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2022.09.10
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カテゴリ:社会問題
 今日(9)も、“政府の宣伝”と受け取れるような内容の記事が非常に多く出ていました。これは「現実的な選挙運動期間に入ったこと」、あるいは「選挙が近づいたこと」を示しているという解説がありましたが、正にそのとおりだと思います。①8月にヨーロッパの首都で電気料金が最も安かったのはアンカラだった、②政府は6項目の社会保障の範囲を拡大する支援策を実施する、③‐1公共住宅計画と土地購入支援により、低所得者層の国民がより容易に自宅を購入できるようになる、③‐2クルム環境・都市計画・気候変動大臣は『公共住宅計画』に関してツイートした、③‐3クルム大臣は『若者、年金生活者、戦死者遺族・戦争負傷者の家族、最低賃金受給者であるトルコ国民が住宅を購入できるようになる』と発言、④カライスマイルオール運輸インフラ大臣は『今後、イスタンブルで毎月地下鉄の新路線を開通させる』と発言、と言ったような記事が出ていました。

 これ以外では、昨日も紹介しましたDEAS幹部の拘束に関する記事もいくつか出ていました。現時点では、逮捕・収監された状態となっています。

 

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 今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」で大きく取り扱われている問題としては、野党6党の内部分裂、あるいはクルチダルオール党首のへの圧力とそれに対するクルチダルオール党首の反発に関する話題と、「選挙戦の開始」に関する話題が中心になっていたように思います。「選挙戦の開始」に関しては、上で、“政府の宣伝”と紹介しましたが、AAが“報道機関”ではなく、“政府・AKP広報機関”あるいは“政府・AKP宣伝機関”になってから久しいので、“AAの記事が政府の宣伝ばかりになっていること”は、特に驚くことではありません。管理者が驚いたのは、“大ボラ競争”、“嘘つきコンテスト”のような状況になっていることです。つまり、ありとあらゆる大臣が、現実とは全く無関係の、有り得ないような約束(選挙公約)を並べ立てている状況で、“誰が一番上手く国民を騙して人気を集めることができるか”という競争をしているような状態です。実際、エルドーアン大統領からそういう指示が来ているのかもしれません。つまり、“予算のこと(裏付け)は全く気にしなくても良い。何でも良いので、とにかく国民の人気を集めることができる政策をどんどん発表しろ”と命じられているのかも知れません。一番大事なこと、より正確には“唯一の目的”がエルドーアン大統領(AKP国会議員)の再選なので、選挙で当選さえすれば、「その後のことはこれまで20年も上手くあしらってきたように、今後もあしらえる」と考えているでしょうし、もしも野党に回ったのなら、自分たちの選挙公約を実施するよう野党に求め、それが断られれば、「エルドーアン大統領が大統領でなくなり、AKPが野党になったから、国民のための政策が実施されない」と宣伝に使えますので、エルドーアン大統領・AKPとして「バラマキ政策を約束する、一部は実施すること」に何の躊躇もないと思われます。このような形で選挙戦が実際に開 始されたと指摘されています。

 一方、「野党6党の内部分裂、あるいはクルチダルオール党首のへの圧力とそれに対するクルチダルオール党首の反発に関する話題」としては、新たな展開が出ています。直接的には、ある記者が「クルチダルオールCHP党首ではエルドーアン大統領に勝てないが、同党首を野党6党の共同大統領候補にしようというCHP内の動きは、エルドーアン大統領が送り込んだスパイの暗躍を示している。野党6党の共同大統領候補は勝てる候補を選ばなければならない。」という趣旨のツイートをし、クルチダルオール党首降ろしを主張したことに対して、同党首が「何年間も与党にベッタリだった報道機関が、最近突然に中立、更には野党寄りの発言をするようになっているが、そのような報道機関にがたがた言われる覚えはない」という趣旨の激しい反発を示すツイートを行ったことが話題になっています。いろいろな人が、いろいろな立場から解説・発言を行っています。「立場」が変われば、当然ながら発言・主張も変わりますので、判断するときに「立場」は非常に重要です。そのため、管理者の「立場」を、解説前にもう一度明らかにしておきます。管理者の立場は、「このブログの管理者として発言する(=利害関係なし)。大統領選挙に勝つことが最重要と考える。もしも、クルチダルオールCHP党首が大統領選に勝てると思われるのであれば、野党6党の共同大統領候補として最適と考える」というものです。現時点では、「絶対ではないもの、クルチダルオール党首がエルドーアン大統領を上回っていると考えられる。残りの可能性として指摘されているアンカラ市長、イスタンブル市長及びアクシェネル善良党党首も、絶対勝てるという保証はないという点では同じ状況。この4人以外に大統領候補として指名されて、エルドーアン大統領と選挙戦を戦い、また、勝った後では、数年間で引退するまでに議会制民主主義と法治国家への復帰を実現させる道を作り上げることができることができる人はいないだろう。」という推測・考察です。「反政府系テレビの解説者で、メトルポ(-)ル社の調査を絶対的に信じていると思われる人」の解説を紹介します。それは、「クルチダルオール党首ではエルドーアン大統領に勝てないので、正しい候補者の選択が必要」と言うもので、クルチダルオール党首が逆襲したエセ野党系記者と同じことを言っていました。同社が行った「エルドーアン大統領とクルチダルオールCHP党首の一騎打ちの選挙(=決選投票になった場合など、候補者が2人のみの場合)の各候補の得票率、投票しない人、態度未定の人の割合が紹介されていました。

今年 大統領  CHP党首 投票しない 態度未定(%)

月 44.4 15.4  26.3  13.8

月 36.0 28.7  20.8  14.5

月 37.0 25.2  21.2  16.5

4月 37.4 28.0  22.8  11.8

5月 29.3 28.8  24.6  17.3

6月 33.6 28.3  24.4  13.6

7月 42.3 25.3  19.6  12.9

8月 36.7 31.8  19.5  12.0

 途中で数字は変わっていますが、とりあえず1月と8月を比べれば、エルドーアン大統領の支持率は下がり、クルチダルオール党首の支持率は上がっている。「投票しない」という人は減少傾向だが、「態度未定」の人はあまり変わらない。という傾向だろうと思います。しかし、世論調査結果を紹介する時にいつも指摘せざるを得ないのは、“メトルポ(-)ル社の調査結果だけが、他の9社程度の調査結果と大きく異なっている”と言うことです。ざっくり言えば、他の調査会社の結果は、「大統領支持率 対 CHP党首支持率+投票しない」という感じではないかと思います。詳しく調べてはいませんが、そもそも投票率は“地方選挙>国会議員選挙>大統領選挙”と、身近なところで投票率が高く、縁遠いところでは低くなる傾向があると思います。したがって、メトルポ(-)ル社の調査結果の“投票に行かない”という人の割合は正しいかもしれません。しかし、良くも悪くも、エルドーアン大統領や与党関係者を含め、必死に?宣伝(野党の統一候補者を聞き出そうと)していること、また、「トルコ経済がうまく行っていない(=高インフレ、物価高)、国家運営がうまく行っていない」と考えている人の割合が60%以上になっていることを考えれば、トルコ国民の関心がこれだけ低いとは信じがたい状況です。一方で、他の調査会社で「クルチダルオールCHP党首の支持率がエルドーアン大統領の支持率を下回っている」という結果は見たことがありません。50%を超えているかどうかは別として、全てエルドーアン大統領よりも高い支持率となっています。繰り返しになりますが、「メトルポ(-)ル社の調査結果が誤りで、他の調査会社の調査結果が正しい」という根拠はどこにもありません。永遠に不明です。ただ、会社によって調査方法、調査対象が異なっているにもかかわらず、同じ結果(クルチダルオールCHP党首の支持率の方が高い)が出ていることを考えれば、「確率論的には、メトルポ(-)ル社の調査結果が誤りである可能性が高い」ということになるとは思います。最後にあまり聞かない調査会社(Bulgu)の調査結果を紹介します。「投票しない・未定」を分散させた後の数字で、AKP31.6(%)CHP30.0、善良党13.1HDP10.3MHP6.1、新福祉党2.2、勝利党2.2DEVA2.0SP0.9、故郷党0.8、未来党0.5、その他0.3となっており、“一般的な、何のサプライズもない結果”となっています。野党6党の支持率合計が46.5%で、共和同盟の支持率合計が37.7%、そして、キャスティングボードを握るHDP10.3%となっています。別の会社の調査結果を混ぜることはあまり意味があるとは思えますが、あえて紹介すれば、“Bulgu社が特定した共和同盟の支持票は全てエルドーアン大統領に投票する(メトルポ(-)ル社の調査結果)一方、クルチダルオール党首に投票するのはCHP支持者だけで、残りは投票に行かないか、どちらに投票するか分からない”と言うような状況です。それでも注意すべきは、「政党支持率と大統領選挙支持率は同じにならない=候補が気に入らなければ、大統領選挙では投票しない人が出る」ということです。「HDPにも大臣を分配できる」というCHP議員の発言が、今回の騒動の直接の引き金ですが、善良党の反発は予想されたものではありますが、「党利・党略>国益」の行動であることは明白です。しかも、「クルチダルオール党首は許せないが、ヤヴァシュ大アンカラ市長なら許せる」というのも、“合理的ではなく、感情論に過ぎない”と思われます。つまり、CHP国会議員の発言に対する態度でも、ヤヴァシュ市長とクルチダルオール党首で違いが見えません(党首は否定、市長の発言なし)。突き詰めれば、「クルチダルオール党首を引きずり降ろして、アクシェネル党首を大統領候補にする」ということであり、それは「エルドーアン大統領の再選を保証する」という結果以外をもたらさないことは明らかです。そんな暴挙に出れば、CHP支持者のある程度の部分は投票に行かず、また、HDP支持者がアクシェネル党首を支持するとも思われないため、エルドーアン大統領>アクシェネル党首となることはほぼ100%間違いないと思われます。“善良党関係者はエルドーアン大統領の作戦に乗ることなく、冷静なり、国益を優先する言動が求められる”というのが、管理者の考えであり、力点は多少異なっても、多くの解説者も指摘していることです。

 

 今日は、エルドーアン大統領のバルカン訪問から帰国途上で行った機上記者懇談の記事を紹介する予定でしたが、長くなり過ぎましたので、別の機会に譲ることとします。

 

 

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 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。



















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Last updated  2022.09.10 21:57:52
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