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2021.04.13
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カテゴリ:自然科学
帰ってきた怪しい話 第0005話 「あなたの生活用水にどうぞ」

*政府が海洋放出を決めた東京電力福島第1原発の汚染処理水に関して、大阪府の吉村洋文知事が2021年4月13日、「政府からの要請があれば大阪湾での放出も真摯(しんし)に検討したい」と述べた。

 最初に指摘しておきたいのが、「福島原子力発電所の施設が面しているのは”太平洋”であり”外洋”」であるのに対して「大阪湾が属しているのは”瀬戸内海”という名称で知られる”内海”」という無視できない違いがあるコト。

 わかりやすく例えると「太平洋」が「大規模な露天風呂」とか「源泉かけ流し式の温泉風呂」とすれば、瀬戸内海は「水を張った洗面器」ということで、一枚ものの世界地図で、太平洋と瀬戸内海の大きさを比較してみれば、太平洋と瀬戸内海の表面積の違いだけであっても”確かにこれほど大きさの違う海を同列に考えるには無理があると言う人の方が多いと、私は思います ・・・ 吉村知事は”海”と名前に付いているから同じと考えているようですが。

 念のために書いておくと、瀬戸内海は西の端は豊後水道、東の端は紀伊水道と呼ばれる海域というか海流域で蓋をされている一種の底の浅いプールのような形状をしているだけに、「瀬戸内海の海水が入れ替わるのに四半世紀(かそれ)以上の時間が必要」とする説があります。

 これに対して、福島沖の太平洋の場合、日本海溝やマリアナ海溝といった深いところだと一万メートル級の窪みというか南北に長く続く溝が海底に生じていたりしますから、海を表面積でなく海水の体積で比較すると ・・・ やっぱ、吉村知事ってコロナ対策が忙しすぎたからか頭が(以下略)。

 というか、汚染処理水の問題でなぜかトリチュウム(だけ)が問題であるかのような印象操作がおこなわれている気がしないでもないのですが、半減期から考えても”ストロンチュウムやセシュウムの(推定)海洋投棄総量は”現段階でどのくらい”で、”最終的な投棄総量はどのくらいになる見込み”なのか?を抜きに”薄めて海洋投棄する”と言われてもねえ?

 私の頭では、太平洋に限定しても海水の総量で考えると、”汚染処理水を、3倍に薄めても、30倍に薄めたとしても、それって誤差と言うか気休め程度の差じゃね?”という気がしているのですが考えすぎの気のせいなのでしょうか?

 確かに、逆に3倍濃縮されている”めんつゆ”の類だと原液は濃くて飲めたものではなくても、水で3倍に薄めれば美味しくいただけますから、汚染処理水にしても3倍とかに薄めれば放射性物質の毒性などに劇的かつ顕著な変化が生じる可能性があるのかもしれません ・・・ 宇宙船「地球号」といった例え話があるように”閉鎖系の自律循環型自然環境下”が前提である以上、水で薄めても総量は変わらない気が、私は、しますが。

 まあ、それ以前に”瀬戸内海は別に大阪府だけの領海ではない”ということも前提としてある以上、「瀬戸内海に原発関連の汚染処理水を量や年などのリミットさえ明示しない(=最悪の場合、天井知らずの投棄量になりかねない)ままで、大阪府知事が何を好き勝手なことを公言しているのか?

 それとも、大阪府知事は、大阪府民の(最低でも)過半数以上の同意を既に得ていて、和歌山、徳島、兵庫、香川、岡山、広島、愛媛、山口、大分といった瀬戸内海に面している県の県知事に根回しを終えて同意も得た上での発言なのか?

 それこそ、道頓堀に流し込んで淀川水系から大阪湾へ汚染処理水を、海水が外洋より入れ替わりにくい内海へと注ぎ込みことに大阪府民が全員賛同しても、私は瀬戸内海賊の末裔の一人として明快に反対します ・・・ 瀬戸内海への放射性物質の定期的な放出は愛媛県の伊方原発関連だけで十分じゃね?そんなに大阪府知事が汚染処理水を瀬戸内海へ放出したいのなら、まず大阪城あたりに原子力発電所を建設して運用すればいいんじゃね?

 ま、それはそれとして、東京オリンピックに〇兆円単位の税金をじゃぶじゃぶと不明瞭に注ぎ込むよりも、その金を放射性物質を濾過する技術や素材開発などに注ぎ込まないのか??も謎で、既にあるものでなんとかではなく、新しく開発してなんどかと考えもしなくなった日本という国は、昔は技術立国だった国でいいのか?

 東北震災当時、連鎖して福島原子力発電所事故が発生し、あのまま炉心温度の上昇が止まらず臨界から爆発(=放射性物質の急速な広域拡散)まで状況が進んでいたら”首都圏を含む東日本の太平洋側に数世紀という単位で人が住めなくなる”という推定話は冗談でも絵空事でもなく、本当に”あの時”は首の皮一枚を残して助かっていただけだったという自覚を日本人はしっかりと持つべきですし、義務教育で教え込み、大学入試でも必ず出題する程度のことを国策として実施すべきだと、私は、思い続けています。

 実際、”あの時”、某・政治家は”ただちに自分の家族は海外へ逃がした”にも関わらず、公式のアナウンスの場では”ただちには危険というわけではない”といった主旨の発言を延々と繰り返していたというのは比較的知られている話ですが、後年、なぜ首都圏を含む関東圏に”避難勧告”を行わなかったのか?と聞かれて、”パニックを恐れた”という主旨の反論をしているのを耳にして”自分たちの家族は即座に海外にまでl避難させたのにというか、自分たち上級国民がスムーズに避難するために、下々の者達には(当然、行うべき)避難勧告も観測データなどの情報提供も意図的に行わず放置したってこと?

 忘れもしませんが、当時の福島原発からの放射性物質の拡散状況の(ほぼ)リアルタイムの観測データの類は、インターネット経由で外国の(例えば独逸の)政府関係機関などが公表していたもので、福島原発事故が発生するより前には”何重にも安全策を整備し、観測体制も完備している”と豪語していた日本国内の関係機関の多くはなぜか機能不全を起こしてデータ不明云々とやらかしていたというのは比較的知られた話だったかなと(なんか”当時”を思い出すと腹が立ってきた)。

 ま、処理した汚染処理水は海に放棄しても科学的に問題がない(だから放棄するのであって、金銭的な負担が限界に来ているからではないらしい)と、大阪府知事や某国会議員たちは豪語しているようですが、それほど言うなら”国会議事堂や議員会館などで使う水を100%汚染処理水とする”くらいのこをまずはやってみせて実証してみせるのが分かりやすい”安心安全”の証明ではないかと。

 もちろん、大阪府の関連施設で飲食用を含めて使う水を全て汚染処理水に切り替えた上で大阪湾へ処理水を放棄する予定だからこそ、吉村大阪府知事は瀬戸内海への福島原子力所関連の汚染処理水放棄を繰り返して主張し続けているのでしょ?たぶん。

 大丈夫で問題がないというのなら、他人に飲ませるより前に、自分の家族や親族に一定期間連続して摂取させて実証してみせることにもまた何の問題も無いってことでしょ? ・・・ それとも、後になって”ただちには問題はないという意味で云々・・・。”と言い出すところまで何時ものようにセットになっているとか?

 気になっていることの一つに、”風評被害”という言葉があり、”それって、風評被害ではなくて十二分に科学的な根拠のある疑念じゃね?”と思われる発言を、原発事故関連に限らず、風評被害だと反論することで封殺する(=そこで思考停止)状況を目にすることが増えてきている気がするのですが、少なくとも疑念の声に対して”それは根拠のない風評であり風評被害が生じる”と主張するのなら、根拠がないと判断した(私がそう思ったからそうだ、きっとそうに違いないといった情緒的な根拠ではなく)客観的かつ科学的根拠を明示することは必要じゃなかろうか?

 いろいろな分野で法的に(納税者に対して)公開することに問題がないような一次資料が合法的な理由が明示されないまま公開されなかったり、公開されてもほとんど黒塗りされていたりしていた事例が多すぎな上に、下級国民には強要される”説明責任”や”自己責任”とされる分野などで”ただし上級国民は除く”但し書きの類がテーブルや机の隅の方に小さく書いてある気がしないでもない。

 まあ、吉村知事の場合、記者会見のたびにコップに一杯くらいの量でも実際に飲んで見せることを数カ月程度続けて実証しつづけているだけでも「説得力が出て来る増してくる」気が、私は、してるんですが?

 では、また~。





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Last updated  2021.04.13 23:43:35
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