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無職の長男(64)が老齢福祉年金120万円を不正受給していたことが分かった。 今月12日に大田区の職員が長男の自宅を訪問した際、長男が「母は元妻のいる新潟 県にいる」と虚偽の説明をした。 だが、16日に区が確認したところ、その事実はなく、再度事情を聴くと「母親は9年 前に病死した」と明かしたという。 「長男は04年5月上旬に文京区大塚から大田区に転居しましたが、その際、白骨化 した母親を金づちで細かく砕いてリュックに入れて運んだ。アパートからはリュック に入った遺体が発見されました」(同職員) 警視庁蒲田署は年金詐取の詐欺容疑で捜査中。長男の立件も視野に入れている。 年金行政の闇……社保庁の組織ぐるみの横領、自治体の担当者レベルの着服、住民 基本台帳などの縦割りによるずさんな管理……官による不作為の犯罪がまず大きな背 景にあった。民による監視や追及も甘い。そこにつけいる年金の不正受給の増加だ。 おそらく75歳くらいの枠で徹底調査すれば、この国が官による恐ろしい組織犯罪と 民による謀反的な詐欺犯罪の攻防が行われて、それぞれ言い訳がましい論難に明け 暮れていることが分かるであろう。 60余年の一党政治支配と官僚癒着の構造がこの腐敗を生みだしてきたのであろう。 民主党の政権奪取はこの長年の堕落を検証すべきなのに、官公労の背景もあっていま やとんでもない隘路に入り込んでしまっている。ミイラ取りがミイラになっている。 「齢不惑を超えた高名な多くの人々の間に、失敗や脱線や狂気のさたや卑劣な行為を 見るにつけ、ぼくは思う。向こう見ずや気の早さはあるが、青春というものはやはり まじめな聡明なものだ。方向を失って軽薄なものになってしまうのは、かえって人生 の後半においてだ」(サント・ブーウ『わが毒)』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月21日 19時01分10秒
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