カテゴリ:政治
民主党の東祥三衆院議員や森ゆう子参院議員ら約140人が23日、小沢元代表を 強制起訴した「検察審査会」(検察審)の実態を調査するために秘密会を国会で 開くよう求める文書を衆参両院議長に手渡した。 文書では、検察審の議決について「強大な行政権の行使について誰も責任を負わ ない」と指摘。「非公開の検察審を調査するには、秘密会の開催以外に方法がな い」としている。 「小沢裁判の検察審をめぐっては、疑惑が次々と明らかになりました。2回の議決 に関わった審査員が全て入れ替わったにも関わらず、そろって平均年齢が「34・55 歳」だったし、検察が2度も不起訴にした事件を短期間でどう解釈し、なぜ、起訴 と判断したのか……という経過も全く分からない。メディアが検察審について裁判所 に質問しても『非公開』の一点張りで門前払いです。どこが監督官庁で、どこに責任 の所在があるかも分かりません。こうした制度の欠陥を早く是正しないと、検察審は 冤罪の増産組織になってしまいます。完全非公開の検察審の実態を明らかにするため には守秘義務が厳守される秘密会で調査するしかありません」(司法ジャーナリスト) 「小沢裁判」では東京地検特捜部が、法律の素人である検察審を利用して、まんまと 小沢一郎を強制起訴させた疑いがあるから尚更である。 検察が審査員向けに作成した「捜査報告書」の中に「小沢=ワル」を執拗に印象づけ る記述があるのだ。 「審査員向けの捜査報告書を書いたのは、当時の地検特捜部副部長で、小沢氏の秘書ら が起訴された『陸山会事件』で公判を担当した斎藤隆博検事です。斎藤検事の報告書 には、元秘書との共謀を否定する小沢の供述を『不自然』『不合理』と強調する箇所が 複数あり、『小沢供述は虚偽』とまで言い切っている。ほかにも『水谷建設の川村(元 社長)は石川に5000万円を渡している事実がある』『小沢事務所が胆沢ダムの2工 事に関して水谷建設から合計1億円を受領』というくだりもあります。これらはすべて 何も証拠がない検察の妄想でした。しかし、こんな内容の報告書なら、一読した審査員 が『起訴して裁判で真実を明らかにしろ』『小沢はウソをついている』と考えるのが当然 です。検察審の起訴議決は誘導された可能性が限りなく高いのです」(民主党関係者) (日刊ゲンダイ4月25日) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年05月01日 16時05分55秒
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