イマージュ 6 sky potential (詩1:森朱鞠さん 詩2:僻猫さん 加工写真:とよよんさん)
※メビウスリング詩人会勉強会より2015年5月(テーマ【画像とのコラボ詩】)における投稿作品2篇と、(勉強会外の)AVENUE依頼の画像。 詩(1-9;22-26行目):森朱鞠さん ツイッター:森朱鞠 @goldeneyelulu 詩(10-21行目):僻猫さん ツイッター:僻猫 @hamzah3301 加工写真:とよよんさん ツイッター:とよよん @to_yo_yo_nここはかつては地獄へのエスカレーターでした 今は枯れた骨の白い遺構で誰もいません天国と地獄は在るでしょうか 在るならばそれはどこにあるでしょうか心の中に階層が在り 遠巻きに無が取り囲んでいますあなたは空(そら)が好きですねそれは大いなる慰めです地球は空(そら)で繋がれています かつては上階へ水を送るのに 一本一本わざわざ柱へ 蔓を這わしたものだ。 今でこそパイプを用いているが 面影は無い「太陽にてらされていた 葉の上には雫を使って遊ぶ 子供らの姿をみかけたものだ、 かつての、緑色をしたつる草の 葉のうえには」赤や黄色の服装をした ひらひらしたちっこいやつらが 歌っていた/上階で大人達がなにを していたのか彼らは知らずにいた。 空(そら)は私たちを抱きしめて語りません そう、きっとあなたの吐息を飲み込むために 雨傘を差してあなたは歩いています いつの日も雨は止みあなたは傘を閉じて 空(そら)を見上げるでしょう 『sky potential』