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若い頃からバイクや車が好きな父は、この歳になっても運転が苦ではないらしい。
先々週、帰省した時に、せっかくだからどこかへ出かけよう、ということになり、母と3人で車に乗り込んだ。 どちらかというと私はゆっくり家で過ごしたい、それに長時間父に運転させるのは心配なのだけれど、たまには父の誘いにのってあげないと、と思って、渋々、という感じだ。 「どこへ」行くかは決まってなくて、右へ行くか、左へ行くか行き当たりばったりで、最初に行ったのが尾花沢市にある、「新鶴子ダム」。鶴子(ツルコ)はこの辺りの地名で、とても山深い。そのせいかモヤがかかり、奥の景色がはっきり見えない。 ![]() 写真左手には道路があって、ダムに沿って歩けそうなのだけれど、「立入禁止」になっていて、ここから眺めるのみ、のようだ、、間がもたない(笑) 次にダムから少し下ったところにある温泉に立ち寄ろうとしたら、人でいっぱい。忘れていた、、、この日は祝日、「体育の日」だった。 とにかくお昼だけは食べようと大石田町にある「きよそば」へ。 ![]() しかし、ここもいっぱい、残念。。。 私はそば粉100%のそばは苦手だけれど、ここの「そばがき」はふわふわしてとても美味しい。帰った時に食べたい味のひとつ。 母がお腹が減ってがまんができない(笑)、と言い出したので、どこなら入れるかと迷ったあげく同じ町内の「あったまりランド深堀」へ。 ![]() 施設内にあるラーメン屋さんで、醤油ラーメンを食べた。550円だったかな、それなりに美味しい。 ![]() お腹も満たされ、温泉につかる。この辺りの市町村には必ず公営の温泉施設があり、300円前後で入浴ができる。だから、どこもそんなには変わらない、と思うのだけど、父が言うにはここはやはり「あったまる」らしい。 温泉から出ると、もう午後3時過ぎ、そろそろ帰ろうと父を促すのだけれど、まだ運転したいらしい。 TVで放映されたという清水の沸く、山奥へ向かう。 こんな所でした↓ ![]() 村山市山之内にある「葉山のブナ清水」、細い道路のすぐ横にこじんまりとあって、TVではかなり広く見えたらしけど、その落差に母が驚いていた。 携帯の電波も届かない、山の奥深いところで私たち以外、人影はまったく無し。。。紅葉の時期になったらとても美しい場所だと思う。 これでもう家に向かうだろうと思ったら、途中でまた車はあらぬ方向へ走りだした。 畑だ、、、 ![]() ウチのパンくんです(笑)、、いえ、父です。 腰が落ちて、歳だなぁ、って思う。 いつ植えたのか「いちじく」の木に実がなっている、小ぶりだけど甘くておいしい。 つい先日「タマネギ」の苗を植えたとかで、あれこれ説明するので、聞いているフリをする(笑) お隣の「さくらんぼ」畑です。 ![]() これでもか、というくらい、ざくざくたくさん見える銀色のポールは、ビニールハウスの支柱。「さくらんぼ」がなる時期になると上にシートが張られ、雨から実を守る重要な設備。頑丈そうに見えるけど雪の重みでこのポールが曲がってしまうこともあるらしい、、、維持・管理が大変だ。 どうして父がこんなに土いじりが好きなのかわからないけど、畑の土の中には無数のバクテリアがいて、それを浴びることは体に良い、と聞いたことがある。そんなことなど父は知るはずもないだろうけど、健康でいてくれるなら、何かしら好きなことがあるのなら、それで良い。 花の開いたブロッコリーと皮の硬そうなナスを収穫してやっと家に帰る気になったようだ。 私に自慢の畑も見せることができて満足そう。 親孝行などとはいえない、ささいなことだけれど、久しぶりにあちこち回れて良かった ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/10/25 10:20:32 PM
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