晴　陶　句　読

[「本」の紹介] カテゴリの記事

全2729件 (2729件中 1-50件目)

1 2 3 4 5 6 ... 55 >

• 

  ご存知でしたか?

  薩摩芋花を知らずに八十年

  2025.11.18

  コメント(1)

• 谷川俊太郎☓中島みゆき

  『終わりなき対話』　谷川俊太郎☓中島みゆき　・朝日出版社　・26/4発行　25/5図書購入6月読了〜副題「やさしさを教えてほしい」フフフ難しそうな二人が「対話」になるのでしょうか、、、と。 「1980年10月ー彼女が卒論で谷川をテーマにー本書はその対談を収めるとともに、ー2022/7ー42年ぶりに行われた新たな対話集で、三百年後の再会を語り合う二人の話はまさに『終わりなき対話』 と言えるだろうる」と扉惹句。　7章の最終は「【谷川俊太郎さんに会ったことがありますか】みゆき氏。挿画の黒田征太郎もなつかしく!!　〜22/1 文末「本当にリアルなのは【いま・ここ】だっていうのは わりと若い頃から変わっていませんね。」中島さんの文末「ー凛と深い　谷川俊太郎さんの声だけが、 きこえています。」

  2025.11.17

  コメント(4)

• 細川貂々 / 松本猛

  『こうして、大人になっていくんだね』　　・細川貂々　・新日本出版社　・25/4 発行〜見開き1話の　マンガでした、133話ー173頁。細川貂々さんを山形の俳人と細谷亮太氏と」まちがえ ました。「息子が9歳から16歳ごろのまでのことを描いたものになります。ー　読み返してみると…やっぱり、こんなことあったんでねえって驚きます。ーみんなこうして、私たちもそうだったのかな?」 ・子ども期と思春期・反抗期とコロナ期・複雑なココロ模様・いつの間にか、おとなの仲間に 『絵本とは何か』　　　・松本猛　　　・岩波書店　　・25/2発行ー25/5図書購入、6月読了〜副題「起源から表現の可能性まで」「本書は、絵とテキストが融合した書籍としてのながい歴史を 含めて、絵本は一つの独立した表現ジャンルととらえ、絵本の表現の多様性と可能性について考え、　その魅力についてかたるものです。」と冒頭で語ります。表紙は著者の母・いわさきちひろの「本を 読む子ども」。巻末に「本書でとりあげた主な絵本」として　50順にならべられてい…数えてしまいましたが「主な」105冊でした、、。だから範囲は科学歴史SFてきなものまで広く深いので、誰もが よんだことのある本が必ずでてきます!! あえて引用しませんので「浸って」下さい。【渾身の絵本論】!

  2025.11.15

  コメント(4)

• "自分史" ??

  『やくたいもない話』　　　・伊藤徹　　　・理論社　　・理論社25/4発行〜1957年生「京都工業大学名誉教授の"まとめ(自分史)本" 失礼、、。冒頭15頁にわたる旅や経験した「 静岡大火」の写真集。それにつづく23篇270頁。「"やくたいもない"というのは、私の故郷・静岡の方言で【役に立たない・無駄な】といったくらいの意味をもちー」ながらも綴られていく270頁。 「先もまた長くはなかろう。ともあれそのような【普遍性】をめざして綴ったものとしてー」と。 『日本遊歩録』　　　・佐子 武　　　・春秋社　　　・25/1発行 　　〜155☓215ミリと判型も大きく、表紙は"もちろん"しっかりした厚く本文頁は上質紙に写真とともに あって「瀟洒】をな一冊である!　〜1部　日本風景抄ー18 番外3 　2部 日本紀行(抄) 5ー西日本・中部 北日本　21篇　3　日本の気候文　6篇　全369頁　写真集並みのおモサ!!　「ーそして私の個人的なことをいうと、あるときから風景写真を採るのを趣味とし、さらにワークとするようになる。」「また ある時期より紀行文を作るのを、もう一つの目的とするようになった。ー　1部は私が愛する知の【 印象と論評】である。第２部は純粋な【紀行】であめ。ー」　・・なんとも立派な集大成である!!! 、、、因みに　私より　2歳下、、千葉県人でした、、、

  2025.11.13

  コメント(4)

• 牧野伊三夫 / 猫沢エミ

  『へたな旅』　　　・牧野伊三夫　　・亜紀書房　・24/11発行　〜「ー還暦を迎えた人気画家が愛好する【酒・食・風呂】の悦楽を、滋味ゆたかにつづる、渋い旅の 味わい方。」(惹句)　41篇エッセイ集、もちろん! 土地土地の装画たっぷりの252頁。・・本書にも出て くる長野の「まるも旅館」は、それこそ↑　永さんの番組で知り旅に出たもんだ、、石田千本の挿画も。 『猫沢家の一族』　　　・猫沢エミ　　　・集英社　　・23/10発行〜冒頭「2022年2月14日。２匹の猫とともに、再びフランスの地を踏みしめた。16年ぶり、２度目の 移住のために。」とあるが　全15章は猫沢家の来歴と家族の奇想天外ぶりが赤裸々に綴られる、、、 「ー祖父、父、という家族内のポジションを表す呼称もー致、し方なくやっているようなものでーまず 剥き出しの彼らが不完全なまま行生きているー」、、圧倒される191頁!!

  2025.11.11

  コメント(4)

• 『大遺言』

  『大遺言』　　　・永拓実　　　・小学館　　　・17/7発行 〜なんで　この本が今頃なのか、、、永六輔氏のご子息、東大を目指していた頃から今や29歳に、、、 副題「祖父・永六輔の　今を生きる36のことば」更に今更ですが惹句〜「黒柳徹子・久米宏・小林 亜星・タモリ・ピーコ・さだまさし・清水ミチコ、、、。永六輔の""にによって、仕事や人生が激変 した著名人は数しれない。ー　"言葉の天才"の一言によって救われ、今は充実した人生を過ごしてい る。本書は思い切り楽しく、胸を叩いて生きていくための"教科書"です。」すでに冒頭「【永六輔の 孫】として、20年間生きてきました。」と　始まる42篇・・・今でさえどれをとっても教えられて ている185ベージ!! 　〜当方　ふたりして　「TBSラジオ】のを聴いてきた・いるものにとって!! 【今を生きる言葉 1」はこうだ! 「知らないのは恥じゃない。知っている不利をするのが恥だ】〜。

  2025.11.07

  コメント(2)

• 小川哲 / 深沢潮

  『Street Fiction　by Satoshi o¥Ogawa』　　・小川哲　　　・角川書店　　・24/12発行〜「本書は、僕が１年半続けてきた番組の一部ー」番組名 FM 「AuDee」だそうで、その対談集254頁 名前だけ〜・万城目学・小泉今日子・渡辺祐真・千早茜・逢坂冬馬・古川美鈴・太田光・九段理江・ 濱口竜介・加納愛子・福本伸行・加藤シゲアキ。、、、しってる名前は、万城目・小泉と大田だけでした、、、。 『はざまの わたし』　　　・深沢潮　　　・集英社インターナショナル　　・25/1発行〜著者のことば【食べることは生きることであり、生きてきた軌跡の断片をこのエッセイに書いた】 と。いとうあさこも「私も人生の中で"食"がとても大切。だから"食"を思い出すと人生の話が勝手についてくる。ー」と惹句に。食に関する16話300頁の大著だが、1966年生の韓国籍の半世紀 家族らの出自やこの間の差別意識・日韓の政治・文化交流等々の変化の中での葛藤・混迷を描く。 「食にまつわるエッセイを書いてきたが、私自身の来し方をつづったものになっている。」と、最終章。

  2025.11.05

  コメント(4)

• みすず　/　講談社

  『長い読書』　　　・島田潤一郎　　　　・みすず書房　　・24/4発行〜カバー画「クリムトの"シューンブルン庭園風景」であり、「みすず」らしい装幀だが、、、。・本を読 むまで・本と仕事・本と家族3章37篇253頁に亘る　エッセイ集?。おそらくタイヘン失礼な感想だが "自分史"　の　出版社本かと、、、。(1頁16行すら、、!) 著者は1976年生。「本を読み続けることでなにを 得られるのか。いちばんわかりやすいことえは。本を読む体力を得られることだろう。ー」一行43字。 『かりそめの星巡り』　　　・石沢麻依　　　・講談社　　　・24/11発行〜名久井直子の装幀は美しく、「本文写真 著者」の211頁、3章52篇! エッセイ集、1980 年生　ドイツ 在住。1 記憶の素描〜・人形の家の過去・人形の家空白の冬の色　他　2 過去なものたちー美の十選 〜・ルーカスクラーナハ(父)<ウエヌス> ・グスタフ・クリムト<愛> 他　3 小説を巡り歩いてー・透明な二人称・蝶と蝶捕り人の変奏するイメージ・・・等々。1はほぼ十年に及ぶドイツでの生活を通して かつて暮らしていた仙台の街や子供のころの思い出」など、2は『美の十選』の絵画について　3　は 「各文芸誌」などでの小説」の「存在は大きく切り離す事ができないのでしょう。」　と。

  2025.11.03

  コメント(4)

• みつはしちかこ /椎名誠

  『こんにちは!一人暮らし』　　　・みつはしちかこ　　　・興陽館　　・24/9発行〜ココで時々の「チッチとサリー」のみつはしさん、扉「平凡な暮らしの中の　小さな発見を楽しみ ながら・・・」と　5章52篇268頁!!　惹句「人はいつから老人になるの/　おばあちゃんって誰/ もしかしてわたし?　人生、80代になってもおもしろい。」「手紙を書く、俳句を作る、ほうじ茶をいれる…、詩がどんどんでてきます。アプナイナー、まよなかのわたし。どれもこれも、明日には反古 になっているのでしょうけで。こんなふうに、好きなように一日を過ごしています。」!!の エッセイ集! 『続　疾走願望。』　　　・椎名誠　　　・集英社　　・集英社24/5発行〜『遺言未満』『疾走願望』につづく同社本。22/4〜23/6 12篇と「さらば友よ!」「明日はいいことが ありそうですよーあとがきにかえて」の281頁。。各頁下欄外に並行して時事欄もあり、本文中の写真 もシーナ。巻末iに「さらば友よ!」があるが、本編通して、「親友の目黒考二が亡くなってしまった。」への追悼集のよう・・・確かに「『本の雑誌』をつくりあげてきた無二の相棒でありー」が泣かせる… 加えて、これまでの多産の本の中での"カクシゴト"を逃げずに書き、一重さんへの感謝に溢れてる一冊!

  2025.11.01

  コメント(4)

• 『米原昶の革命』

  『米原昶の革命』　　　・松永智子　　　・創元社　　　・25/2発行〜「よねはらいたる」と読みます、ご存知でしょうか? 副題「不実な政治か貞淑なメディアか」と。 「明治から戦後にかけて【政治のメディア化】を体現したメディア議員を取り上げ、・教育・政治・ メディアの観点から一人一冊で深堀りする。議員列伝」本書　12伝。ロシア語通訳でエッセイストだった米原万里、作家井上ひさしの妻　米原ユリらの父親である。 米原昶は1982年５月逝去。毎日書評・永江朗から「ー　政治家なんて落選すればちただの人などと よくいわれるけれども、米原昶にとって国会議員になることは最大の目的ではなかったようだ。落選中も国際雑誌にー日本共産党代表として勤務する。　ー　米原昶が編集局長だった【赤旗】は数々の スクープで知られる。ー　また国会での質問がメディアになりうることも本書は教えてくれる。 膨大な資料と「足」で綴った「これまでなかった人物列伝。」の大書である。

  2025.10.31

  コメント(4)

• 『天神さんが晴れなら』

  『天神さんが晴れなら』　　　・澤田瞳子　　　・徳間書店　　・3/4発行〜徳間文庫として6冊の巻末広告あるも、著者作品「初」。　エッセイ集　・京都に暮らす〜夏の至高者 他7篇　・日日の糧〜カレイライスを食べながら　他11篇　・まだ見ぬ空を追いかけて〜漂白の旅への憧れ　ほか17篇　・出会いの時　〜あの日の銀座　他12篇 ・きらめきへの誘い〜知の宝石箱 他11篇 ・歴史の旅へ〜吉野隠棲から『壬生の欄』へ　他6篇　・ただ書く〜平和で平等な営み守りたい　他14篇　全280頁〜こんな一節だけでも「いうなれば能楽を知るとは、同時にそれ以外の文化について 11編は知ることと同義。げいのうであると同時に、ただの芸能ではない。だからこそ、能楽は面白い。」と!

  2025.10.29

  コメント(4)

• 高山なおみ・小林聡美

  『日めくりだより』　　　・高山なおみ　　　・天然生活の本　　　・21/3発行〜これまた古くなり、「2016年」確か吉祥寺から離れ「神戸六甲」に移り住んだ日々の写真日記、210 ☓145ミリの見開き縦書きのスケッチ帳。副題「神戸・六甲ではじめたひとり暮らし」と、あり転居以前のエッセイはココでも、、そして　落ち着いたのであろう。日々の暮らしぶりを・朝起きて、いち ばんにすること・ときには料理教室も開きます・くたびれた日には、本の虫になります　等々17篇と レシピ。各篇に室内外の著者写真や料理写真　、、、余計なお世話だが・・・今　67歳。 『茶柱の立つところ』　　　・小林聡美　　　・文藝春秋　　・24/3発行〜1  挑戦と発見のスティホーム　・田舎暮らしの前に　ほか10篇　2　寄り合いのお楽しみ ・がんばれ 還暦　ほか8篇　3  私は私のパンを買う　・ピアニストのワタシに必要なもの　他10篇!ピアノ道2篇!!4  未来へ連れて行かれる日　・たっぷり生きる・もろもろのおわび　他12篇　全221頁 　付箋　各篇にあるほどだが　あえていんようしませんので、読みながら　クスクスしてください。

  2025.10.27

  コメント(4)

• プレディみかこ

  『転がる珠玉のように』　　　・プレディみかこ　　　・中央公論新社　　・24/6発行〜59篇のエッセイ集256頁!!　〜「コロナ期」に関わる日本と英国事情〜・ロックダウン鬱と終わりの 始まり・アニバーサリー・そして私は辞書を引く・パスポート協奏曲・日本の介護スゴイ・あいつらは知ったかぶる・迷惑とコスパとタイパ・巻き込まれるスキル・道化と王冠・・等々中見出しだけで もその多彩さと活動の広さに圧倒される、そして　付箋だらけ!!　「ついさっきまで、日本の家族とスカイプ会談していた。ー　そんなに長い間喋っているのに、隠蔽されている事実がある。家族とは そういうものなのだ。ー　息子は秋になったら家を出て、遠くの大学に行く。連れ合いはー新しい悪性腫瘍が見つかったのでまた治療が始まる。　始まったたものには終りがあり、なにかが終われば 始まるものがある。ー」と、「あちがきにかえて」。

  2025.10.25

  コメント(4)

• 伊藤比呂美

  ​​​『木霊草霊』(こだまくさだま) ・伊藤比呂美　　　・岩波書店　　・2014/5発行〜前書25/1にたいし　本書14/5発行のぎヤップ?!　詩人・比呂美が　草木への憧憬が強かったとは これまでの著作からはかりしれず、しかも本書、米国と熊本を行ったり来たり、たしか父母の逝去自身の離婚等々の）超多忙時代の「本」!!　(当時58歳) 巻頭6頁にわたり「アメリカの植物たち」の (アガベ・アッテヌアータなど)写真。装幀 菊地信義!　〜・草むら、野の花・いきている木と死んでい く木・バオバぷの夢・ホラホラこれがサボテンの花だ・旅とセイタカアワダチソウ　等々〜図書館で見逃してました・・何しろ各篇ごとに付箋が多数、アメリカなどの草木の話なのに??! 旧本ですが、笑と学と文章のキッパリ感におぼれてください。ひとつだけでも引用〜「私はニオイゼ ラニウムが好きだ」「花弁にみえるのは、実はおしべ。おしべといえば生殖器ねー」「そもそも私が植物に興味を持ち出したのは子供の頃、地球滅亡したら生き延びるんという空想が生活の中心て゜ あったためだ。ー」「ヒメ・ムカシ・ヨモギ・オオ・アレチ・ヤブ・カラシ」とアト25ほど続く。。 詩『河原荒草』の中で。〜10年前の本だが、詩人伊藤比呂美をあらためて逞しく思う一冊となった。​​​

  2025.10.23

  コメント(4)

• 〜25/5 二冊

  ​​『名曲喫茶【ショパン】店主の独創譜』​　　　・宮本英世　　　・フリープレス　　・25/3発行〜現役時代渦中の職場の近隣喫茶店【CHOPIN】に朝昼晩入り浸っていた神田淡路町の店のことと 思い、即予約!　したのだが、こちらは、新宿ハズレの中野坂上にある【ショパン】でした、、、。「レコード会社、通販会社などを経て、私が店を始めたのは44歳のとき、ー　池袋の自宅を改造して 移転。ー　それから30年〜人とのつながり、音楽と時間の関係等がわかり、たまらなく美しいものに思える瞬間が沢山生まれました。」そんな三楽章〜・「クラシック音楽」好きが講じて‐名曲が似合う場 所ークラシック音楽界の内幕　13篇　二楽章〜・クラシック音楽「作曲家」たちと「作品」たち13篇第三楽章〜こんなとき聞きたいクラシックの名曲ー13篇。喫茶店ショパンのうなぎの寝床風席とその つきあたりにあった大正時代のステンドグラスと老夫婦とそれを継いだマスターなどへの思い出ばかり 浮かんできてしまい、本書趣旨の「クラシック音楽のすばらしいものはない」にいたりませんでした! ​『キミコのよろよろ養生日記』　​　　・北大路公子　　　・集英社　　・25/1発行〜以前UPした『お墓どうしてます?』の続編日記、26篇267頁　丹下京子のイラストもゆるくてフフフ 22/2から23/11間〜・新しい朝が来ない・アレをナニする・長い長い言い訳・キミコのスケスケ緊張日記等々　同年輩　あるある日記、、、「私の【病気語】の日々はまだ続く。ー結局は今いる場所から 一歩を踏み出すしかないのだ。あらためてそう肝に銘じて毎日をすごしたい。今の私にできるのは、 それだけなのである。」と結ぶ・・・ははは　同感!

  2025.10.21

  コメント(4)

• 『僕には鳥の言葉が分かる』

  ​​​​​『僕には鳥の言葉が分かる』　　・鈴木俊貴　　・小学館　　・25/1発行〜すでに新聞・TVなどで幾度も紹介されていますが、あらためて本書で。83年生の東大準教授の動物 言語学者。27篇におよぶ鳥たちの生態262頁。冒頭6頁は、・シジュウカラは言語を操る・繁殖の観察ー そして見つけたヒナの驚き方・鳥たちは種を越えて言葉を理解し合っている　の鮮明写真。著者描く本文中ののイラストも優しく可愛く。〜・小鳥が餌場で鳴く理由・巣箱荒らしの犯人・ヒナ 救出作戦・シジュウカラは文を作る・どうぶつげんごがくの幕開け等々。【人間には人間の言葉がある ように、鳥には鳥の言葉がある。】との　自然観察記・鳥語の世界への研究と受賞への記録。​​​​​

  2025.10.19

  コメント(4)

• 〜25/5 　二冊

  ​​『WOW』​　　　・AIカランバ! スタジオ・宇野和美 訳　　　・あすなろ書房　　・15/4　発行〜215☓305ミリの巨大写真集 しかも「AIアートが語る 世界を変えた55のできごと」まさに　ワォの顔 が表紙。「歴史を変えた画期的なできごとや決定的瞬間をAIがどこまで活写できるのか?　600時間もの対話の中で人とAIが、知恵と技術をだしあい、つくりあげた55枚のAI絵画でたどる壮大な歴史書」 の惹句〜???一見にしかず64 頁〜・150万年前の人類発生「図」〜・紀元前2700年 エジプトでピラミットが建てられた「図」〜〜・1930年 ガンデイーが平和への道を示す「図」〜・2018年 グレタは 地球を救いたい「図」〜2023年　人工知能「図」に至る　AIにする「図」〜【責任は人間にある】と!!​『隣人の歌は うるさくて、ときどきやさしい』​・白尾悠　　・双葉社　　・2/11発行〜プロローグ・6章・エピローグ全290頁の小説。コミュニティ型マンションの多世代住民感との付合 過去・家族等との接し方・繋がり方やカタチを克明に追っていく、、とでもいうのか・・・290頁。

  2025.10.17

  コメント(4)

• 〜25/5 　2冊

  ​​​『風に立つ』　　　・柚月裕子　　　・中央公論新社　　・24/1発行〜たっぷり小説　406頁!!　家裁から送られてきた少年を預かるとした南部鉄器の職人の父と、息子と の行き違いが交錯するヒューマンドラマ。「強さ」と「優しさ」、「少年」側の「育て方」「親と子」… ドラマとしなくても身近な家庭問題でもある、、、 ​『世界への DOOR　ドア』​　　　・帝国書院　　・25/2発行〜　208の国と地域を「見開き」イラストマップに　した　456頁!! 「世界】〜知らないことばかり。 ドジャースの選手出身地も本書で調べつつ〜オランダ領。。・その国が野球サッカーに強いのも分かる!​​​

  2025.10.16

  コメント(4)

• 原研哉

  ​​​​『DRAW』　​　　・原研哉　　　・美術出版社　　　・25/12発行〜160☓250ミリの　タイトルだけの真っ白い本!　厚さ28ミリ・351頁〜・拙い線描で、未知をまさぐる ・1983〜2000・〜2010・〜2020・2020〜・あなたのドローイングを信じなさい!の文章 10頁ほどを除く殆どか゛素描』写真　集!!　「ーポーランドのポズナン国立美術館で個展を開いた。ーそこに展示 していた100点ほどの手描きの鉛筆スケッチを見たスイスのグラフィックデザイナー」が「AIの世紀を迎えようとしている今日』をこれを「世に示すことで、多くのクリエーターが勇気づけられる」と の経緯からの本書。「スケッチはこのような経緯で【だったりして】と頭の中に発生したイメージをできるだけそのまま外界に引っ張り出す作業である。ー」　その多様・多元的な技と脳内表現に圧倒 されてください!! 、、、私らシロートにはこれ以上言葉では言えません・・・​​​

  2025.10.14

  コメント(5)

• 偶然の二冊

  ​​​​​​『昭和の　レトロパッケージ』​​​​　　・物見健一　　　・グラフィック社　　・2016/1発行 〜昭和を「代表」するような、食品・文具・生活雑貨・ファッション。看板・ファッションポスター などが　142頁におさまっている、、思いだしては「話題」に!!! 『まだある』　　　・大空文庫　　・2007/8発行 〜改訂版・キュラクター篇「今でも会える、"懐かしの昭和"　カタログ。文庫サイズ206頁 ペコちゃん・リトルナース(メンソレータム)は思い出せるが　さだきち　や　カールおじさん・・・ 前述本と　ご一緒に　お足りしみください。​​

  2025.10.12

  コメント(4)

• 若松英輔/夏川草介

  ​​​『沈黙のちから』　​　　・若松英輔　　　・亜紀書房　　　・21/9発行〜同社から　「若松英輔の本」として17冊目のようである?(うち5冊・詩集) 1 詩について　7篇ー那珂市狭みゆき詩集　2 言葉の終わるところで　16篇ー・村井理子・デーケン・ 教皇フランシスコの問いかけ他　3　信じるということ　4篇　全161頁　惹句「いくら華麗な言葉を並べても本当の想いが伝わるとは限らない。うまく語ってはならない。文字にならない。消えない 熱を伝えなければならない。詩を書くこと、耳を傾けること、祈ること。自らの体験に照らしつつ 言葉の向こう側に広がる沈黙の意味に迫る　エッセイ集。」 ​『スピノザの診察室』　​　　・夏川草介　　　・水鈴社　　　・23/10発行〜1978 生「長野県にて地域医療に従事」。全287頁。装画・五十嵐大介の「小説の舞台となる町」? が好き。・半夏生・五山・境界線・秋　の4章。　映画化された　『神様のカルテ』の著者。 地域医療の実態と医療機関の内情などが優しく且つ克明に綴られる臨場感あふれたヒューマンドラマ​​

  2025.10.10

  コメント(4)

• 「シメ!」「ご褒美」

  ​​​『これ 喰って シメ!』​　　　・久住昌之　画・久住卓也(弟) ・カンゼン　　・24/7発行〜惹句「『孤独のグルメ』をはじめ多くの作品ー一日、一食のシメ!から最後の晩餐まで」〜・これ 喰ってシメ!ー20篇〜・味噌汁・コーヒー牛乳ほか　・個人経営異飲食店十撰・おはようごはん5篇〜中央線沿線多し! 「おわりに　一生のシメ!」〜「つまり誰でも、人生の最初と最後は、他人の口で たべるのだ。」〜「なんと12,年前のエッセイで、自分で読んで驚いた。若い。今よりいっぱい喰って いる飲んでる。しかも凄い深夜まで。ー」各篇末の4コママンガ(卓也)と、イメージ膨らませて! ​『泣きたい午後のご褒美』​　　　　・ポプラ文庫　　・ポプラ文庫　　・25/3!!　発行〜ポプラ文庫「新人小説」の3冊目?〜・青山美智子・朱野帰子・斎藤千輪・竹岡葉月・織守きょうや と　それらを纏める・小川糸!　　「浮島　イルフロッタント」全219頁。惹句「お茶の時間に交錯 する人間ドラマを描き出す極上の6篇を収録!」​​

  2025.10.07

  コメント(4)

• 大野萌子/マツコ・デラックス・中村うさぎ

  ​​​​『お父さんのための　言いかえ図鑑　　　・大野萌子　　　・笠間書院　　・24/5発行〜副題「家族関係がすっきりポジティブに変わる」ー「夫婦といえども【言葉にしなければわかりあえ ない】というのが大前提です」〜1　夫婦のコミュニュケーション〜・何が楽しいわけ?・なんで怒ってるの? 14篇　2 家事・家庭〜・◯◯でいい・お前も悪いんだよ　16篇　3 教育・なんで子ども〜・ わかったわかった・子供のことは任せてあるだろ　他12篇　4 仕事〜・嫌ならやめればいいだろ・俺 がわるいの?　他9篇　全231頁・・耳?/(目)が痛くなります… ​『幸福幻想』　・マツコ・デラックス☓中村うさぎ​　・毎日新聞出版　　・22/2発行〜「うさぎとマツコの人生相談」　…たしか、シリーズものだったような。〜1 欲望とは何かー依存 コンプレックス　8篇　2 「痛い恋愛』をしようー8篇　3 家族からの開放ー7篇　4 同化で何が悪いー人間関係とコミュニケーションー9篇　5 幸福についてー・6篇　読者からの「お悩み」相談集237頁 マツコ「人間は絶対に【今が幸せだ】ーなんておもえないものなのよ。いわば、幸せを探すことは人間の仕事みたいなものよね。ー」　うさぎ「ーどのみち人間は誰か(あるいは何か)に依存せずには 生きていけない弱気存在なのだー」と　至って　マトモな二人の【指針】でした。​​​​

  2025.10.05

  コメント(4)

• 『結局、人生 最期に残る 趣味は何か』　・林望

  ​​​​『結局、人生 最期に残る 趣味は何か』　​　　　・林望　　　・草思社　　・24/10発行〜何でもござれのリンボウさんが「残す」と。のではなくまだまだ一気盛んぶりを目の当たりにする 一冊247頁。! なんといっても装画の【椅子】の絵が素晴らしく(裏はグラス!)!!　惹句「趣味をやるなら真面目に取り組むべきです。人から笑われようとも呆れられようとも本気で、大真面目にやったほう がいい。最終的には、それが思いもかけない自己表現にもつながるというものです。ー」その「大真面目」ぶり〜1　人生にはなぜ、趣味が必要なのかー7篇　2　これから始めたい人、もっと 極めたい人へのアドバイスー13篇　3 上達なくして楽しみなし!ー9篇　4　趣味を始めたひとだけがたどりつく場所ー12篇　5　結局、人生最期に残る趣味は何かー6篇〜「芸術も料理も【人を喜ばせた い】気持ちが上達のコツ　!!!と。　一言一言に付箋がおいつかないほど。学術論文・源氏物語十巻・エッセイ・小説・歌曲・俳句・能・絵画・書等々そして今や合唱組曲【夢 の意味】の舞台に立っていると、、、。こんな一言も「【批評される】ことをおそれない」と!!​​​

  2025.10.02

  コメント(4)

• 『ビールは泡ごと ググッと飲め』

  ​​​『ビールは泡毎ごと ググッと飲め』　​　　・早川茉莉篇　　　・筑摩書房　　・24/8発行〜　「ビールにまつわるエピソードは、人さまざま、場所さまざまで、実に興味深い。この本に収録 した63篇の作品のなかにあるさまざまな人生も、ー　さまざまである。そこには何と沢山のものが詰まっていることか。」「本書は早川茉莉によるオリジナル・アンソロジーです。」63名の名だけでも タイヘンなので 1〜5杯目から少しを〜1杯目 ・田村セツコ・喜多尾道冬他 2・阿川佐和子・長田弘草野心平 他　3 ・萩原朔太郎・村上春樹 他　3　・小川糸・雪舟えま 他　4　・平松洋子・魯山人 他 5・土岐雄三・高村光太郎 他。　因みに装幀は　クラフト・エヴィング商會　335ページ!!茨木のり子さんの詩〜『あほらしい唄』ー「娘は誘惑されなくちゃいけないの　それもあなたのよう なひとから」に「この一節にグツと心を捕つかまれ、今もどっぷり酔いしれていることを告白」と。​​

  2025.10.01

  コメント(4)

• この父にありて〜かけはしくみこ

  ​​​​『この父ありて」　　　・梯久美子​　　　・文藝春秋　　　・22/10発行 〜副題「娘たちの歳月」、装画・林武の【うつむく女】が　ふさわしくすばらしい。「娘」時代のスナップ写真がそれぞれに添えられて271ページの大著!ー・渡辺和子〜「私は父の最期 のときを見守るために、この世に生を享けたのかもしれない」と全員を紹介したいが名前だけですが・斉藤史・島尾ミホ・石垣りん・茨木のり子・田辺聖子・辺見じゅん・萩原葉子・石牟礼道子の九人 名前や作品の一部しか知らないので、各々のたどってきた壮絶な人生にあらためて驚き感謝す!!渡辺「父を殺した青年将校らが引きあげていくのを座卓の影からみていた和子は『おとうさま』と よびかけた。だが答えはない。ー」梯の臨場感あふれる筆致はどれも　鬼気迫るもの!!　↑に続き「2・26事件の関連の本で、ととの殺害を目撃した幼い娘が泣きじゃくったという記述を 読んだ記憶があった私が改めて確認すると、和子は『いいえ、泣いておりません』と否定した。ー」辺見じゅん「父が亡くなり、私もまた死んだと思った』田辺聖子『やさしい言葉の一つもかけること なく、父をし死なせてしまった』、、、このぐらいにしておきます・・・・​​​

  2025.09.29

  コメント(4)

• 〜25/5

  ​​​​『原稿用紙1枚の物語』　　　・あいはらまひろ・佐藤おどり、イラスト　　・kadokawa ・22/1発行〜副題「20行めで『ぴん!』と来る」あららら、、女学生向けの本?? この「本は一冊でたくさんの物語 が楽しめて、しかも最後には意外な結末もまっているから、きっと飽きずに読めると思う。」 45話が400字原稿用紙と あいはらさんのコメントの188ページ。、、、本としてのアイデア楽しく。 ​『ぼくの文章読本』　　　・荒川洋治​　　　・河出書房新社　　・24/11発行〜ハナから失礼 荒川さんらしくないというか「似合わない」装丁?「世に『文章読本』 といわれるものは数多い。言葉の作法などを、名文を鑑賞したり、解き明かしたりしながら教示する。ところがこの本には、ただ、ぼくの淡白な文章が並んでいるので、本来の意味の『読本』を期待する 人には恵みのないものだと思う。ー」 4章52篇234ページ!!　〜・暮らしの中で書く・詩のことば・・文学を読む、書く・各人が知っていること。「散文は理路整然としているからー【正しい】ともので あるように思われているが、散文が本質的に異常な因子分けをかかえていることを知っておく必要はあ る。」「文学の言葉は普通のものに見えるのだけれど、そうではない。どこか夢のようなものなのだ。だからこそ、そこにふだんなら見えないものが見えてくるのだ。それはとても楽しいことだ。詩も 小説も、そのような楽しさを感じる人のもとで見えてくる。」、、、、ははぁ・・・​​​​

  2025.09.26

  コメント(4)

• 〜25/5

  ​​​『四季によりそい暮らしかさねて』　　　・横山タカ子　　・信濃毎日新聞社　・17/10発行〜撮影・装丁、レイアウト等美的な「写真歳時記」のような大形本18.5☓25.5センチ162ページ!! 著者は料理研究家・1948年生、長野大町「自称、専門は主婦。身近な素材と郷土食を大切にし、【素 にして上質】と。ーまさにその通り!! 春夏秋冬24節気に分け、「何気ない毎日を彩る、暮らしの調味料煩うことも山程ある暮らしであればこそ、一番身近な楽しさ探し。ー」【小暑】〜初夏の台所・保存食 ・朝顔・山椒の実・鰹節削り器・朴葉餅・葡萄の葉寿司・蚊遣り器の【大暑】へと、見るしかない!! 近所の「図書室」が　県内ハズレの成田からとりよせてくれた一冊!!! ​『解禁　随筆集』　​　・笙野頼子　　　・鳥影社　　・24/2発行〜『女肉男食　ジェンダーの怖い話」に続く「緊急出版」と。「これで三冊目、やはりいろいろ警戒 していて、今度もぎりぎりまで黙っていました。ーせめと今だけでもー言論の自由がやってまいりま した。発禁を解禁にしてお届けいたします。ー」〜・ジェンダー批判に至る長き道のり・藤枝静男論 ・川上亜紀論・反逆する永遠の権現魂・反ジェンダー全開!・1ー20歳になる,猫。・・・猫しか??​​​

  2025.09.24

  コメント(4)

• 『あのヒトとあの本の話』

  ​​『あのヒトとあの本の話』　　・瀧井朝世　　　・小学館　　・2018/3発行〜70年生の編集者? 442頁の大著、、何と言っても〜大量の作家とのインタビュー集!! 厚さ224ミリ! 1章　連なる驚き&ワクワクー17名　朝井リョウ「世にも奇妙な君物語」　など　2章　成長とか、恋 心とかー17名　竹宮ゆゆ子「砕け散るところを見せてあげる」　など　3章　時間も場所も超えてー 17名　村田沙耶香「殺人出産」　など　4章　現代社会を見つめるー17名　雀野日向子「週末の鳥人間』　、、ということは　17☓4=68名!!〜　一作家の【本】のを読みこんでの対話と「その後のこと」コラム を綴る労力1　さすが4章は「老練?」が多いがその殆どが若き作家たち、しかも女性陣。↑でも少しを UPしたがこんなにも"知らなかった"作家たちを知ることに。となるとそれら作家よりも、編者が、、、 角田光代は言う【瀧井朝世さんは本当すごい人。だれよりも多くの本を読み、だれよりも多くの作家にインタビューし、だれよりもすぐれた記事を書き、そしてだれよりもたくさん、だれよりもしなや かに避けを飲む。】と評している、吉田修一は【親友です】と一言。　知っている作家の殆どが本書に!​​​​

  2025.09.20

  コメント(4)

• 〜25/4

  ​​​​『旅のたのしみ』　　　・甲斐みのり​　　　・ミルブックス　　・24/10発行〜1976年生　33篇の「随筆集」　189頁〜装釘・藤原康二となっていて「装丁」でなく「装釘」と。 (余計なことで、、)〜・旅のはじまり・松本民芸家具・美濃和紙。常滑焼・藤森照信等々も33篇の中に近しいものもあるが・・・街歩きの楽しさをおしえてくれたパリ・ティーソーダとベルガモット・ 憧れの果やホテル・ねむの木学園と宮城まり子さん・たびと音楽・・・「ー言葉にならないような心 動かされる瞬間に出会うために旅をしている。ときめきをたくさん集め‐」をと。 ​『人生のくすり箱』　　　・枡野俊明​　　　・KADOKAWA ・2014/6発行〜1953年生の曹洞宗徳雄山建功住職　副題「淋しさや 不安を癒やす」38篇191頁。「人は不安の中で、 寂しさを抱えながら生きている。」〜1 何があなたをしばっているのですか?　2　余計なことを考えない　3　執着する心を捨てる　4　「人は人、自分は自分」と考えること　5　幸せの見つけ方 〜「次の二つのことは避けなければいけない．その一つは【余計なことを考える】こと。もうひとつ は、【考えすぎる】ことです。」と、、、。　　…それが、、できないのでず・・・。​​​

  2025.09.18

  コメント(3)

• 岸本佐知子・ヨシタケシンスケ

  ​​​​『わからない』　​　　・岸本佐知子　　　・白水社　　・24/6 発行〜厚さ280ミリ370頁!　1 わからないー36篇　2　本と人ー18篇　3　日記ー2000〜2008 「古くは2000年からつい最近のものまで、あちこちに書いた文章で、単行本に収録されていないもの の中から選び」まとめた一冊。装丁・クラフト・エヴィング商會…　う〜要は「おまとめ」の本。岸本さんさえも…? あえて「・」〜・カルピスのモロモロ・私のこだわり・ハイク生成装置・福助 エルメス等々　・クマのプーさん・『にんじん』とわたし・『銀の匙』　等々・カブトムシ日記・おおむ ね読書日記　等々。・・それにしても　大著なのに　もう"古いっ" かも。 ​『かみはこんなにくちゃくちゃだけど』​　・ヨシタケシンスケ　・白泉社　・22/4発行〜15☓15センチの絵本、子どもの日常に対し、「おとなは　わかっちゃいないなあ」と子どもの声が!​​​

  2025.09.16

  コメント(4)

• 『散歩哲学』 〜25/4

  ​​​​​『散歩哲学』　　　・島田雅彦​　　　・ハヤカワ新書　　・24/2発行〜副題「よく歩き、よく考える」、、私は「用もなく、ほっつき歩く」ことわペルシャ語では"チャラ ンポラン"という。」だけでなく【考え】もしないが、島田先生は、カント・ルソー、荷風同様「得られた洞察から作品を」生み「ほっつき歩きながら考える【散歩哲学】だ。」さらに「新橋の角打ち から屋久島の超自然、ヴェネチアの魚市場まで歩き綴った画期的エッセイ!」219頁。・人類史は歩行の歴史・散歩する文学者たち・孤独な散歩者の約得・ニッチを探す散歩・都心を歩く 〜千葉・池袋・高田馬場・阿佐ヶ谷、(って私のwテリトリー!)・角打ち散歩ー新橋・神田(これも!)・田舎を歩くー屋久島・秋田、+「コラム」の219頁。〜「ー現時点で子ども食堂が全国各地7000店 以上も展開しているという。そうした現実をみているとー飢餓が現実のものになっている。さらにはウクライナ戦争の盈虚ぅもあり食料流通に著しい障害が生じている。日本も戦争前夜のような 状況になれば、再び飢餓に陥る危険がある。」などとの　警告も発している。「弱肉強食は不経済で リスクが伴うから、共生の道を探ろうという本能が働いたに違いない。」などとも!​​​​

  2025.09.14

  コメント(2)

• 「見送る」・・・二冊

  ​​​​『自由か孤独か、おひとりさまは』​　　　・須川俊江　　　・文藝春秋　　・18/9発行〜副題「卒寿からのおすそ分け」239頁〜1章　歩んできた道　2　おおそれながら　3 教職にあった 日々　4 暮らし、あれこれ　5 言葉の森で　53篇〜「生きてきた人生を、まるで改めて生きなおしているかのような感覚を味わった。」「立ち竦んだ岐路、そこには、様々な人々がいた。かけられた言葉 があったるー大事にしたい言葉も見つけた。ー改めて、このような言葉は、私の宝ものだと思い至っ た。ーこのような宝ものなら、おすそ分けできると考えて、ペンを執ることにした。ー」 ​『全の心で 大切な人を見送る』​　　　・枡野俊明　　　・集英社　　・23/4発行〜副題「残された人が【よく生きる】ための心の整え方」215頁。著者は1953年生、曹洞宗建巧寺 住職。「残された人々には、やるべきことがあります。個人の思い出をかたり合うことの他にも、逝った人のため、できることがあります。それをまっとうすることが、故人への弔いになるのです。‐」・大切な人の死をどうやったら受け入れられるだろう?　・見送るからこそ、私たちはよりよく生き ることができる　・現代社会で大切な人をどう「見送る」か? ? ・いずれは必ず訪れる【死】に向き 合う　・心の相続の準備をしよう。〜38篇215頁〜「いよいよきたか。それでは」の日まで・・・​​​

  2025.09.12

  コメント(4)

• 千早茜・小手鞠るい・

  ​​​​『眠れない 夜のために』​　　・千早茜　　　・平凡社　　・平凡社　　24/11発行〜1979年生、装画・西 叔　第十夜となる画文集　118頁。・第一夜〜空洞　・二〜もりをさまよう・ 水のいきもの・あめ・静寂の園・木守柿・夜の王　・繍しい夜・寝息・仕舞いの儀式。掌編集とでも、、、「ーもしも、私が長い眠りにつくことがあったら。その時、君が目覚めてしまって 、眠れない夜を過ごすことになったら。この手帖をひらいて欲しい。長い夜の、せめてもの慰めに。 ​『この窓のむこうのあなたへ』​　小手鞠るい・佐藤まどか　　　・出版芸術社　　・24/4発行〜「ウッドストックの森の住人」るいさんと「トスカーナ州」の　まどかさんとの往復書簡、255頁 「ー小手鞠さんの『ある晴れた夏の麻』は、日本、いや世界の中高生に読んでほしいと思います。この物語を読めば、世界で唯一の被爆国に対するさまざまな考え方が存在することを知り、同時に 無知であることの恐ろしさ、共感することの素晴らしさほ理解し、平和を願う小手鞠さんの想いが伝わってくるはずでする」まどか。「しあわせとは何か。このごろよく、幸福について、考えていま す。ー渡しの場合、その答えはシンプルです。幸せとは、幸せを感じることのできる能力である。」 るい。〜5章ー23篇255頁は　深く・広い1!​​​

  2025.09.10

  コメント(4)

• 

  谷川俊太郎 二冊!!

  ​​​​​​​​​​『すきノート』『谷川俊太郎のあれやこれや』​・たにかわしゅんたろう・谷川俊太郎〜2冊!! たまたまツマとそれぞれを予約したものの、同時に到着!! 『すき・・』は12/10発行・アリス館、『谷川・・』は筑摩書房25/5発行、「すき・』の装画は安野 光雅、写真のごとく右から読んでも左から読んでも良く、右から読んで、谷川さんからの質問25に "答え"そして自分の字で左頁に自在に書き込んでいくと!!　【自分の本】ができる仕組がニクイ!!『・・あれや・・』は、山本容子の装画で、谷川さんの「横顔」を繋いだネックレス、たしか49顔!! 全333頁は、まさにまるごと「谷川」さんそのものの一冊!!　〜・エッセイーコレクション・懐かし い人たち・戯分五つと戯詩ひとつ・戯曲　お芝居はおしまいー喜劇三膜・小刺繍・自伝風の読む年譜 「詩が大岡信の言うように孤心と宴のふたつの要素からなっいるものだとすればー」のいち行にも感激、波乱万丈?の「年譜」にあらためて!! 1955年「詩を書き始めたりが18歳、今年私は64歳、46年 のあいだ書き続けて来たことになるが、この道一筋というふうには感じない。ー詩の形で書くほうが 言いたいことが言えると思う・ー」なんてな　こころのうちも・・・あらためて大事な人を喪って、、​​​​​​​​​

  2025.09.08

  コメント(4)

• 『人間通の名言』　　　・近藤勝重

  ​​​​​『人間通の名言』　　　・近藤勝重　​　・幻冬舎新書　　・24/7発行〜副題「唸る、励まされる、涙する」、作者はTBSラジオや「サンデー毎日」でお馴染み、川柳でも! なんと! 巻頭文の日付【2024/5/6】は逝去後の一ヶ月前(2024/5/10)!!!!、、、。その文末「本書は先人の言葉とともに描き出す、人間とは? の理解をさらに深めていただきたく、拙い解説や体験談を織り 交ぜながら一言一句を紹介していきました。ー」なんと85 篇と・桜木紫乃「さよなら、わたしの師匠」を加えた236 頁は語り口を思い出しては、、、早すぎたよぉ〜〜・・・私より若いのに、、、 多数先人たちの言葉を引いているが一つだけ・ショーベハウアー【孤独を愛さない人間は自由を愛 さない人間にほかならない　なぜなら孤独でいる時のみ　人間は自由なのだから】　と・・・​​​​

  2025.09.04

  コメント(4)

• 『おあげさん』　　　・平松洋子

  ​​『おあげさん』　　　・平松洋子​　　・PARCO出版 ・22/6発行〜　25/4文庫化につき、旧版だが　もちろん装画は同じ、平松麻さんのシンプル装画は先日の毎日 新聞「カバー・書評」で紹介されていたもので　"あげ"を　まさに彷彿とさせる　シンプルさ　抜群!!26篇のエッセイと・おあげさんといっしょー日々の料理　・35年来の友人と話す おあげのこと・ 二枚あれば三合は飲める　の236頁の楽しいこと! 「あげ」をとりあげてのこのボリュームと思索に 感心しきり。「ーひびの料理」以降は、活字を茶色としたセンス〜祖父江氏らのデザイン装画も!!

  2025.09.01

  コメント(4)

• 『天はあおあお　野はひろびろ』 〜これで本は25/4　以降となります

  『天はあおあお　野はひろびろ』　　　・池澤夏樹　　・北海道新聞社　・24/2発行〜副題「池澤夏樹の北海道」加えて　素晴らしき写真・水越武　まさに写文集　255頁を 堪能してください。「これは北海道新聞に連載したコラムを中心にその他の北海道に関する 文章を集めた一冊である。ー」タイトルは出典はチュぅ国の詩から。・天の章〜21篇ー津波と疫病　自然と人間・原発のうんこ　等々　・野の章26篇〜戦争の 空気とオスプレイ・渡り鳥に会いにゆく　等々。「ー國の柔軟性ということを考えた。こと を決めるポジションにどれだけ若い人や女性がいるかが大事だ。日本の電力業界は既得権に縛られて硬直している。國はこういうところから老いてゆく。」「【アンダー・コントロ ール】などとよくもぬけぬけ言ったものだ。等々　付箋多数、写真と 緒に考えましょう! 　水越さんは、1938年生の行動・自然写真家「水越さんの写真をのせることができたのは 望外の喜びである。ぼくの文章に飽きたらこの地の自然そのものをしみじみと見ていた だきたい。」結ぶ。

  2025.08.30

  コメント(4)

• 『俺の文章修行』

  ​​『俺の文章修行』　　　・町田康　​　　・幻冬舎　　・25/1発行 〜久しぶり!　惹句引用しても?につき抜粋引用。　23の「目次」というか、タイトルへの 秘訣〜1 文章力と読書の関係ー文章とは使える言葉を増やすこと。そこに裏道はあるか?(2 も　挙げてみます?) ・文章力をつけるための読書ー読む本はなんだってよい。でもたく さん読めば言い訳ではない・・と、260頁に及び、本文は例によってカンサイ弁らしき文体 がエンエンと続く。引用します…か、・「迂回」という技法〜「置換して効果が高いのは、既に日本語となったカタカナ語とまだ日本語になっていないカタカナ語で、あまり効果が ないのが、賢ぶったカタカナ語である。」「文章を動かす初動の力」ー「雑な感慨」という 悪癖〜「【ええなあ」と【あかんがな】行ったり来たりしているとどうでもいい文章になる 」・・ココだけ引用されてもなぁでしょぅ! そうですツマも投げ出して「文章修行せよ」と!!!

  2025.08.28

  コメント(4)

• 〜25/3 國分功一郎・飯田 朔

  ​​『手段からの開放』　​　　・國分功一郎　　　・新潮社　　　・25/1発行〜新書、副題「シリーズ哲学講話」207頁、これも惹句にたよらざるを得ない〜「楽しむ とはどういうことか?　【暇と退屈の倫理学】にはじまる哲学的な問いは、【目的の抵抗】を経て、本書に至る。カントによる【快】の議論をヒントに、【嗜好=享受】の概念を検証。 ー　国分哲学の真骨頂!」というのだが、惹句さえ　ヌキガキ・・・。ごめんなさい。 ​『【おりる】思想』​　　　・飯田 朔　　　・集英社新書　　・24/1発行〜これまた新書、副題「無駄ににしんどい世の中だから」269頁。フフそれよりも「装幀」 が 原研哉にオドロク!　1部ー【おりる】というアイデア〜1章〜3章29篇　2部ーそう簡単 におりられるのか? t　〜4章3篇・おわりに・あとがき。　惹句しか「生きるために、なぜ我々はこんなにも頑張らなければならないのか?　ー　競争に勝って生き残らなければなら ないと【思い込み】、しんどい思いをしているひとへ、自分らしい生き方を送るために 【おりる】ことを提案した一冊。」(しかも抜粋)〜朝井リョウや加藤典洋らをも論じてる。

  2025.08.26

  コメント(4)

• 〜25/3

  ​『探しているものは そう遠くないのかもしれない』　​・新井見枝香　・秀和システム〜2017/12発行　新井本　既に2冊up。1980年生書店員〜・会社に向いてない・結婚に 向いてない・大人に向いてない・たまにむいていることもある・生きているのに向いて ない、の5章231頁　身辺雑記。　「今のところ何も好転していない。」と。 『死なれちゃったあとで』　　・前田隆弘　　　・中央公論新社　　・24/3発行〜1974年生　13篇エッセイ・対談集　251頁　扉「実際に経験した死別についてかきま した。」とあり「D」との「20年前の、9月の連休のこと。」から・天国からの着信・完結 はしない　まで、対談は岩井秀人氏と〜「死なれちゃった経験をかたること」 ​『人の波にのらない』　​　・藤村忠寿　　　・朝日新聞出版　　・23/4発行〜既刊 副題にも有り「わらっている場合かヒゲ」の3巻?　そう、『水曜どうでしょう』の チーフディレクター。2020〜2022間　63!! 篇ほどの雑記229頁!! 「出演者を変えず、マン ネリを恐れず、お互い遠慮なく衝突し、すべてを自分たちの責任で決めてきた、そんな 24年間が醸し出す４人の人間関係。‐」と、表紙裏惹句。

  2025.08.22

  コメント(4)

• 〜25/3 石寒太

  ​『いきいき健康【脳活俳句】入門　　石寒太・谷村鯛夢　・ペガサス　・15/5発行〜図書購入24/11とチト古いが。「本書は俳誌【炎環】を主催する俳人・石寒太とその同人 谷村鯛夢が、・俳句と健康、そして・俳句の基本と始め方　を　具体的に記しています。さらに、金子兜太・嵐山光三郎氏を迎えての【快老俳談】と盛りだくさん。【健康俳句】 の決定版を篤とご覧くださいる」の惹句、262頁。「この本の第3章に述べますが、俳句を作るということは脳の活性化につながります。ボケ 防止や認知症の抑制にも繋がります。さらに、感性を豊かにすることにもなるのです。」と、イイコトヅクメ!! 〜もう、、、読むしかありません。

  2025.08.19

  コメント(4)

• 〜25/3 / 坂本龍一

  ​『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』　​　・坂本龍一　　・新潮社　　・23/6発行 〜…さきに言ってしまおう!!ー本書はわたしら生きている者たちへの【遺言】であり 【伝言書】である。!!! 1〜8章に鈴木正文氏の「著者に変わってのあとがき」に「年譜」 285頁には　すなっぷ写真も挿入されていて、たちどころに【教授】の声が聞こえる! ・ガンと生きる・母へのレクイエム・自然には敵わない・旅とクリエイション・初めて の挫折・さらなる大きな山へ・新たな才能との出会い・みらいに遺すもの。　 鈴木正文氏の「あとがき」は「ーダイアリーの日付順に、17通の書き込みのうちの残り 14通を、コメントせずに紹介する。坂本さんの最期の日々のこころの動きを、垣間見 ることができるだろうーー。」と、壮絶である…。こんな一篇も「俳人富澤赤黄男の句 【蝶落ちて大音響の結氷期】すごいと思います。度肝をぬかれました。「僕(鈴木)宛の それが最期のメールだった。ー」・・・思いあたること幾つもで付箋多数、読んでくだ さい、さらに鈴木氏「その坂本さんはすでにいない。ーーならば僕達が【坂本さん】に なろう。　ー(そうすれば) ー 生きつづけることになるだろう。」と!!!、、、同感!!​​​

  2025.08.17

  コメント(4)

• 〜25/3 内田也哉子

  ​『BLANK PAGE』　　　・内田也哉子​ ・文藝春秋　　・23/12発行 〜副題「空っぽを満たす旅」希林さん亡くなってから5年後の回想録、289頁〜2018/11 のDrivihg My Mother」のエピソードに始まり2019/4の「喪主挨拶」につづき、2019/5の谷川俊太郎〜小泉今日子・中野信子・養老孟司・鏡リュウジ・坂本龍一・霧島 かれん・ヤマザキマリ・是枝裕和・窪島誠一郎・伊藤比呂美・横尾忠則・マツコ・デラックス・シャルロット・ゲンズブール、と誰もが一目置き"ヤッカイ" 御仁たちとの 交流譚。付箋も多数・引用不可につき、ココは是非本書を紐解いてください!!!ひとりぬけていました、「無言館」のの窪島誠一郎、、、いずれにしろ希林さんの幅広さ や目論見も垣間見えて、今更ながら惜しい人を日本はなくしたものだと…ここはヤヤコさんにややこしい人たちと「今一度、大切なものを失った淋しさと、そもそもの出会え た幸福をじっと見つめ、そっと寝かせてみる。急ぐことなく、嵐のあとの閑寂に耳を すますように。」と「あとがき」。　装画も也哉子氏。

  2025.08.15

  コメント(3)

• 〜25/3 三冊

  『今日の人生　2　世界がどんなにかわっても』　・益田ミリ　・ミシマ社　・20/10発行 〜「1」もUPしてたとおもうが、「2」〜20年と旧作236頁「テレビを見て笑った自分の声 が思った以上に楽しそうでもつと聞いていたいと思った今日の人生」いろいろを! 『わたしのこころを強くする　【ひとり時間】の作り方　　・岸本葉子　・構成出版 〜22/11発行「この本では【ひとり時間】の作り方を5つの面から考えます。・時間の質を 上げる・暮らしの工夫・人間関係の保ち方・いざというときへの備え・心の持ちよう　 一人暮らしの長いわたしの体験に基づき、今日からでも試していただけそうなことを挙げ ました。」と惹句。〜句会・銀行・句づくりの経験も織り交ぜて、60篇204頁。 『それしか ないわけ ないでしょう』　　　・ヨシタケシンスケ　・白泉社　・18/11発行 〜18年と古くしない「移動図書館」から、予約後即到着。それこそ「みるしか　ないでし ょう」!! なにしろ絵をみているだけで　シアワセに!! 「…ねえねえ、しってる? みらいは たいへんなんだぜる」とお兄ちゃんが妹に、妹は【へ?】、、、大人は　悩む本、、、

  2025.08.13

  コメント(4)

• 今週本〜先行 UP!!　横尾忠則・小池真理子

  ​​​​『TADANORI YOKOO 』​　　　・横尾忠則 連画の河　　・国書刊行会　　・25/4発行〜300☓303ミリ　厚さ23ミリ!!!の大形本、ちなみに　鉛筆書きで　￥4500と、、(シーッっ)「記憶の鎮魂歌」に始まるどの頁の作品に、だだただ驚異するばかり!!!　巻頭・建畠哲「横輪忠則は 近年、大作のタブローによるシリーズ作品の制作を多く手掛けてきている。【Y字路】のように比較的 長期間にわたるケースもなくないが【寒山百得】のように102点もの作品を短期間に集中して描くこ ともある。今回発表される連画のシリーズは明らかに後者であって、【寒山百得】の後を受けるように して制作が始まり、これまで64点が描かれている。作者によればシリーズとしては未完であるらしい が本展の開催でとりあえずは一区切りを迎えたといってよい。ーーー」、、、ウーム必見するしかない! ​『月夜の森の梟』　​　　・小池真理子　　　・朝日新聞出版　　・21/2発行〜「夫・藤田宜永の死によせて」鎮魂エッセイ集　50 篇!!! 172頁。・・・横山智子 装画・挿画に すくわれる"感" さえ伴う一冊、、、何を見ても，観ても、診ても、感じても、肝ジテも結びついて仕舞う 、、、引用する。。。だから　引用しない、2020/2/19の最終行のみに『それにしても、さびしい、ただ、 ただ、さびしくて、言葉がみつからない。』　・・・・・・・

  2025.08.11

  コメント(4)

• 【今週】!! 読了本!! 〜　絵・写真本

  ​『一郎くんの写真』　　　・木原育子　　え・沢野ひとし　　・福音館書店　・19/9発行〜副題「日章旗の持ち主をさがして」「たくさんのふしぎ傑作集」195☓252ミリ　40頁の絵本!惹句「中田一郎さんの日章旗は、アメリカの非営利団体【OBON2015】の活動により、持ち主を探し ていたものです。ー　中田一郎さんのおかあさんについて、中田宏志さんにお話を伺いました。ー」2019年に発行されていた本とは!(ツマが書評から予約)　そして　読んだのは昨日【8/6】でした!! ・・ふたりして「どうして、【え】を沢野ひとしにした?」、、、、結論、背景をいくらかでも「やさしく」 ​『こんな世界を、上手に生きる』​　　・酒巻洋子　　　・産業編集センター　　・20/10発行〜133頁の【猫】写真集〜飼っている「黒猫・クロクロ」と「サバ白猫・パシャ」+秋田犬の特別出演 これら猫と犬の日常から「読み取る」というか「教えられる」【ニンゲンのこどば】集である!!〜【寝る前に考え事をするのはやめよう】(ホラ、ねこにも言われている　と、ツマ) 【気持ちがうま く伝わらないてもイラつかない　くさらない　あきらめない】【行き詰まったときには関係ないことを 考えてみる】　【腹を立てたって仕方ない。自分ひとりで生きているわけではないのだから】、、ハハァ

  2025.08.09

  コメント(4)

• 〜25/3 三井修エッセイ集

  ​​『雪降る國から　砂降る國へ』​　　・三井修エッセイ集　　・青磁社　　・20/6発行〜20年発行というのにこんなにも凝縮された短歌集にであえた喜びが一杯である。「あとがき」〜「本書はわたしにとって初めてのエッセイ集である。短歌を作り始めて約 四十年、歌集は十冊になりー思いきって一冊に纏めることにしたー今回は、故郷能登のこと、能登 出身の歌人でその人と作品を深く敬愛する岡部文雄と坪野哲久のこと、長く 関わってきた中東イスラムのことなどを中心に整理した。ー」引用したい歌人・短歌に 付箋だらけにつき あえて割愛します。中でも「歌人論」の章では・田中栄・宮柊二・釈・折口と裏の中で【永田和宏の母の歌】を採り上げ「そもそも永田には追想スべき母の面影 はない。永田が繰り返し歌っているのは、母の面影でしなく、母の逢いを知らずして 成長した自らの内面である。‐私はそれが永田の作品に深い陰影を与えていると思う」と　切り結んでいる。【母をしらぬわれに母無き五十年湖に降る雪降りながら消ゆ】〜 その永田氏の子息の出版社が【青磁社】とも 気づいた次第。　そうそ三井修の歌から 【反省の或いはすべて幻で我はいまだに能登の少年】と!!! 　(永田氏の妻は河野裕子)

  2025.08.07

  コメント(4)

• 〜25/3 〜　岸政彦・原田宗典

  『調査する人生』　　　・岸政彦　　　・岩波書店　　・24/11発行〜「序】「本書は六名のフイールドワーカーたちとの対話の記録です。〜表紙惹句〜「相手 の10年を聞くために、自分の10年を投じるー打越正行　・生活そのものを聞き取り続 けてみえてくることー斎藤直子　・簡単に理解できない、矛盾した語りを掘り下げたいー丸山里美　・生きていくことを正面にすえると、なかなかいせてよく言えないー石岡文登 ・調査する人生と 支援する人生ー上間陽子　・人生を書くことはできるのかー朴　沙羅」 ↑順番に　・暴走族中でパシリをはじめ…　・部落問題と差別　・ホームレス研究　・"咬 ませ犬"ボクサーに話を聞く　・沖縄の女性たちの調査　・親族の歴史的生活史。　朴さんは 1984年生だが、あとの四人は皆70年代、聞き手の著者は1967年生。活字にさ れたのは291頁だが、「対話】をの中身は、私達一般人の想像を超越したものだと・・・「私たちはただ単に事実や言葉それ自体を蒐めているのではありません。私たちには【 書きたいこと】というものがあります。沖縄的共同性、貧困と身体、移動とアイデンティ テイ【について】書きたいのです。・・・と。 『おにぎりにした悲しみは』　　　・原田宗典　　　・岩波書店　・24/11発行〜六年ぶりの新作描き下ろしとのこと。装丁こちらも久しぶりの原研哉氏!!　271頁! 表紙裏惹句でご勘弁を、ぜひ「再生の物語】を眼にしてください〜「【おれはもうおじさんではなくおじいさん】だー様々な思いをおきざりにして、これまで生きてきた長坂誠、65 歳。その運命ま歯車が、或る姉弟との出会いから動き出す……。おきざりにされた者などいない。生きていくかぎり、ささやかではあれ希望が生まれ、その旅は続いてゆくから。吉田拓郎の名曲にのせて贈る、昭和の香りただよう令和の物語。」!!!一行もおろそかに できず、頁をめくってしまう　見事さ!! 拓郎だけではありません〜言いません!

  2025.08.05

  コメント(4)

• 〜25/3

  『カニカマ人生論』　　　・清水ミチコ　　　・幻冬舎　　・22/8発行〜実家・飛騨高山の喫茶店話から、渋谷字ジァンジァンを起点としてからの芸能界入さら に今や　武道館を例年満員にする現況の「モノマネ」論　まで 47篇236頁で大いに笑わし くれる。、、巻末　プロフィール頁の　「挿絵」は　"万博太陽の塔" でした、、、、 ​『ブックエッセイ　夢の町本通り』　　・沢木耕太郎​　　・新潮社　23/9発行〜著者エッセイ6巻の一冊 380頁　厚さ270ミリ!! ま、巻頭は23/9 となってますが〜・本を 買うー4 篇・本を読むー22 篇　・本を語るー4篇　・本を編むー7篇　・本を売る3篇・ あとがき、〜「この『夢の・・』は、一篇を除けば、すべてここ三十年あまりに各所で 書くことになった、書物を巡るエッセイをあつめたものである。ー本を読むことー私の【甘美な時間】が ほとんど変わっていないことに、あらためて脅かされる。ーこれからも 変わらないであろうと思う。この眼と足が確かなうちは。」と。中でも 山本周五郎の多くを 語っていて、沢木はもちろん山本好きの　ツマにとっては【甘美な時間】であったと、、、

  2025.08.03

  コメント(4)

全2729件 (2729件中 1-50件目)

1 2 3 4 5 6 ... 55 >