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2023.05.21
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カテゴリ:社会問題
 今日(21)は、1週間前に行われた大統領選挙の結果に対する2つの態度と、決選投票の傾向に関する分析を紹介します。

 

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 前回、「前回、(中略)『大規模な“選挙干渉、選挙妨害”があったのかもしれませんが』と紹介しましたが、これはあながち間違った指摘ではない可能性が出てきました。現時点でも、集計などいろいろな“間違い”や“違法操作”などの指摘が出てきて、分母(投票数)が小さい国会議員選挙などでは、当選者の交代にまで発展しているとのことです。」と紹介しましたが、1つお詫びして、訂正します。「当選者の変更」は起こっていないようです。一方で、“選挙干渉、選挙妨害”はほぼ事実で、いろいろな証拠が提出されています。ただし、今日のテーマである「大統領選挙の結果に対する2つの態度」である、“結果の評価”は真っ二つに割れています。1つは「不正はあったが、おおむね正しい」という態度で、これはCHPの公式立場です。もう1つは、「CHPを含む野党は、選挙の安全性確保に失敗した。300万票以上の票が盗まれている可能性があり、本来はクルチダルオール候補が当選していたはず」というものです。

 先に後者を紹介します。この話は犯罪統計に似ていると言えます。犯罪統計にでてくるのは、「犯罪が明らかになった場合」、より正確には「犯罪が警察に通報されたもの」だけであり、表に出ていない犯罪は当然ながら、通報されない限り、統計に含まれません。「判明した不正」だけが議論の対象となり、判明していない不正がどれだけあるのかは誰にも分かりません。

クルチダルオール候補は選挙前に、「投票()の不正防止対策は完璧である。煽られて暴動状態(クーデターの口実)が発生しないよう、家で待っているように」と呼びかけましたが、これが完全な嘘(大失敗)であるというものです。つまり、クルチダルオール候補をはじめとする、「CHP幹部は完全に騙された」という説です。上でも紹介しましたが、一部の、かつ、ディープな情報を提供している多くの新聞記者・学者・解説者がこの点を指摘していますし、クルチダルオール候補もようやく、選挙の公平性・安全性確保で責任を持っている2018年選挙を含め、何年間も務めている副党首を解任し、今回の選挙で国会議員にも当選している、通信社ANKAと反政府系?報道機関の“影のオーナー”であると様々な筋から指摘されている人物とその一派に対する“何らかの対応”も指摘されています。上でも紹介したクルチダルオール候補の「投票()の不正防止対策は完璧である。煽られて暴動状態(クーデターの口実)が発生しないよう、家で待っているように」という発言には、全く根拠がなかったことは明らかであり、28日までに内部の粛清?、スパイの排除ができるかどうかは別として、「全ての投票箱(1つの投票所に複数の投票箱があることもあります)5人以上の監視員を配置する」とクルチダルオール党首は発言しています。この点についても大いに疑問で、既に配置されている人の中に、どれだけ共和同盟のスパイが含まれているのか、大いに疑問であることは、黒海、南東部、東部の特に人口希薄地帯を中心とする投票箱で、「クルチダルオール候補に対する票が1票もない投票箱」が数多く出ていることからも、かなりの確率で指摘できると言われています。投票箱には、先ず監視員が投票し、その後一般の人が投票しますが、クルチダルオール候補の票が1票もないということは、CHPをはじめとする国民同盟の監視員もクルチダルオール候補に投票しなかったことを意味します。不正なのか、正当なのかは不明ですが、「国民同盟のどこかの党の代表として監視に当たっている人はクルチダルオール候補を支持していなかったか、支持していたのであれば、それにもかかわらず投票結果に異議を唱えなかった」ということになります。なお、14日の開票が始まった直後に、ソイル内務大臣が「エルドーアン大統領の得票率は49.5%でわずかに50%を超えない。共和同盟の国会議員獲得数も320330議席になるだろう」と見てきたかのようなぴったりとした予測をしたことが、癒着メディアで報道されています。具体例を挙げればきりがありませんが、結果として、「真の国民同盟の監視員がいない投票箱が何百、何千、何万もあった」ということになります。これは今回が初めてではないということであり、2018年以前から、CHP内に相当な数のスパイが埋め込まれていることはほぼ確実と指摘されています。

 次に、「不正はあったが、おおむね正しい」という態度ですが、上でも指摘したようにこれが現在のCHPの公式態度です。その結果、「トルコ国民は完全に右翼化しており(宗教保守+民族主義の共和同盟と、民族主義のオーアン候補が過半数を占めた)、クルチダルオール候補ももう少し“強い候補” を強調すべし。政策も民族主義的要素(難民の即時排除)を強調すべし」という分析、対策が現れています。そして実際に、クルチダルオール候補の選挙宣伝はそういう方向に変わっています。これに対しては、賛否両論あります。「君子豹変す(マキャベリズム?、臨機応変)」ではあるのですが、前言撤回で信頼を失うのではないかという指摘もありますし、そもそも「選挙結果が正しい=国民の声を正しく反映している」という保証すらないことは上で紹介したとおりです。いつも紹介している解説者はショックを受けたようで、選挙後2回しか更新(アップ)せず、「次の更新はいつになるか分からない。どんな候補となっても、最後まで応援すると約束し、そうしてきたが、選挙結果(トルコ国民の右翼化)を見る限り、ヤヴァシュ大アンカラ市長か、少なくともイマムオール大イスタンブル市長にすべきであった。」との発言と共に去って?行きました。

 国民が求める政策を実施する約束をすることが重要であることは間違いありません。そして、何があってもエルドーアン大統領を支持し続けるというエルドーアン教徒は、今回の選挙結果ではトルコ国民の約36%を占めることが判明しました(正しいかどうかには疑問もあることは上で説明しました)。しかし、大統領選挙でも過半数(50.4)はエルドーアン大統領を支持しておらず、その母体であるAKPも約3分の1の支持しかありません。どの解説者の指摘か忘れましたが、「MHPの支持がなくなれば、簡単にひっくり返る」という状態になっています。更に「トルコ国民の声」についても、エルドーアン大統領はごく一部の反政府系メディアを除くすべてのメディアを支配し、自分に都合の良い情報や主張のみを国民に流し続けています。そのため、特にインターネットの使用がほとんどないいわゆる農村部や、都市部でも読み書きが十分できない層を中心に、エルドーアン大統領の「嘘の宣伝」を信じている人が圧倒的多数であり、これが本当に「トルコ国民の声」と言えるのかも疑問なしとしません。つまり、例え投票結果が100%正しかったと受け入れても、「高インフレ率とそれに伴う生活苦」、「マラシュ地震が大被害になったこと、直ぐに救済できなかったこと、今でも救済が進んでいないこと」などの失政の大部分の責任はエルドーアン大統領にあると考えられますが、これを本当に理解した上で、それでもあえてエルドーアン大統領に投票しているのかは大いに疑問です。そのため、現在の経済破綻状態は、誰が政権を執っても1年以内にすべてが良くなる可能性は無いと言われていますが、もしもクルチダルオール候補が勝っても、1年後には、“国民同盟の失政”として宣伝されることは容易に想像ができます(特に、“民主主義”を掲げているため、1年以内の短期間で、司法機関(裁判官・検察官)、諜報組織、警察や癒着メディアの大改革を実施することは非常に困難と思われます)。

 最後に、519日は、1919年の同日に、ムスタファ・ケマル(後のアタテュルク初代大統領、解任される前はオスマン帝国軍の大佐)がイスタンブルから極秘に脱出し、独立戦争を始めるために黒海沿岸都市であるサムスンに上陸した記念日です。423日が「国民主権と子供の日」であるためか、519日は「アタテュルク追悼及び青年・スポーツの日」となっています。そして、ムスタファ・ケマルは独立戦争(祖国防衛戦争)を戦い抜くにあたって、「希望が無い(絶望)という状況は、いつ何時も存在しない。希望を持たない(絶望している)人間がいるだけである」と指摘し、「いかに困難と思える状況でも、それを乗り越える意思を持って進み続ければ、必ず状況を改善できる」とトルコ国民を鼓舞し、導き、イギリス・ギリシャを中心とする占領軍を排除して、独立を達成(回復?)しました。その第1歩となった519日を、トルコ国民はトルコ全土で大いに祝っていました。当然ながら、参加した人の多くは、524日の大統領選挙の決選投票を意識していたと思われます。514日よりも前に、何度も「アンケートの弱点、と集会(参加人数)の弱点」については紹介しました。今回も同様ですが、少なくともトルコ国民の44%は514日にもクルチダルオール候補を支持してたのですから、このような行進が行われるのは当然です。そして、2019331日の統一地方選挙における“開票操作疑惑”と同様に、今回はエルドーアン大統領側から何らかの謀略があった可能性が極めて高いことが明らかになったので、たったの2週間とは言え、そのための対策をすることができるはずで(ここも、CHPやその他の国民同盟参加政党にどれだけスパイが入っているか不明ですので、保証はありませんが、、、、)、「528日には、少なくとも14日のような大規模な“選挙干渉、選挙妨害”は避けることができる」と推定されます。そのため、管理者も、現時点ではクルチダルオール候補が当選できる可能性を50%程度と見ています。別の言い方をすれば、「14(1回目の投票)以前のアンケート調査結果は大きくは外れていなかった。正しい投票結果を確保することができれば、クルチダルオール候補が勝つことも十分ある」と言うものです(“あの”メトロポル社ですら、5910日の調査で、未定を含む状態で、クルチダルオール候補46.0()、エルドーアン大統領44.0、オーアン候補2.6、未定等を分散した後では、クルチダルオール候補49.1()、エルドーアン大統領46.9、オーアン候補2.7となっていました)。

 

 

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 次は、トルコの「国家・国民酒(?)」のラクを紹介します。ギリシャやフランスなどにも、名前は違っても同じお酒があるそうですが、トルコが発祥の地と思われます。


















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Last updated  2023.05.22 11:40:48
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