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トルコとイスタンブール、ちょっと投資

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2022.09.16
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カテゴリ:経済問題
 今日(15)も、“政府宣伝記事”を中心に、いくつか面白い?記事が出ていましたので、今日はこれらを紹介します。

 今日の映像メディアからの情報、つまり、「AAでは記事にならない情報」で大きく取り扱われている問題としては、あるいはそれほど大きくはないかもしれませんが、3つあったように思います。一つは、エルドーアン大統領の発言です。今回はギリシャに対する脅迫発言ではなく、野党批判をしたつもりがまともに自分に帰って来たという、全く笑えない大ブーメラン発言でした。若者向けの対策についての発言を行っていた時の話だと思われますが、野党関係者、あるいはアタテュルク主義者の行動を批判して、「自分の子供は欧米に留学させて、贅沢放題させている一方、アナドルとトラキア(=トルコ全土)の子供には十分な教育を与えず、無知・蒙昧な状況に放置し、挙句の果てには死に追いやっている」と批判したのですが、その行動は正にエルドーアン大統領の行動そのもの(4人の子供は全て外国の大学を出ており、トルコの大学の教授陣のレベルを大幅に下げている)で、あたかも自分自身の行動を批判しているかのように聞こえました。そして、オゼルCHP副党首は、エルドーアン大統領の4人の子供が全て外国の大学を出ており、しかも自腹ではなく、大金持ちの支持者の奨学金(=賄賂)で大学に行っていたと指摘していました。もう一つは、昨日紹介しましたセダット・ペケル犯罪組織首領の留守宅襲撃事件に関するものでしたが、その内容は昨日からまだ先へは進んでいません。と言うよりも、検察・警察は詳しく調べる、捜査して犯人を捕まえる気はないと思いますので、犯人が新たな行動をしない限り、この件は迷宮入り?することになります。そして3つ目は、“共和国史上最大の社会住宅計画”に既に160万件の応募があったというニュースも出ていました。昨日は、一晩で価格が急上昇したという話と、支払額がインフレスライド制、より正確には公務員給与の上昇にペッグされているという問題点が指摘されましたが、今日は、クルム環境・都市計画・気候変動大臣の“自爆発言”が取り上げられていました。2,400リラの月間支払額は、最低賃金で働いている人にはとても無理と言うことを認める発言をしました。より正確には、「セカンドジョブを持つか、知人・友人からお金を借りるか、節約する必要がある」という発言を行いました。反政府系の多くの人が、最低賃金又はそれに近い賃金で働いている人が、これから2年後に新しい住宅に入居するまで、今の家賃を払い続け、かつ、新しい住宅の分割代金を払い続けることは全く不可能だと指摘していました(そもそも、イスタンブルでは平均家賃が最低賃金を超えていると言われています)。これ以外では、エルドーアン大統領のソイェル・イズミル市長への攻撃が一層激しくなり、“目には目を歯には歯を”と言うハムラビ法典どおりなのか、ソイェル市長の父親を侮辱する発言を行ったという話も出ていました。

 

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 今日は最初に紹介しましたように、いろいろと記事が出ていました。今日はその中から8月の住宅販売状況に関する記事、「共和国史上最大の社会住宅計画」に関する10問10答に関する記事、そして、先週のトルコ中央銀行(TCMB)の外貨準備高に関する記事を抜粋して紹介します。

 

 今日最初に紹介するAA記事の見出しは「8月にトルコ全土で123,491戸が販売された」で、今日(15)付の記事で、抜粋しては紹介します。

 トルコ統計庁(TUIK)は、2022年8月の住宅販売統計を発表しました。それによれば、今年8月にはトルコ全土における住宅販売は昨年同月と比べて12.7%減少し、一方、前月と比べて31.5%増加して123,491戸となりました。7月には93,902戸の住宅が販売されていました。先月の住宅販売戸数は、イスタンブル県では18,485戸で、トルコ全体の15.0%を占めました。次いで、9,736戸で7.9%のアンカラ県、6,395戸で5.2年%のイズミル県となりました(管理者注:住宅価格の高騰が激しいためか、3大都市圏が全住宅販売に占める割合は低下傾向にあります)。反対に、住宅販売戸数が最も少なかった県は、41戸のハッキャーリ県、63戸のアルダハン県及び101戸のバイブルト県でした(管理者注:それぞれ20戸かそれ以上の増加となっています)。今年1~8月期の全住宅販売数は、昨年同期と比べて12.7%増加して732,160戸となりました。

 8月にはトルコ全土で、外国人には昨年月と比べて10.1%減少して5,273戸の住宅が販売されました。その結果、全販売戸数に占める外国人が購入した住宅の割合は4.3%となりました。今年8月の外国人向けの販売で、1位は1,814戸のアンタリヤ県、次いで、1,750戸のイスタンブル県、317戸のメルスィン県となりました。購入者の国籍別販売戸数は、1位が1,238戸のロシア人、633戸のイラン人、次いで417戸のイラク人となりました。

 同時期の住宅ローン利用販売は、昨年同月と比べて19%減少して22,168戸となりました。総住宅販売に占める住宅ローン利用販売が占める割合は18%となりました。今年8月の新築住宅販売戸数は、昨年同月と比べて8.5%減少して39,025戸となりました。総住宅販売戸数に占める新築住宅の割合は31.6%となりました。今年1~8月期の新築宅販売数は、昨年同期と比べて13.6%増加して276,164戸となりました。また、中古住宅販売戸数は、昨年同月と比べて14.5%減少して84,466戸となりました。総住宅販売戸数に占める中古住宅の割合は68.4%となりました。今年1~8月期の中古宅販売数は、昨年同期と比べて19.5%増加して667,627戸となりました。 

 

 今日、2つ目に紹介するAAの記事の見出しは「10の質問で、『社会住宅計画』の関心が寄せられている事項(についての解説)」です。これも今日付の記事で、抜粋して紹介します。

 共和国史上最大の社会住宅計画に申し込むためには、家計全体(本人、配偶者及び保護下にある18歳未満の子供)の月収がイスタンブル県では18,000リラ、その他の県では16,000リラ未満であるが必要です。同計画の第1段階で着工される25万戸の社会住宅は、今後2年以内に完成する予定です。

質問5:国家公務員の給与には年2回、インフレ調整が行われている。社会住宅の分割払い額も年2回の値上げされるのか。それとも240ヶ月間、同額の支払いとなるのか。

回答5:抽選に当選した購入者は、頭金を10%納入し、残額を240ヶ月で支払います。分割払いは契約の翌月から開始します。分割払いの残額と毎月の支払額は1月と7月の、年2回見直しが行われます。見直しには公務員給与改定率が参考として使用されます。

 ここからは一言解説・雑感です。分割払いの負担は、①入居するまでの間は家賃との二重払いとなること、②契約の際には頭金が10%必要になること(最低でも7万リラ以上)、③毎月の返済額(及び総残額)は国家公務員給与改定率と同額の引上げになることが基本的には想定されていること(自動的ではなく、裁量として改定率が決まります)、という問題が明らかになりました。上でも紹介しましたが、それでも160万人以上が申し込んだということですので、土地や商業物件もありますので40万人が裨益するとしても、競争率は4倍となっています。いつもの解説者は「エルドーアン大統領、恐るべし」と言っていました。しかし、反対から言えば120万家族は裨益できず(抽選に漏れる)にがっかりするわけですから、エルドーアン大統領の人気が一気に高まるかどうかは不明です。また、「そもそも、“為替保護付き預金”を始めなければ、その国庫負担分を住宅や学校建設に回すことにより、ずっと良い状況となったはず」という野党からの批判も既に出ています。クルチダルオールCHP党首は、「この計画に反対はしないが、分割払いの開始は住宅を受け取った後から始めることに変更すべし」と、低所得層の立場からはごく当たり前?のことを言っていました。なお、エルドーアン大統領はお金を集めるだけで、それを選挙対策にばらまく可能性も否定できません。もし負けても、現野党に押し付ければ良いだけですので。

 

 今日、3つ目に紹介するAAの記事の見出しは「トルコ中央銀行の外貨準備高は1,137億ドルとなった」です。これも今日付の記事で、抜粋して紹介します。

 TCMB(トルコ中央銀行)から行われた発表によれば、99日現在、TCMBの粗外貨準備高は先週から138,600万ドル増加して7368,100万ドルとなりました。中央銀行の合計外貨準備高(通貨+金(Gold))は前週の1,1192,700万ドルから175,600万ドル増加して、99日には1,1368,300万ドルに増加しました。

 ここからは一言解説・雑感です。前回の選挙の年である2018年にも前後の年と比べて何十倍もの「誤差脱漏」の項目での大量の外貨流入がありましたが、今年は2018年を上回る勢いとなっています。つまり、どこから来たのか分からない大量の外貨が選挙対策に使われているというのが一般的な見方です。「どこから」かについては、エルドーアン大統領が「友好国らなの借金である」とバルカンから帰国途上の記者懇談で明らかにしています。関心の的は、「その借金の対価は何か」と言うことです。

 

 


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 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。




















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Last updated  2022.09.16 21:24:37
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