容がいろいろと“憶測”されていました。実際、飛行機から視察した結果、何かが変わるとは思えませんので、この視察は“やったふり”だけのものである可能性は大です。とは言え、いろいろな解説者が指摘しているように、プーチン大統領もエルドーアン大統領の再選を望んでいることは明らかだと思いますので、エルドーアン大統領を現時点で窮地に陥れるような過激な行動をするとは考えにくいのですが、もしも、プーチン大統領が“ロシアによる国有化、完全ロシア化”を現時点で強行するのであれば、“エルドーアン大統領の再選は不可能”、もっと言えば、“反エルドーアン政権が誕生すると確信している”ために、鼻薬をエルドーアン大統領に嗅がせて、“今のうち(=新政権誕生前)にできるだけの法的地位の確立を図っておこう、後戻りさせられないような対策を取っておこう”と考えている可能性が大ではないかと想像されます。プーチン大統領にとってもトルコは非常に重要であり、トルコを最大限に利用するためには“エルドーアン大統領が再選されること”が最も望ましい結果と思われます。野党6党による新政権が成立すれば、現在のエルドーアン政権よりはNATO寄りの外交政策がとられることがほぼ確実であるため、基本的には“新政権の成立を望んでいない”と思われます。いつも紹介している解説者はエルドーアン大統領が北シリアで軍事作戦を一層加速させ、来年6月までに“宣戦布告する=憲法規定により選挙を延期する”か、少なくとも“非常事態を宣言する=選挙妨害を一層激しく行う”ことを考えていると指摘していましたが、そのためにはプーチン大統領の協力は絶対的に不可欠であり、このあたりの交渉が行われているのかもしれません。アカル国家防衛大臣やチャヴシュオール外相も加わって“テロの脅威”を強調していますが、“DEASPKKのテロの脅威”が“なぜシリアに対する宣戦布告に結びつくのか”の説明がほとんど不可能と思われますので、“シリアとの戦争(状態)による選挙の延期”は不可能ではないかと、現時点では管理者は考えています。とは言え、エルドーアン政権が“破れかぶれで、何でもあり”の状態に陥る危険性がないわけではありませんが、その場合、「トルコのスリランカ化」もあり得るかもしれません。

 

 励みにしていますので、クリックをよろしくお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 為替ブログ トルコリラへ

にほんブログ村 

 今日はAAの記事では6月の工業生産(指数)予測アンケート結果に関する記事を紹介します。

 今日紹介するAA記事の見出しは、「AAフィナンスは、(6月の)工業生産予測アンケート結果を発表した」です。こちらは今日(9)付の記事で、抜粋して紹介します。

 AAフィナンスの工業生産指数予測アンケートに参加したエコノミストたちは、2022年4月の暦調整後の工業生産指数が、昨年同月と比べて8.3%上昇するものと予測しています。

 トルコ統計庁(TUIK)が8月12()に発表する2022年6月の工業生産指数統計に関するAAフィナンスの予測アンケートは、8人のエコノミストの参加を得て実施されました。それによれば、エコノミストたちの2022年6月の暦調整の工業生産指数に関する予測の平均値で6.9%の上昇となりました。エコノミストたちの暦調整後の工業生産指数の予測は、5.5%から9.9%の間でした。また、6月の未調整の工業生産指数は年間ベースで7.7%上昇すると予測されました。

 なお、2022年5月には、季節及び暦調整後の工業生産指数は前月と比べて0.5%、また、暦調整後工業生産指数は年間ベースで9.1%増加しました。また、未調整の工業生産指数は前年同月と比べ13.4%上昇しました。

 ここからは一言解説・雑感です。昨年の今頃はまだKOVID-19流行から抜け出ていなかったために、対前年比では比較的大幅な上昇となっていますが、春先からは対前月比はマイナスになることもあるなど、成長速度が鈍化していることは否定できません。勿論、TUIKの数字を信じることができるかと言う根本的な問題はりますが、信じるとしても成長率の鈍化は明確化してきているように思われます。

 

 

​​​​  トルコリラ等の外貨建ても含めた債券投資に関する情報を発信しています。外債投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。

社債投資まとめ

 いろいろな投資情報が出ています。投資に興味のある方は、一度覗いてみてはいかがでしょうか。
株初心者向けIPO初値予想

 今日はオリーブ・オイルを紹介します。日本への売り込みにも力を入れ始めたそうです。




 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。



















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.08.10 14:31:44
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.