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![]() そして何といってもFW本田圭佑(24)のゆるぎないビッグマウスに乾杯! 「思ってたよりも、なぜか喜べないですね。『優勝』って、日本国民の前で公言して るんで。目標はまだはるか先にあるんで」 「大きなことを言ってないと弱い自分が大きくなってきてしまう」なども泣かせる。 この人が出てきたとき、その風貌と言動から、亀田兄弟や石井聡に似た関西独特の脂 っこいタイプと思っていたが、やはり同じような「己をよく知る実力者」の背景を知 らされた。 このたびは自分のキックポジッションをMF遠藤保仁(30)や、岡崎慎司に譲り、最 高のパフォーマンスを見せつけた。いよいよ頼もしい。 2点目をあげた遠藤のフリーキックのとき、守備固めするデンマークの選手たちの前 に揃った日本のサムライたちの何と小さくか弱かったことよ。 なぜか涙ぐましいものを禁じ得なかった。そうか、これが世界で戦う日本人の本当の すがたなのだなと感じいった次第。 我々戦後の世代がそう感じるのであるから、江戸末期や明治の日本人のはるかな想い はいかばかりであったろうか。まるでゴリラの群れに放たれたウサギのような心細さ ではなかったろうか。 彼らの異常な緊張と先走りをとがめることなど誰もできない。そして今その成功と挫 折に感謝するばかりだ。 ヨハネスブルクの旧黒人居住区から車で来て観戦していたセポ・デービットさん(30) は「小さな選手がひたむきに戦う姿をみて、日本を応援するようになった」と言う。 スポーツがかなえる理想的な友好の輪である。 日本のお家芸と呼ばれる、相撲や、柔道、マラソン、水泳などはすべて「柔よく剛を制 す」といった体のハンディを技や意志力で克服し、相手を倒すというスポーツである。 巌のように立ちはだかる外国人選手の守りを忍者のようにすり抜けて、絶妙にピンポ イントでストライクする小身のサムライたちよ。 日の丸の旗と「君が代」の国歌になんとも貧乏臭いノスタルジーをかきたてられ、大 和魂などにたまさか酔っ払ってしまうのも許されよう。許す! なにしろ南アフリカなのだから。人類の発祥の地に近い。 今度の相手はパラグアイだ。小生いささかパラグアイには思いいれがあるのだ。 こどもの頃の悪ガキがその南米のパラグアイに移民して、どうにかなっているらしい のだ。放浪癖のある奴であったが、そんなところへ飛ばされるとは思わなんだよ。 今はどこで生きているのやら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月25日 17時14分12秒
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