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カテゴリ:邦画-さ行
大阪釜ヶ崎にある「こどもの里」を映し出すドキュメンタリー。
しんどい境遇なんだけれど、結構みんな明るい。大阪人に“人見知り”はいないのと違うんだろうか、なんて思ってしまいますね。 とは言え、客観的状況はやはり厳しいのである。そんな子供や親たちの拠り所である「こどもの里」。時に、文字どおり家庭に入り込んで世話を焼くスタッフ達。この距離感に、ちょっと驚く。 里子として「こどもの里」で暮らす女の子。高校卒業を控え、就職も決まる。「こどもの里」を出てゆく日も近くなってくる。施設長の“デメキン”は、女の子に彼女名義の通帳を渡す。女の子は、ギャンブル依存症の母親に、その通帳からお金をあげてしまうのである。自分を養育せず(出来ず)、里子に出した母親に、それでもお金を渡してしまうのである。デメキンは、女の子を諭し、再び通帳を預かる。 何とも、切ない場面である。こんな優しい心を持った彼女が、明るく暮らしてゆけるような世の中でありたいものである。 それにしても、この施設は、どのようにして経営が成り立っているのだろうか、とちょっと不思議に思いましたが、何といっても、こんな素敵な施設があるということに驚いた映画でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 20, 2017 09:49:06 PM
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