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2022.08.16
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カテゴリ:社会問題
 今日(15)は統計関係の記事が色々と出ていました。その中で最も重要と思われるのは7月及び1~7月の予算執行状況に関する記事です。これ以外では雇用関係の統計が2種類、6月の給与所得労働者数の増加率が年率で6.3%となったという記事、今年第2四半期(4~6月)の雇用が前期と比べて765千人増加したという記事などが出ていました。が、いつも紹介していますように、消費者物価指数は誰がどう見ても正しいとは思えない状態であり、雇用関係についても同じ国家機関であるTUIKとイシクル(トルコ版ハローワーク)の間で、失業者数・失業率の数字が全く異なっている状態で、いずれも全く信用できない状態なっているため、TUIKは“最も信用できない機関”とも言えそうな状況です。そのため、記事を紹介する意味がどこまであるのか判断が難しい状況になっています。なお、予算試行状況は国庫・財務省が発表し、経常収支と設備稼働率などはトルコ中央銀行が、貿易統計は商務省が発表しています。経常収支はある程度相手があり、貿易統計には完全に相手があるので、極端な数字の操作は直ぐにばれてしまいます。一方、インフレ率と失業率のほか、経済成長率や予算執行状況なども、比較的誤魔化しやすい?統計ではないかと思います。勿論、現在では、これらの数字もかなりの精度で部外者が予測することは可能と思いますが、「政府機関が嘘の発表をしている」ことまでを立証するのは結構大変です。しかし、政権交代後には、TUIKの幹部は、「国家公務員給与及び公務員から年金受給者になった人々の給与・年金の増加率を、計算の根拠となるインフレ率を極端に低く発表することにより、低くなるように操作した。その結果、多くの人に経済的被害を与えたという罪で起訴される」と言われています。「政権交代後に、一刻も早く経済を立て直し、通常の国家運営ができるようにするため」に、国家公務員改革・処罰をどうするのかも、今後重大な問題になると思われます。かなり以前に、クルチダルオールCHP党首は「これから違法な命令に署名した者は、政権交代後に処分する。今後は違法な行為に手を染めないように。」と公務員に警告を発していますが、実際に政権交代が起こった場合にどうなるかは、「実際にその時になってみないと分からない」と言うのが正直なところと思われます。

 

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  今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」で大きく取り扱われている問題も、ほとんど変わりませんでした。つまり、「シリア(=バッシャール・アサド大統領)との関係改善」についてと、物価高・生活苦などに関するものが多くなっていました。なお、アックユ原子力発電所に関する情報も出ていました。

 今日最大の話題は、先週末頃からエルドーアン大統領が肝入りで紹介している「農協の低価格(大幅割引)販売」ですが、予想されたとおり、大きな混乱が生じているようです。例え明日・明後日には、「正常?に割引販売が行われるようになった」としても、そもそも、トルコ全土で1400店舗とのことですので、各県の平均では“20店舗”で、人口当たりで言えば、“6万人あたりに1店舗”になるため、常識的に考えて、「安売りが浸透する」とは考えられません。各店舗に6万人どころか、600人が来ても結構な混雑になると思われます。なお、「採算を度外視して販売させる」とのことですが、どこまでエルドーアン大統領が面倒を見てくれるのか、経営者・従業員は確信が持てていないのか、上で紹介した「大きな混乱」は、経営者・従業員による一種のサボタージュではないかと思われるほど、かなりいい加減な?理由でした。つまり、「安売りをするための肉類が、肉・牛乳公社から送られてきていない」と言い訳している様子がテレビニュースで出ていましたが、これが本当だとすれば、そもそもそのような大量(1400店舗に通常の2,3倍の量を供給できるほど)の肉類を肉・牛乳公社が所持している(供給できる)はずはなく(全国で20店舗?ほどの直営店で、常に午前中に売り切れているほど)、最初から画餅であることは明らかと思われる状況です。管理者も既に紹介していますが、2018(大統領、国会議員)2019(統一地方)の選挙の際に同様の手法で一時的にインフレ率を下げようとしましたが、全く効果がなかったことは明白で、エルドーアン大統領の“今回の暴走”を「誰も止めようとしていない」ことは明白と言えそうです。

 アックユ原子力発電所については、さらなる進展?がありました。ドンメズ天然資源エネルギー大臣が、「アックユ原子力発電所は、トルコ領土に存在するロシアの原子力発電所であること」を正式に認めたとのことです。AAが放映している番組に参加した時の発言とのことですが、管理者が見た限りでは、AAの経済面及び政治面では、この記事は出ていませんでした。「シリア(=バッシャール・アサド政権)との関係改善」については、エルドーアン大統領に対するプーチン大統領からの指示?、イランからの助言?ではあるのですが、「やりたくても、実施できないだろう」という指摘があります。既に紹介しているように、トルコ軍支配地域でシリア反政府勢力の反トルコの暴動が起こっている状況で、「エルドーアン大統領は反政府勢力に深く関与しすぎており、今更見放すことはできない」という指摘です。一方の、バッシャール・アサド大統領も、「柿が熟して落ちてくるのを待っている状態」、つまり、「エルドーアン大統領が選挙に負けて、政権の座を去るのを待っている」という指摘もあります。しかし、プーチン大統領にとって、「エルドーアン大統領ほど便利な、また、操作しやすいトルコの首脳はいない」ことは極めて明白であり、「エルドーアン大統領再選のためには、ありとあらゆる支援を惜しまない」ことは十分に考えられますので、焦らすことはあっても、“最後はエルドーアン大統領を助けるように”という指示を、バッシャール・アサド大統領に出すのではないかと、管理者は考えています。が、“(上記のような)トルコの経済政策の惨状を見て、さすがのプーチン大統領も匙を投げる可能性”も否定できません。

 今日は、7月及び1~7月の予算執行状況に関するAA記事を抜粋して紹介します。見出しは「(7月の)予算執行状況が発表された」です。

 国庫・財務省は、7月の予算試行結果報告書を発表しました。それによれば、7月の予算収入は、昨年同月と比べて106.7%増加して1,9698,000万リラ、予算支出は85.0%増加して2,6099,900万リラとなりました。その結果、7月には6401,900万リラの赤字となりました。

 中央政府の1~7月の予算支出は、前年同期と比べて78.1%増加して14,3285,000万リラとなりました。その結果、2022年予算の総支出予測(28,3147,200万リラ(管理者注:補正予算により、17,5095,700万リラから増加)50.6%を使用したことになります。一方、中央政府の1~7月の予算収入は、前年同期と比べて101.4%増加して14,6239,000万リラとなりました。その結果、2022年予算の総収入予測(管理者注:総収入予測の記述はありません)57.3%を徴収したことになります。その結果、1~7月には2954,100万リラの黒字となりました。

 ここからは一言解説・雑感です。補正予算のために、予算総額が約1.5倍になっていますが、1~7月の財政収支がプラス(黒字)になっているのは驚きです。詳しく調べられていませんが、野党は「為替保護付き預金は、貧困層から富裕層に対する膨大な所得移転であり、他の国には見られない異常な所得政策だ」と批判していました。そもそも。「BOT方式による交通インフラ+市民病院などのための支出(保証を下回った利用者に関する補填)がどれだけになっているのか」も大きな問題で、これらの支出が隠されているのかどうかも気になるところです。違法かどうかはもとより、例え合法でも、現実的な決算操作が行われているのであれば、それは重大問題です。

 

 

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 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。




















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Last updated  2022.08.16 18:45:27
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