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ジルコニアの気まま日記

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ジルコニア5519

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天衣無縫傍若無人なトークで、リスナーをはじめ、スタッフと相方すらも圧倒する噛み様『風音様』と風音様をはじめ、ゲストやスタッフが投げかける、どんな球も打ち返すそのトーク力で番組を牽引する『荻さん』がメインパーソナリティーのインターネットラジオステーション『音泉』でNO.1の人気を誇る番組っす↓


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2014年05月31日
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 最初はどうなるかと不安だらけだったサボテンダーのショーもすばるが色々とやらかしてくれたおかげで大爆笑のうちに終わり(あかんだろ)セットの片付けを終えた俺たちは反省会も兼ねてミルキーウェイに戻っていた。
 「いやぁ、うけたうけたw」
 「いや、うけたっていうかあれは完全に事故だろ、事故」
 「まぁ、初めてのショーだったしねぇ。そこは皆寛大な心をもって見てくれてたってことで、ね?でも、次回以降はそんなの通用しないと思うし、気を付けないとダメだよ?すばる」
 「うぃっす」
 「実際問題こっちから見てる限り、今回かなり良い感触だったんじゃないのかしら?でも、すばるのあれはいただけなかったわね」
 「ま、まだ1回目だしな。ただ、これで好感触なら次回以降も開催できる可能性は出てきたな」
 「みんな、本当お疲れ様だ。とりあえずすばる君の衣装は今後もうちょっと考えてみるよ」
 「本当お願いします、おじさん。流石に毎回あんな衣装だとオレも辛いっす」
 窓際の席に腰掛けた俺たちに、親父はニコニコと笑みを浮かべながら封筒を差し出してきたんだ。
 「今回は本当、お疲れ様。それじゃ約束通り頑張ってくれた3人にはお小遣いをあげよう」
 「ありがとうございます、おじさま」
 「いただきまっす!」
 「あんがとな親父、これで少し財布の中も潤ったぜ」
 ま、すぐに半分以上が琴子の手によって搾取されてしまうわけだg
 「それで、まだ実際にやるかどうかは決めてないし、どうなるかわかんないが、次回以降の参考にしたいし、今回のダメだった所、改善しないといけないところをあげていってくれないか?」
 ダメだったとこなぁ・・・
 色々とgdgdすぎてどこからあげていったらいいかわからんレベルなんだが
 「まず私の方はあれかなぁ・・・ところどころ進行がつまづいちゃったからねぇ。そこの改善、かなぁ。それはもうちょっと場数を踏んでトーク力だったり、司会力をあげないといけないのかな」
 「俺はあれだな。緊張しちまってセリフが飛びまくったりしたのが痛いな」
 「もっと根本的なものがあんでしょ。すばるの存在そのものが失敗だったのよ」
 「SO☆RE☆DA!」
 「それだじゃねぇよwひどいな。オレだけを悪者にしようとするとか・・・」
 「でも実際問題あんたが一番ひどかったじゃない。正義も台詞を忘れて止まった部分とかもあったけど、あんたはそれ以前の問題じゃない」
 「ぐ、ぐぐぐ・・・」
 「んだんだ、ショーが終わって、その後の交流の時も子供相手にガチ切れしそうになってたじゃねぇかよ」
 うん、子供があまりにもバシバシ叩いてきたりするもんだからその子に対して、ですね?
 もうちょっと大人になろうぜ・・・すばる。
 「あれはあのクソガキが!」
 「はいはい、お前はもうちょっと大人になろうな。子供のやることなんだからよ」
 そのあとも、出てくる反省点は個人的なモノばかり。まぁ、やってた身としては自分のことで手一杯だったし、他の部分にまで目が行き届いてないんだよな。
 そんな時だったよ。
 「ねぇ、あたしの方から何点かいいかしら?」
 うん、そう口にしたのは琴子だった。
 「ん、どうしたんだい琴子ちゃん?」
 「観客として見てたあたしから気になった点は、まず進行の悪さはズブの素人がやってた、って部分もあるし、仕方ないとしても。でも、時間の管理くらいはキチンとしたほうがいいんじゃないのかしら?」
 時間の管理なぁ・・・
 確かに当初予定してたモノよりもかなり遅れてたんだよなぁ。
 「もうちょっと時間を意識して進めるようにしないとダメよ。あんまりダラダラやってるとお客さんも飽きてくるし」
 「ふむふむ・・・」
 「それに付随して、手際の悪さね。事前に使うものはわかってるんだから、もうちょっとバックチェックをしっかりしたり、すぐに用意できるように道具の整理とかしておいたほうがいいわよ」
 その他にも、色々と俺たちじゃ気付かなかった部分の指摘が出るわ出るわ。
 俺たちはその琴子の様子にただただ感心していた。
 舞台から見てる限り、ずっとスナック菓子バリバリ食って適当に過ごしてるようにしか見えなかったのに・・・
 こいつやるやん!
 「ま、こんなとこかしらね」
 「すげぇ・・・お前ただ適当に見てただけじゃなかったんだな・・・」
 「やっぱり第三者視点から見てもらった人の意見って大きいねぇ」
 「うんうん、これだけしっかり見てくれて意見してくれる人なんて、中々いないからね、本当貴重な意見をありがとう琴子ちゃん」
 「ふふん、あたしだって、ただ単に見てただけじゃないのわかってくれたかしら」
 「それじゃ、この今もらった意見を参考に次回以降のショーの事を考えてみるよ。今日は皆、本当ありがとう」
 そして、その後ゆっくりとおしゃべりしたりして、時間を過ごし、夕方頃に反省会まで含めたサボテンダーのショーは終わりを告げたのだった。

 第18話  反省会  その1.終わり
            その2.へ続く





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最終更新日  2014年06月01日 10時54分03秒
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