済州の自然生態体験のスペース、ノロ生態観察園とコチンオルム
ノロ鹿は、済州を代表する動物です。済州大学のシンボルと済州を本拠地とするサッカーチームの済州UTDのシンボルマークも鹿です。ここは、済州のノロ鹿を直接目の前で見て餌を与えることができるノル鹿生態観察園です。済州4.3平和センターを通り過ぎてチョルムル自然休養林に行く手前にあります。駐車場がかなり広く、ノロ鹿について色々な知識を学ぶことができる展示や展示館の中でいくつかの体験をプログラムも用意されています。特に子供たちにお勧めします。大人たちは観察園や、すぐそばにあるコチンオルムに登るのも良いかと思います。 観察園の入り口のすぐ左手にノロ鹿展示館と生態館があります。生態館では、ファミリー向けの多様なプログラムが用意されており、人気を集めています。子供たちが直接自分の手で木を加工してノロ鹿を作るプログラムが一番人気が高いみたいです。 うわ〜 うまく作っていますね〜木で作ったノロ鹿の模型なのですが、プログラム費用は1個あたり3000ウォンです。 鹿はシベリア種とヨーロッパ種があり、済州ノロ鹿はシベリア種に分類されるが遺伝的·外形的な特徴から、学名は別々に定められているそうです。まず、済州ノロ鹿は、ヨーロッパやシベリア種に比べると小さいです。特に鼻の彩色が異なる点が他の種類と区別する最大の特徴だそうです。 ここには現在、約100匹の鹿が生息していますが、このうち70匹は観察園の敷地内ある、コチンオルムに住んでいるそうです。人の管理から離れているため、野生の鹿ということになりますね。70匹もいればすぐに見ることができそうですが、鹿は夜行性動物であるため、なかなか見つけられません。それに、野生の鹿は見つかるとすぐに逃げてしまうので、見えたと思っても、たちまち姿を消してしまいます。残りの30頭が観察園の中で、人間の手によって飼育されています。餌を直接与えることができ、触る事もできます。小柄なので、誤解することがありますが、ほとんど成長した大人の鹿たちだそうです。 鹿は一時、個体数の減少により絶滅寸前まで追い込まれましたが、済州島で保護種に指定し徹底的な管理の元、徐々に個体数が増えてきました。しかし、思ったより早く増え、適切な個体数である3000頭を超えてしまいました。鹿の天敵である野生の犬やキツネ、オオヤマネコ、オオカミのような動物が済州にはいかったからです。 現在は約2万匹ほど生息しているそうですが、数があまりにも多くなってしまい、農作物などに被害が出始めました。済州島は対策として鹿を"保護種"から "有害野生動物"に指定するまでに至ります。そして現在ノロ鹿は2016年6月まで取得·射殺が許可されています。ただし、それが可能なのは、許可された地域の人々だけです。 鹿生態観察園をぐるっと見学していると、コチンオルムにつながります。道が整備されており、簡単に登ることができます。森の観察ロードに沿って歩いて行くと、二手に分かれる道が見えてきます。山頂に登るのであれば、一周ほどぐるっとまわれば上に登る道があるので、一周するつもりで行ってみて下さい。観察ロードは、 2.3キロメートルです。コチンオルムは歩道以外の道は険しく鹿を発見するは難しいかと思います。しかし、雪が降る冬に登ると、見ることができるそうです。ノロ鹿生態観察園からもう少し行けばチョルムル自然休養林があります。コチンオルムとハンラ山生態の森は直接繋がっています。その道を木分からないヒノキ林道と呼ばれています。ヒノキが非常に豊かに茂っているそうです。ヒノキ林道途中には、チョルムル自然休養林の長生の森の道ともつながっています。さらに行くとサニョリ林道にも行く事ができるそうです。トレッキングにぴったりですね。済州市が運営する公営観光地なので、入場料は1000ウォン、青少年は600ウォンです。木でノロ鹿を作るプログラム体験費は1個あたり3000ウォン。鹿の餌付けは1000ウォンです。3月から10月までは午前7時から午後6時までの開園で、冬季の11月から2月までは午前8時から午後5時までの開園となります。工芸体験は、期間に関係なく、午前9時から午後5時まで参加することができます。 済州観光情報ホームページ:http://www.jejutour.go.kr/http://www.ijto.or.kr/http://www.facebook.com/jejutrhttp://www.twitter.com/jejutrhttp://page.renren.com/601545285?checked=true