私家版 さいたまの石仏
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☆いたやま☆
自転車とカメラが趣味です。 さいたま市とその周辺の地域の石仏を紹介します。
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ホームページ「私家版さいたまの石仏」はこちら 29P目、与野本町駅南西にある鈴谷大堂脇の庚申塔 明治44(1911)明治以降の青面金剛像塔はすこぶる珍しい。酒井さんは解説では新座の法台寺とここ鈴谷大堂の二か所のみとされているが、さいたま市内、中川にもう一例確認できる。 江戸時代とはちょっと趣の異なった青面金剛像庚申塔。剣とショケラを持つ青面金剛の顔は細長く体型もスマート。足元には二匹の邪鬼の頭。その下のダイヤモンド型の三猿は正面向き、 鈴谷大堂の南東の角、境内の外にブロック塀で囲んだ塚があってその上にスケッチの庚申塔が祀られていた。 庚申塔 明治44(1911)さいたま市内では最も新しい青面金剛像庚申塔かもしれない。 二段の台の上、荒彫の角柱型石塔の正面 日月雲 青面金剛立像 剣・ショケラ持ち六臂。面長の忿怒相でにらみを利かすがそれほど威圧感はない。六臂の持物は一般的なもの。腕の彫りは厚みがなく平板な印象を受ける。ショケラはかなり小さく足を折り曲げていた。 二匹の邪鬼の顔は今風でアニメチック。それを踏む青面金剛の足は細くスマート。その下にダイヤモンド型の大きな三猿。左の言わ猿と中央の聞か猿の顔は「人面」のようで不気味だ。 先に書いたもう一つの明治年間の庚申塔がこちら。第二産業道路、南中丸交差点の350mほど北の左側の塚の上に立つ唐破風笠付き角柱型庚申塔。(見沼区中川1127)造立年は明治13年(1880)である。酒井さんの上のスケッチは02年のものだが、2010年発行の「郷土の石佛」にはこの庚申塔はしっかりと記録されている。 二つの青面金剛像はよく似ている。こちらのほうがやや武骨な印象だが、その構図はほぼ同じ。足元の二匹の邪鬼の顔などはそっくりだ。三猿だけが異なっていて、こちらは両脇が内を向く形になっていた。
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