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詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

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イマージュ

2015年07月25日
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カテゴリ:イマージュ
※メビウスリング詩人会勉強会より
2015年5月(テーマ【画像とのコラボ詩】)における
投稿作品2篇と、(勉強会外の)AVENUE依頼の画像。



                     詩(1-9;22-26行目):森朱鞠さん
                     ツイッター:森朱鞠 @goldeneyelulu

                     詩(10-21行目):僻猫さん
                     ツイッター:僻猫 @hamzah3301

                     加工写真:とよよんさん
                     ツイッター:とよよん @to_yo_yo_n









ここはかつては地獄へのエスカレーターでした 
今は枯れた骨の白い遺構で誰もいません
天国と地獄は在るでしょうか 
在るならばそれはどこにあるでしょうか
心の中に階層が在り 
遠巻きに無が取り囲んでいます


あなたは空(そら)が好きですね
それは大いなる慰めです
地球は空(そら)で繋がれています


          IG150711-5 to_yo_yo_n.jpg

           かつては上階へ水を送るのに
           一本一本わざわざ柱へ
           蔓を這わしたものだ。
           今でこそパイプを用いているが

           面影は無い「太陽にてらされていた
           葉の上には雫を使って遊ぶ
           子供らの姿をみかけたものだ、
           かつての、緑色をしたつる草の
           葉のうえには」赤や黄色の服装をした
           ひらひらしたちっこいやつらが
           歌っていた/上階で大人達がなにを
           していたのか彼らは知らずにいた。




               空(そら)は私たちを抱きしめて語りません

                     そう、きっとあなたの吐息を飲み込むために
                     雨傘を差してあなたは歩いています

                     いつの日も雨は止みあなたは傘を閉じて
                     空(そら)を見上げるでしょう


                        『sky potential』
















最終更新日  2015年07月25日 09時34分19秒
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カテゴリ:イマージュ
                       ※メビウスリング詩人会勉強会より
                       2015年5月(テーマ【画像とのコラボ詩】)における
                            お題画像の1枚と、そのコラボ詩である投稿作品1篇。





詩&加工写真:とよよんさん
ツイッター:とよよん @to_yo_yo_n








                      「蛙と石のセスティーナ」


IG150629-4 to_yo_yo_n.jpg


  輪郭がにじむ雨上がりの蛙
  石をひとつ持ち
  早朝に旅立つ
  かたつむりのロデオ
  ぬるぬる輝く軌跡を這う
  だんだん眠くなるうずまき

  前に前にうずまき
  きりりとした眉の蛙
  かたつむりはぬかるみを這う
  手綱を持ち
  激しくロデオ
  昨日は巣穴に残し旅立つ

  明日は見えずとも旅立つ
  展覧会のうずまき
  静まったロデオ
  言葉を呑み込んだ蛙
  悲しみの面持ち
  諦めの淵を這う

  終わりに立ち上がる虹を這う
  夢の中へ旅立つ
  くすぐったい気持ち
  指先をくるくるうずまき
  頬がリンゴの蛙
  荒れ狂うロデオ

  のんびりロデオ
  明日の縁を這う
  お弁当を持ち蛙
  はやらせ旅立つ
  勝ち気うずまき
  生きてる心持ち

  雨上がり晴れ保ち
  空清しくロデオ
  昨日から残っているうずまき
  予習を復習して這う
  青い旗掲げ旅立つ
  残った晩の蛙


  蛙はさりげなく手に石を持ち
  あからさまにロデオで旅立つ
  うずまきを延長してどこまでも這う
















最終更新日  2015年07月25日 09時05分20秒
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カテゴリ:イマージュ
※メビウスリング詩人会勉強会より
2015年5月(テーマ【画像とのコラボ詩】)における
お題画像の1枚と、(それにコラボした)投稿詩1篇。



                    イラスト:黒沙鐶ミイカさん
                    ツイッター:黒沙鐶ミイカ @diida8

                    詩(画像下):とよよんさん
                    ツイッター:とよよん @to_yo_yo_n

                     ※連詩された田中宏輔さんの詩(画像上)は
                       『陽の埋葬』からの転載。








月の夜だった。
わたしは耳をひろった。

月の光を纏った
ひと揃いの美しい耳だった。

月の渚、
しきり波うち寄せる波打ち際。

どこかに耳のない天使がいないか、
わたしはさがし歩いた。



田中宏輔『陽の埋葬』より




      TWN150629-8 65 diida8.jpg


                     海を懐かしむ天使の耳は
                     海辺に咲く花のようです
                     海のおもてにも咲きます

                     海辺に座って見ていると
                     海からここまで花畑です

                     摘んでスカートに掬って
                     暗い月に灯を点して
                     愛しいあなたと
                     ひとつずつ落としながら
                     家路を辿って行くのです



















最終更新日  2015年07月25日 09時03分56秒
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2015年07月08日
カテゴリ:イマージュ
※メビウスリング詩人会勉強会より
2015年5月(テーマ【画像とのコラボ詩】)における
お題画像の1枚と、そのコラボ詩である投稿作品2篇
からなる組詩。



                   写真素材:にゃむさん
                   ツイッター:にゃむ @u_nyam_

                   詩『はらっぱーな床屋さん』:しぇりーいすちゃん
                   ツイッター:しぇりーいすちゃん @izchan1

                   詩「綿毛(わたげ)。」&写真加工:とよよんさん
                   ツイッター:とよよん @to_yo_yo_n
                    ※田中宏輔さんの「順列 並べ替え詩 3×2×1」手法










       トコヤ
『はらっぱーな床屋さん』




ぽっこ ぽっこと
 ひなたきて
いろいろ ふ~わと
 お!ひっこし

     「ワタボウシサン、ゴチュウモンハ?」
     「かぜさんの すきなやつ」


こっこ こっこと
 ひなたきて
きょろきょろ ふ~わと
 お!ふみきり

     「ヒヨコサン、オコノミハ?」
     「おひさんの すきなやつ」


もっこ もっこと
 ひなたきて
そろそろ ふ~わと
 え?ちゅうしゃ?

     「ドウイタシマショウ、ケムシサン?」
     「…いたくないやつにしてね」



IG150624-3 70 u_nyam_.jpg



              「綿毛(わたげ)。」



              たんぽぽの綿毛は冒険する。
              綿毛の冒険はたんぽぽする。
              冒険のたんぽぽは綿毛する。
              たんぽぽの冒険は綿毛する。
              綿毛のたんぽぽは冒険する。
              冒険の綿毛はたんぽぽする。

              ポンタの綿毛を送検する。
              綿毛の送検をポンタする。
              送検のポンタを綿毛する。
              ポンタの送検を綿毛する。
              綿毛のポンタを送検する。
              送検の綿毛をポンタする。

              ルンバが綿毛に貢献する。
              綿毛が貢献にルンバする。
              貢献がルンバに綿毛する。
              ルンバが貢献に綿毛する。
              綿毛がルンバに貢献する。
              貢献が綿毛にルンバする。

              サンバが綿毛を封建する。
              綿毛が封建をサンバする。
              封建がサンバを綿毛する。
              サンバが封建を綿毛する。
              綿毛がサンバを封建する。
              封建が綿毛をサンバする。

              サルサで綿毛飛び、老犬鳴く。
              綿毛で老犬飛び、サルサ鳴く。
              老犬でサルサ飛び、綿毛鳴く。
              サルサで老犬飛び、綿毛鳴く。
              綿毛でサルサ飛び、老犬鳴く。
              老犬で綿毛飛び、サルサ鳴く。

              ルンバする、サンバする、サルサなく、
              冒険するポンタの綿毛。















最終更新日  2015年07月08日 16時30分41秒
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2015年05月27日
カテゴリ:イマージュ
詩1:僻猫さん
ツイッター:僻猫 @hamzah3301
詩2:とよよんさん
ツイッター:とよよん @to_yo_yo_n
詩3:しぇりーいすちゃん
ツイッター:しぇりーいすちゃん @izchan1

イラスト:黒沙鐶ミイカさん
ツイッター:黒沙鐶ミイカ @diida8さん








                   香りは前髪かかる視線より鼻筋を通い

 
                  花々の仄暗い情感を余所に背広を抜ける
 
                頬の丸みに良く似た花弁は首筋に触れるのを
 
                 ためらっている、耳先から零れ落ちる息の
 
                    もつれは厚い唇を震わせる風となり
 
                  あなたに傍に居て欲しいと伝えてくれる


       IG150525-2 55 diida8.png

                        あなたが傍に居る事を望んでいる


       約束を花弁になぞって
        指の先に絡めている

 
       風が寄越した吐息にそって
        香りの紅(べに)をさしている

 
       さんざめく屋敷を離れて
        鴇色(ときいろ)に心染めている

 
       望みを肌に写し取って
        濃い匂いを閉じ込めている

 
        彼方(あなた)のあなたよ



       いまマグノリアが白く芳香しているよ。つやのよい緑の肉をエアロビックに
      繁み合わせ、気迫の澱をスプレーしたような錆色の裏打ち。そこに精神の排泄
      をみて、裸心のエロスに僕はふるえる。


       この陶酔の園路が切り開された先には、アメリアの精神が僕の人生に自由の
      翼を広げるだろうという幸せの予感が待ち受けている。時代の喪失は、僕の背
      広と革靴を旧びたものにするかもしれないけれど、アメリア、君というマグノ
      リア・ブロッサムの鴇色のほほ笑みを僕の傍に見出すとき、僕はいつでも裸心
      のエロスにふるえることができる。

       だが北部出身で苦学しようやくに職を得た僕に、この館は厳然たる南部の文
      化を突き付けてきた。君の大伯母さまたちに、彼グラント将軍夫妻が東洋の国
      ジャパンで自ら植樹したのがオレゴン原産ローソン・ヒノキと南部原産ホソバ
      マグノリアだった話をしても、「サザン・マグノリアの美しさは格別ですもの
      ね、博識さん。」南北戦争から一世紀経つ今も、「さんざめく屋敷」と君が呼
      ぶ大家族は僕に南部的“由緒”というものを問いただす。

       アメリア、君は、マグノリア香るよく手入れされたこの庭をも越えて、僕と
      いう人生の冒険に一から飛び込んでくれるだろうか。君は僕のこんな不安を笑
      うかもしれない、スティール・マグノリアの強靭な艶やかさで。あのマーク・
      トウェインの名言を引き合いに出して。


       僕はアップルパイが好きだけれど、君の作るペカンパイを愛している。園路
      の先に、噴水の前に。巻き毛の美しい君が立つ。初めて君を見つけた、あの日
      のように。一歩ずつ、一歩ずつ・・。














※メビウスリング詩人会2015年5月勉強会投稿作品より






最終更新日  2015年05月27日 08時12分31秒
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2015年05月26日
カテゴリ:イマージュ
                       詩1:とよよんさん
                       ツイッター:とよよん @to_yo_yo_n
                       詩2:僻猫さん
                       ツイッター:僻猫 @hamzah3301
                       詩3:しぇりーいすちゃん
                       ツイッター:しぇりーいすちゃん @izchan1

                       フォト:3.0%さん
                       ツイッター:3.0% @onehurmansさん








通り抜けていくとだんだん
小さくなると思う
鮮やかなイメージ

幼い頃見たアニメはどうしてこうも
本当なのだろうか
まるで経験したことのように本当だ
私はトンネルの中を走り抜けていく


IG150522-1 onehurmans.jpg


あの柱の影に何か見えた気がした「そういえば
下の石ころはさっきまであんなに在ったろうか
「階段の向こうから誰か「坂の上の光は何だろう、
僕の行く先は何処だろう「さぁ、まさに此の行く
さ消え去る影の足音の鮮やかな明らかな木霊から、
雨ふる事も無く打ち止み、来るのは誰だったろう。




                   そらのそらぞらし
                    そらはそらぞらし
                       のばせば ゆびひとつ
                       はわせば ことばひとつ
 
                         とおい陸地(おか)の 遠めがね
                         どこまで摘んでも ゆめ生える
 
                        まつり笛の音のようと
                          はる草の色いう

                                 おらのそらぞらし
                                  おらはそらぞらし

                           のぞめば ゆびひとつ
                           はこべば ことばひとつ
 
                             茲(ここ)よりは
 
                            まつり空の音のようと
                              はる草の色いう


                        そらのそらぞらし
                         そらはそらぞらし
                             おらのそらぞらし
                              おらはそらぞらし














※メビウスリング詩人会2015年5月勉強会投稿作品より






最終更新日  2015年05月26日 09時19分52秒
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