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民主党の仙谷由人政調会長代行は16日、名古屋市内で講演し、原発再稼働問題 に関して「止めた場合、経済と生活がどうなるかを考えておかなければ、日本が ある意味で集団自殺をするようなことになってしまうのではないか」と発言した。 仙谷氏は党の原発再稼働問題検討の中枢メンバー。政府の「再稼働路線」を後押 ししてきた立場から、再稼働の必要性を強調する狙いとみられるが、経済や生活 への影響を「自殺」に例えたことは波紋を呼びそうだ。 これに関連し、藤村修官房長官は16日の記者会見で「前後関係が分からないが その言葉だけを取れば、あまり良い言葉ではない」と述べた。 仙谷氏は「集団自殺」発言の前段で「『原子力の専門家への信頼が回復するまで 稼働を止める、あるいは止めた原発を一切動かさないことをせよ』という話なら その結論に向けてどうするのか」と、再稼働を認めない立場に疑問を呈した。 さらに「日本は電力なしに生活できなくなっていることは明らかだ。一瞬でも切 れると電信電話回線が切れる。電気によってデータ管理がされ、高度化した日本 社会の中で安定した質の良い電力が供給されることが当たり前の社会をつくって しまった現実の中で、どう考えるのか」と述べた。 (東京新聞4月17日) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月18日 06時35分47秒
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