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JEWEL

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進撃の巨人 二次創作小説:腐向け短編(エルヴィン×リヴァイ)

December 22, 2019
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※BGMと共にお楽しみください。

「進撃の巨人」の二次創作小説です。

作者様・出版者様とは関係ありません。

二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。


「じゃぁな。」

そう言って、母の再婚相手は、まだ幼いリヴァイと、腹違いの弟であるリヴァイを苦界に置き去りにした。

リヴァイの母・クシェルは昔この苦界・吉原の花魁だったが、愛する男と結ばれてその男の故郷である漁村で仲睦まじく暮らしていた。
しかし、流行り病に二人共罹り、あっという間父は幼いリヴァイを残して死んでしまった。
母の高額な医療費を支払う為、リヴァイは自分を疎んじていた継父に売られた。
「兄ちゃん、寒いよ・・」
「エレン、俺がついているから大丈夫だ。」
綻びた着物を着た幼い弟・エレンの手を握り締め、リヴァイは彼と二人で生きてゆくと誓った。
「絶対に、ここから一緒に出ような。」
「うん!」
吉原の大門をくぐったエレンとリヴァイは、やがて美しく咲く花魁へと成長した。
「おい、あれが・・」
「片翼楼の牡丹と撫子じゃねぇか。」
「美しいなぁ・・」
華やかに着飾った二人の姿を、遠くから金髪碧眼の男がじっと見ていた。
「どうしたのかね、スミス君?」
「いえ・・」
「君はこんな場所に来るのは初めてだったね。ここで一番の店へとわしが案内しよう。」
金髪碧眼の男―エルヴィン・スミスが吉原へと入ったのは、この夜が初めてだった。
大都会の高層ビルに隠れるように現れた、江戸の栄華の名残を感じさせるような吉原の町並みに、エルヴィンはひたすら見惚れていた。
その時、紅殻格子の向こうに居る青が混じった灰色の瞳をした陰間と目が合った。
「あら旦那、いらっしゃいませ。」
「女将、この子を抱きたいのだが、いいか?」
「旦那、どうぞ片翼楼へ。」
 エルヴィンが片翼楼へ上がると、そこはまるで夢の世界そのものだった。
「片翼楼へようこそ、旦那様。」
エルヴィンが座敷に入ると、そこには茶色がかった黒髪と金の瞳をした陰間と、黒髪に青が混じった灰色の瞳をした陰間が屏風の前に座っていた。
「この子たちは、腹違いといっても兄弟なんですよ。茶色の髪が牡丹で、黒髪の子が撫子です。二人共、旦那にご挨拶おし。」
「牡丹でございます、旦那様。」
「撫子でございます。」
「撫子、君を抱きたいのだが、いいかい?」
「はい。」
 賑やかな座敷を出て、撫子―リヴァイはエルヴィンを迎える為に自分の部屋へと向かった。
「兄さん、今夜の客は大丈夫そうだな。」
「ああ。」
エルヴィンがリヴァイの部屋を訪れると、既に彼は褥の中で待っていた。
「君は、とても綺麗な肌をしているね・・」
エルヴィンが襦袢の中をまさぐり、己の肌を触るたびに、リヴァイの奥底に眠る情欲の炎が徐々に燃え上がっていった。
「何だ、肌を触れられただけでもう感じてしまったのかい?」
「違・・」
「もう我慢できない。少し乱暴にしてしまうが、許してくれ。」
エルヴィンはそう言うとリヴァイの襦袢の裾を捲り上げ局部を露わにすると、その奥へと己のモノを宛がった。
「あぁ~!」
大人の腕程もあろうかという大きなモノで奥まで貫かれ、リヴァイは悲鳴を上げて思わず気絶してしまった。
「撫子・・本当の名を教えておくれ。」
「リヴァイ・・リヴァイだ・・」
「愛しいリヴァイ、どうかわたしのものになってくれ。」
エルヴィンはリヴァイを一晩中抱き締めながら、彼の華奢な身体を激しく貪った。
「また来るよ、リヴァイ。」
翌朝、エルヴィンはまだ眠っているリヴァイの耳元でそう囁くと、吉原を後にした。
その日から、彼は毎晩片翼楼を訪れ、リヴァイを抱いた。
「あぁ、熱い!熱くて死にそう!」
「わたしも、お前の中が熱くて死にそうだ!」

エルヴィンは、次第にリヴァイの身体に溺れていった。

「兄さん、大丈夫?毎晩あの人に責め立てられて、寝てないでしょう?」
「エレン、何でそんな事わかるんだ?」
「そりゃぁ、毎晩あんな声出されちゃぁねぇ。あの旦那、随分と撫子に夢中じゃないか?どうやらあんたの年季明けがエレンより先のようだね。」
女将はそう言うと、下卑た笑みを浮かべながらリヴァイを見た。
「ご馳走様。」
「おいエレン、少ししか食べてないじゃねぇか。」
「うん、最近食欲なくて・・」
リヴァイがエレンの方を見ると、彼の顔は病的なまでに蒼褪めていた。
エレンが倒れたのは、その日の夕方の事だった。
「エレン、しっかりしろ!」
医者から、エレンの病は手の施しようがないほど悪化していると聞き、リヴァイはもっと早くエレンの病に気づいてやればよかったと後悔していた。
消毒薬の臭いに満ちた病室のベッドに横たわったエレンの手をリヴァイが握ると、彼は苦しそうに呻きながら、金色の瞳を開けた。
「兄さん、エルヴィンさんと幸せになってくれ・・」
「エレン、エレン!?」

エレンを見送ってから数年後、リヴァイは漸く数時間後に年季明けを迎える。

漸く自由の身になるというのに、リヴァイは降りしきる雨を見ながら憂いを帯びた表情を浮かべていた。
本来なら、隣に茶色の髪をした弟が立っている筈だったのに。
その彼との約束を果たせぬまま、リヴァイはただ静かに涙を流していた。

「リヴァイ。」

リヴァイが俯いていた顔を上げると、エルヴィンが蒼い瞳を輝かせながら自分を見つめていた。

「迎えに来たよ。」

“さようなら、兄さん。”

雨音に混じって、人生の門出を祝福するかのような弟の声を聞いたような気がした。

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最終更新日  December 22, 2019 07:45:35 PM
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-助けてぇ!

誰かの悲鳴が聞こえたかと思うと、そいつは誰かに背中を切り裂かれ、食われて息絶えた。

やけに身体が軽く感じ、頬を嬲る熱風さえも冷たく感じられる。

だが、身体の奥底が熱い。

 熱くて堪らない―

「おいリヴァイ、いつまで寝てるつもりだ?早く起きねぇと遅刻するぞ!」

一階から自分に向かってそう吼える伯父に舌打ちしながら、リヴァイ=アッカーマンはベッドから起き上がった。
ベッドの傍にかかっている壁に掛けられたハンガーから制服を外すと、素早く彼はそれに着替えて家族が待つ居間へと向かった。
「兄さん、遅かったね。」
「ああ。ちょっと変な夢を見ちまってな。」
「さっさと飯食ってクソしろ、剣道部の朝練に間に合わねぇぞ。」
「わかってるよ。」
居間で伯父のケニーと、妹のミカサと共にテレビを観ながら朝食を食べていると、丁度ニュースでは猟奇殺人事件の事が取り上げられていた。
「ひでぇ事件だよな、人間の肉を喰らうなんてよ。犯人が早く捕まって欲しいもんだな。」
「食事中に気色悪いものを見せるな、クソが。」
リヴァイはそう言うと、テレビのリモコンを取ってそれを消した。
「気をつけろよ。」
「ああ。」

自宅を出たリヴァイは、そのまま自分が通う高校へと向かった。

自宅から片道15分ほどある距離に、リヴァイとミカサが通うマリア高校があった。
その高校には、一般コースとスポーツ・芸術推薦コースの三つのコースがあり、リヴァイは剣道、ミカサは薙刀でスポーツ推薦枠として入学した。
スポーツ推薦枠で入学したといっても、リヴァイとミカサの成績は常に各学年でトップクラスだった。
「リヴァイ先輩、おはようございます!」
「おはようございます!」
リヴァイが剣道部の朝練が行われている武道場へと入ると、先に登校していた後輩部員達が一斉に駆け寄ってきた。
「てめぇら、落ち着け。そんなに騒いだら埃が舞う。」
「すいません。リヴァイ先輩、今日新しい顧問の先生が来るって本当ですか?」
「ああ、そうらしいな。」
剣道部の顧問を以前勤めていた教師は、不幸な事故に遭い、一ヶ月前にこの学校から去った。
「一体どんな奴なんでしょうね?」
「さぁな。てめぇら、道場の掃除は終わったのか?」
「はい。」
「その割には隅の方に汚れが溜まっているのは俺の錯覚か、エレンよ?」
「す、すいません、すぐにやり直します!」
入部したばかりの一年部員・エレン=イェーガーはそう言うと、慌てて雑巾で道場の四隅に溜まっている埃を拭き始めた。
「馬鹿野郎、埃は上からハタキで落とし、下に溜まった埃を塵取りで集めろと言っただろうが!」
「すいません、ぐふぅ!」
エレンがリヴァイの女子力が高い蹴りを喰らっていた時、道場の入り口にスーツ姿の男が立っている事に気づいた。
服の上からでも見てわかるような屈強な筋肉に包まれた長身と、まるでハリウッドスターのような精悍で整った美貌を持った金髪碧眼の男は、美しいバリトンの声で道場を見渡すと、こう言った。
「失礼、ここがマリア高校剣道部かい?わたしは、本日から剣道部顧問となったエルヴィン=スミスだ。部長は何処に?」
「俺が部長のリヴァイ=アッカーマンだ。」
「リヴァイ・・」

リヴァイと男の目が合った瞬間、脳裏にある光景が浮かんだ。

何処かの外国の家の屋根の上で、奇妙な格好をした自分が誰かを見送っている光景だった。

「初めまして、リヴァイ。これからよろしく頼むよ。」
「よろしく・・先生。」

エルヴィンが剣道部顧問となってから、リヴァイは毎晩恐ろしい悪夢に魘される様になった。
それは夢とは言うにはやけにリアルなものだった。
その所為で慢性的な睡眠不足となったリヴァイは、ある日授業中に倒れてしまった。
目を覚ますと、そこは保健室のベッドの上だった。
暫くベッドの上で目を閉じていると、保健室に誰かが入って来る気配がした。
「リヴァイ、お前はまだ目覚めていないのだね、わたしの眠り姫。」

エルヴィンはそう言うと、リヴァイの額に唇を落として保健室から去った。

リヴァイが目覚めた時、既に校舎が宵闇に包まれていた。

教室に鞄を取りに行こうとした時、廊下の向こうから悲鳴が聞こえた。
リヴァイが悲鳴が聞こえた化学室へと向かうと、そこには体育教師が頭から人と似た化け物に食われていた。

―たす・・けて・・

辺り一面に血が飛び散り、リヴァイは恐怖の所為でその場から動けなかった。

やがて“食事”を終えた化け物が満足げに咆哮すると、校舎全体の窓ガラスが砕け散った。

(一体何なんだ、これは!?)

必死に化け物から逃げようとしたリヴァイだったが、化け物の方が早かった。

化け物は涎を垂らしながら鋭い牙を剥き出しにしてリヴァイを食おうとした。

その時、化け物の両眼が、闇の中で飛んできた何かに潰され、化け物は悲鳴を上げながらリヴァイから離れた。

「駄目じゃないか、下校時間はとっくに過ぎているよ。」

そう言って闇の中から現れたのは、エルヴィンだった。
何故かエルヴィンは、背中にチェロケースのようなものを抱えていた。

「リヴァイ、今こそ目覚める時だ。」

エルヴィンはそう言うと、手に持っていたナイフで自分の指を切った。

「てめぇ、何してる・・」
「これを早く飲んで。」
「そんな汚ねぇもの飲めるか!」
「そうか、なら仕方ないな。」

エルヴィンは溜息を吐き、指から流れ出た血を口に含むと、リヴァイの唇を塞いだ。

「うっ・・」

リヴァイはエルヴィンから必死に逃げようとしたが、彼の厚い胸板はビクともしなかった。
やがて、リヴァイは彼の血を飲んだ。

その時、脳裏に今まで見た悪夢の光景が走馬灯のように流れた。

「さぁリヴァイ、俺の名を呼べ。」

エルヴィンに頬を撫でられ、リヴァイはゆっくりと目を開けた。
そこには、夢に出て来た奇妙な格好をしたエルヴィンが立っていた。

“リヴァイ、こんな所で寝ていたら風邪をひく。”

「さぁ、目覚めるんだ、リヴァイ。」
「剣を寄越せ、エルヴィン。」

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最終更新日  December 22, 2019 07:34:33 PM
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その日、俺達は思い出した―
得体のしれない物を口にした恐怖を・・

「リヴァ~イ!」
「耳元でギャァギャァ喚くな、うるせぇな。」
久しぶりの休日に、リヴァイは多忙故に怠っていた兵舎の掃除にとりかかろうとしていたが、その前にハンジに捕まってしまった。
「ねぇリヴァイ、今日の夕飯はさぁ、日頃わたし達の為に汗水たらして働いてくれている新兵達の何人かを呼んで、ご馳走を食べない?」
「却下だ、嫌な予感しかしねぇ。」
「そんな事言わないでさぁ、頼むよ~」
「黙れ、クソ眼鏡。」
リヴァイとハンジがそんな事を話していると、そこへ調査兵団長のエルヴィン=スミスが通りかかった。
「どうしたんだ、リヴァイ?」
「どうもこうもねぇ・・」
「あ~、エルヴィン良い所に来たね!エルヴィン、たまにはご馳走食べたいよねぇ?」
「おい、こいつに騙されるんじゃねぇぞエルヴィン!」
「食材はこっちで調達するからさぁ・・」
「いいんじゃないか。」
「エルヴィンもこう言っている事だし、早速食材の調達に行こうか、リヴァイ!」
「てめぇ、俺を勝手に巻き込むんじゃねぇ!」
こうして、リヴァイはハンジと共に市場へと向かった。
「おい、てめぇ何作る気だ?」
「それはまだ決めてない。適当に食材を見繕って作ろうかなぁと思っているんだ。」
「ふざけんな、てめぇ。俺の貴重な休日を、てめぇのクソみたいな提案に潰されてたまるか。」
リヴァイがそう言ってハンジに背を向け市場を後にしようとした時、彼は誰かに肩を叩かれた。
「おい、そこの坊主。」
「あぁ!?」
小柄だが、リヴァイはれっきとした30代の成人男性である。
精肉店の店主に坊主呼ばわりされ、やや半ギレ気味に彼を睨みつけたリヴァイの前に、店主は紐で括られた肉を差し出した。
「これは何だ?」
「今日入った珍しい肉さ。坊主にだけは特別にやるよ。」
「いらねぇ。」
「うっわぁ、美味しそうじゃん!おじさん、それ頂戴!」
「はいよ。あ、その肉は絶対に一人だけで食っちゃいけねぇよ。」
店主は何処か謎めいた笑みを口元に閃かせると、店の奥へと消えていった。
その日の夜、兵舎内では調査兵団の新兵達を何人か呼び、食事会を開いたのだが、そのメンバーは何故かエレン=イェーガー、そしてエレンと犬猿の仲であるジャン=キルシュタイン、リヴァイ、エルヴィン、そしてハンジの5人だった。
「おいエレン、俺達何かしたか?」
「知らねぇよ。つーか、てめぇ絶対何かしただろう、ジャン?てめぇ皺だらけのシーツをそのまま放っておいたこと、俺知ってんだからな!」
「てめぇ何でそんな事知ってんだよ!?」
「おいクソガキども、さっさと食いやがれ、せっかく作った鍋が冷めちまうだろうが。」
「す、すいません兵長!」
リヴァイに睨まれたジャンとエレンは、慌てて湯気が立っている鍋の中身を皿からよそおって食べた。
「なぁ、ここ暑くねぇか?」
「そうか?」

(ヤベェ、何だかジャンの奴が、妙に色っぽい。)

目の錯覚だろうか、エレンはこの時、何故かジャンの顔に色気のようなものが漂っているのを感じた。

「なぁエレンよ、お前随分見ないうちに逞しくなったな。」
「よ、よしてくださいよ、兵長。」

(可愛い。)
(可愛い。)

頬を染めるエレンに、何故か一同は胸を締め付けられる程の“何か”を感じたのだった。

「おっとぉ、まだベルトが・・」

エルヴィンが鍋を食べようとした時、胸のベルトが千切れ、彼の厚い胸板が露わとなった。

(団長、スケベすぎる・・)

「頭が、くらくらする・・」
「兵長、大丈夫ですか!?」
「服を脱がせて楽にさせてやらないと・・」
「いや、全部脱がせるんだ、下も脱がせよう!」

(なんなんだ、これは・・)
(頭がイカレちまいそうだ・・)

5人は、自分達の気を狂わせる“何か”が色濃く漂う空気に支配されそうになった。

「もう俺、我慢できねぇ!」

 エレンはそういうと、突然下着姿になった。

「兵長、俺とムエタイしましょう!」
「うるせぇ、クソガキ!」

息を荒げながら自分に抱き着こうとしたエレンを、リヴァイは見事な蹴りで撃退した。

そこから先は、自分達が何をしていたのかが覚えていない。

「何か、美味しかったね、あの肉。」
「そうですね・・」
「なぁ、今夜の事はもう忘れようぜ?」
「ああ。」

ハンジとエレン達が去った部屋には、エルヴィンとリヴァイの二人しかいなかった。

「エルヴィン、起きろ。」
「ん・・」

エルヴィンがゆっくりと目を開けると、そこには自分の上に馬乗りになっているリヴァイの姿があった。

「ハンジ達は?」
「あいつならあのガキどもを連れてさっきここから出て行った。」

リヴァイはそう言うと、エルヴィンの唇を塞いだ。

「リヴァイ、何を・・」
「黙れ。エルヴィン、これから起こる事は、全てあの肉の所為だと思えばいい。」

リヴァイの黒髪がエルヴィンの胸板を擽る感触がして、エルヴィンはリヴァイがこれから何をしようとしているのかを悟った。

「やめろ、リヴァイ、こんな・・」
「黙っていろ。」

リヴァイは自分を制止しようとするエルヴィンに対して、唇の前に人差し指を立てて黙らせた。

その後、部屋に忘れ物を取りに来たエレンは、ドア越しに大人のセックスを垣間見てしまい、心底怯えてしまった。


あとがき

「進撃の巨人」、初の二次創作小説です。
勢いだけで書きました。
原作未読、アニメ未視聴なので、こんなのでいいのかなぁ?と思いながら書き始めましたが、楽しく書けました。
元ネタは、あの某漫画の名場面からです。
少し腐向けなので、苦手な方はご注意ください。

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最終更新日  December 22, 2019 03:59:34 PM
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「進撃の巨人」の二次創作小説です。

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その日、調査兵団団長・エルヴィン=スミスは王都で恋人であり調査兵団兵士長のリヴァイ=アッカーマンを連れてある貴族が主催する夜会へと出席していた。

エルヴィンは黒の燕尾服姿、そしてリヴァイは何故か黒の裾にアメジストが縫い付けられた美しいドレス姿だった。

「エルヴィン、てめぇ・・俺が女装するなんて聞いてねぇぞ?」
「済まないリヴァイ、実はハンジ達と前もって計画していたんだ。」
「道理であのクソ眼鏡達が乗り気でドレスを選んだり、俺の顔にメイクをしていたりしたのか・・」

リヴァイは切れ長の瞳をますます尖らせながら、眉間に皺を寄せた。

「リヴァイ、そんな顔をするな。せっかくの美人が台無しだ。」
「うるせぇ、誰のせいだと思っていやがる。」

リヴァイはそう言いながらも、周囲に居る貴族の令嬢達がエルヴィンに熱い視線を送っている事に気づいた。
長身で美貌の持ち主である自分の恋人を放っておく者は居ないと、リヴァイは薄々気づいていた。
現に何度か王都から縁談話が持ち掛けられていたが、それらを全てエルヴィンは断っていた。

“わたしには、大事な人が居るから。”

それが縁談を断った理由だったが、リヴァイは彼の答えに少し胸がモヤモヤとしていた。

(なんだてめぇ、俺が知らねぇ内にそんな相手がいるんじゃねぇか・・じゃぁ、どうして俺を女装させてこんな所に連れて来たんだよ?)

自分達が男で、自分達の関係が世間から祝福されないものだという事はわかっている。
頭ではわかっているのに、何故か心ではエルヴィンが自分以外の相手と親しくしている姿を見ると落ち着かないのだ。

彼は自分だけのものではないのに。

熱気が籠った大広間から、薔薇が咲き誇る中庭へと向かったリヴァイは、冷風を頬に受け、溜息を吐いた。

「リヴァイ、ここに居たのか。」
「あの女どもとはもういいのか?」
「拗ねているのか、リヴァイ?安心しろ、俺はお前以外と生涯を共にする気はない。」
「エルヴィン?」

リヴァイが俯いていた顔を上げると、そこには蒼い瞳で自分を見つめるエルヴィンの姿があった。

「そんな顔で見るな・・恥ずかしいだろうが。」
「リヴァイ、二人で踊らないか?ここなら、誰も邪魔されない。」
「言っておくがエルヴィン、俺はワルツなんてお上品なもんには無縁の世界で生きてきたんだぜ。」
「わかっている、俺がリードするから安心しろ。」

エルヴィンにそう言われ、リヴァイは断れずに渋々彼とワルツを踊りだした。

「このまま、お前を攫ってわたしだけのものに出来たら、どんなにいいだろうな・・」

エルヴィンの小さな囁き声は、夜風に掻き消された。

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最終更新日  December 22, 2019 03:59:04 PM
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December 21, 2019
「進撃の巨人」の二次創作小説です。

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その日は、記録的な猛暑日だった。

「暑くて何もやる気が起きねぇ・・」
「あれ、兵長と団長はどちらへ?」
エレンが額の汗を拭いながらハンジに尋ねると、彼女はこう答えた。
「二人なら、気晴らしに遠乗りへ行ったよ。多分夕方まで帰って来ないだろうえn。」
「そんな・・」

密かにリヴァイに対して想いを抱いていたエレンは、ハンジの言葉を聞いてショックを受けた。

「あ、君にリヴァイからの伝言。“絶対について来るな”だそうだ。」
「そんな~!」

エレンの悲痛な叫びが兵舎中にこだましていた頃、当のエルヴィンとリヴァイは壁外で遠乗りをしていた。
巨人が全て絶滅し、それまで巨人から奪われていた領土が全て人類の手に戻り、戦乱の世は終焉を迎えた。

「おいエルヴィン、少し休まねぇか?このままだと俺と馬がバテちまう。」
「そうだな・・」

気づけば、エルヴィンの馬もリヴァイの馬も苦しそうに呼吸していた。

それに、自分とリヴァイも暑さにやられてしまって、このまま炎天下の下、長時間移動するのは危険だ―そう判断したエルヴィンは、リヴァイと共に森の中へと入った。
灼熱の日差しが降り注ぐ平地とは違い、森の中では緑の木々がそれを覆い隠してくれる。

やがて二人は、森の中に小さな泉を見つけた。

「ここなら、誰にも邪魔されずに休めるな。」
「ああ。」

近くの太い木の幹にそれぞれ愛馬を繋ぎ、二人は冷たい水で汗ばんだ足を冷やした。

「そろそろ戻るか、じきに暗くなる。」
「あぁ、そうだな・・」

そう言ってエルヴィンが立ち上がろうとした時、彼はバランスを崩し、リヴァイを巻き込んで泉の中へと落ちてしまった。

「何やったんだ・・」
「済まない。」

エルヴィンがそう言ってリヴァイを見下ろすと、彼の兵団服は水に濡れ彼の肌に張り付いていた。

「エルヴィン、今後の事だが・・もう俺達は戦う必要がなくなっちまったし、お前は何を望む?」
「俺は、お前が欲しい。金持も地位も名誉も、お前以外何もいらない。」
「エルヴィン・・」
「リヴァイ、愛している・・この世の全てのものと引き換えにしても、お前しか要らない。」
「・・その言葉を、ずっと待っていた・・」

エルヴィンはリヴァイの唇を塞ぐと、その華奢な身体を抱き締めた。

それ以上、二人の間に何の言葉も要らなかった。

いつしか白薔薇に満ちた泉の中で、二人は愛を確かめ合った。

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最終更新日  December 23, 2019 06:47:12 PM
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