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カテゴリ:酒井 正 石仏画の世界
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14P目は与野本町駅南の住宅地の中にある鈴谷大堂(中央区鈴谷8-4)六地蔵から舟形光背型合掌地蔵。 与野本町駅西口から線路沿いに500mほど南に進む。信号交差点を右折するとその先に鈴谷大堂の入り口があった。石の階段を上った正面に阿弥陀堂。階段を登り切った左側に小堂が立っていた。 小堂の中 六地蔵菩薩立像 寛文7(1667)舟形光背を持つ六体のお地蔵様。大きさはほぼ同じだが、光背の形がそれぞれに微妙に異なっている。 左から2番目がスケッチのお地蔵様。赤い帽子をかぶっただけで酒井さんの絵とはだいぶ雰囲気が違ってくる。光背上部、頭の上あたりに斜めに断裂跡が残っていた。 合掌したお地蔵様、近づいてみるとおちょぼ口がかわいい。光背右脇、補修した跡のちょうど真下から「足立郡鈴谷村大堂 六地蔵」左脇に造立年月日が刻まれている。 残りの五体には銘が見当たらないと思ったら、右から2番目のお地蔵様の光背に銘が刻まれていた。風化のためか彫りは薄くなっていて、部分的に文字は見えるが銘として読み取ることはできない。 こうして見ると六体のお地蔵さまは目元、口元、足元の様子などがよく似通っていて、やはり同時に造立されたものと思われる。六地蔵で寛文期のものはあまり見たことがないような気がするがどうだろうか?いずれ調べてみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.06.12 21:13:12
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