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ジルコニアの気まま日記

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ジルコニア5519

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天衣無縫傍若無人なトークで、リスナーをはじめ、スタッフと相方すらも圧倒する噛み様『風音様』と風音様をはじめ、ゲストやスタッフが投げかける、どんな球も打ち返すそのトーク力で番組を牽引する『荻さん』がメインパーソナリティーのインターネットラジオステーション『音泉』でNO.1の人気を誇る番組っす↓


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2016年01月09日
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 「ねぇ龍也、ちょっと戸開けて~」
 部屋の戸を開けてやると、そこには両手いっぱいに漫画を抱え超絶笑顔なコーラルの姿。
 彼女は俺の部屋の戸が開くとヅカヅカと中に入り、そして部屋の中央に両手に抱えてた漫画をドサッと置いたんだよ。
 「龍也、こないだ貸した本は読んでくれた?」
 「おぅ、あの漫画面白いな。あれの続きってまだないのか?」
 「うん、それならあとで持ってくるね。あ、それでね!今度のオススメはこれだよ!」
 超笑顔でさっき床に置いた漫画の束達を指差すコーラル。
 こいつ、本当に漫画とかアニメ好きなんだな。だって、ここに来てからほぼ毎日のようにこうして、自分が好きな作品を持ってきては俺に薦めてくるんだから。
 そして、コーラルが置いてった漫画によって俺の部屋は順調に侵食されている、と。
 てか、完全にコイツは俺を同じ仲間に引き入れようとしてるよな、絶対にw
 ま、おもしろいからいいんだけど。
 「ほぉ?これはまた、俗に言う萌え系ってやつなのか?」
 「うん、そうだよ!これはね、戦車道って言ってね。女の子が戦車に乗って戦うお話なんだよ。これがもうね、出てくる女の子はもちろん全員可愛いのは当たり前なんだけど、それよりも戦車もそれを使った戦いも凄くしっかり描かれてさ、本当さいっこうなんだよ!」
 鼻息荒く語るコーラルはちょっと眩しく見えたりするな。うん、こうして自分がとことんのめり込める趣味があるって良いと思う。
 「ガル〇ンはいいぞぉ!」
 「ふむ、あんがとな。とりあえずまた後でボチボチ読みすすめてくわ」
 「うん!」
 なんかこういうのいいな。まぁ、コーラルはかなりのヲタク趣味だが、こうして女の子(巨乳美少女)と部屋で話をすることが出来るって。
 つい1ヶ月くらい前まではそんなこと想像も出来んかったわ。
 「コーラル?貴女またですか・・・」
 大きくため息をつきながらジェードも部屋に入ってきたんですが?
 「ほぇ!?な、ななな、何かなジェード」
 「ん、どうしたジェード。そんなにコーラルと俺仲良く話してるのが妬ましいか?」
 「何を言ってるんですか、何を・・・違いますよ」
 「違うのか?残念」
 「コーラル、またそんな自分のスペースに置ききれないからって読まない漫画をそっちにおいやって・・・」
 「はい?」
 自分の部屋に置く場所がないからこっちに持ってきてただけ?w
 「ち、違うよぉ!あたいはただ純粋に龍也にも漫画の素晴らしさを教えようとだよ!?」
 「はいはい、そういう言い訳はいいですから。というか、まずもってその自分の好きなものを相手に押し付けるのはどうかと思いますよ?」
 「いや、その点は別に問題ない。俺も結構楽しませて貰ってるからな」
 「そうですか?まぁ、龍也がそう言ってくださるならいいのですが。ですがコーラル?ほどほどにしないといけませんよ?」
 「あうぅ、わかったよぉ。ごめんね、龍也」
 「気にすんな。むしろ今まで知らなかった世界を知れてちょっと楽しいと思ってるから」
 「ありがとう、それじゃ、これからもガンガン持ってくるね!」
 すんげぇ嬉しそうにそう言ってくるコーラルをみると、俺超いいこと言った!って思える。
 いや、むしろ本当に良いことしか言ってないからな、今の俺は。
 で、何でジェードは俺をそんな目でみてきてんだ?

 そんな目→(エ エ)本当、この変態は・・・

 「男の人は巨乳には優しいと聞きますが、本当なんですね」
 「ばっか、おめぇ何言ってんだよ。勘違いすんな!男は性別女になら誰にだって優しいんだぞ!
 「なんですかそれ、ただの節操なしじゃないですか。最低ですね」
 「へぇ・・・龍也ってそういう人間だったんだぁ・・・」
 あれ・・・さっきまで超笑顔だったコーラルさんからも冷ややかな視線を浴びてるんですが?
 2人してそんな視線向けてきたら興奮すんじゃねぇか。
 「というかですね、女性全員に優しいというのならば、私にも優しくしてくれませんかね?私の扱いが存外おかしいと思うのですが」
 「は?何言ってんの?お前と瑠璃は例外だよ。ジェードと瑠璃には厳しくしてもいい、そういう風に法律で決まってんだ」
 「そうなんですか。法律でですか、なら仕方ないですね。それでは私も龍也にだけは厳しく行きます」
 「お、おぅ・・・いいぜ別に。いいよこいよ」
 「ふふ、本当。2人は仲が良いというか、お似合いだよね」
 「は???コーラルお前何言ってんだよ。俺とジェードがお似合いとかねぇよ」
 「そうですよコーラル。仲が良いのではなく、私が龍也を飼いならそうとしてるだけですよ」
 飼いならす???いや、まさか。今のは聞き間違いだろ、うん。そういうことにしとこ。
 それよりも、だ。今は気になることが1つある。
 「なぁ、コーラル」
 「ほぇ?何かな?」
 「俺のとこにもかなりの数の漫画をこうして持ってきてるわけだが、お前どんだけ持ってんだよ」
 「どうだろ・・・数えたことはないけど、多分1000冊以上はあると思う」
 「それくらいは実際にありそうですね。あ、そうです。どうです龍也。今から私とコーラルの部屋に行って現状見てみます?それで、できればコーラルを叱ってもらいたいのですが」
 「え!?ジェード・・・あの部屋を龍也に見せるの?」
 「ちょうどよい機会です。ほかの人に見てもらっていかにコーラルが整理出来ない人間か見てもらって注意してもらいましょう」
 「う、うぐぐ・・・いやだなぁ・・・」
 ん、ちょっとまて。何?俺2人の部屋に入ってもいいの?てか、こんなチャンス滅多にないんじゃね?
 これを逃す手はないな。うん。
 俺、女の子の部屋って入ったことねぇからドキドキするわ(瑠璃の家には行ったことあるがあいつはノーカンだ
 「よし、ちょっと龍也先生が見てやろう」
 「決まりですね、では行きましょう」
 と、いうわけで。俺たちは隣のコーラルとジェードの部屋へと移動した。

 第5話 ごーろごーろ その1.終わり
            その2.へ続く





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最終更新日  2016年01月09日 10時46分20秒
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