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カテゴリ:とんぼ玉・ビーズ・インコ
リリが落鳥しました。
2年と数ヵ月の短い命でした。 もっと早くお医者さんへ連れて行ったら。 もっと早くに手術を受けていたら。 もっと、もっと暖かくしてやっていたら。 巣引きなんてしなかったら。 新聞なんて、かじらさなきゃよかった。 後悔ばかりです。 オスのトトと一緒に我が家へ来た頃、リリはまだヒナヒナでした。 餌をスプーンでやったり、保温したり。 新米飼い主の私達母子は、毎日ヒヤヒヤどきどきで過ごしました。 あっという間に飛べるようになって、お散歩が大好きな二羽は、かごにかじりついて「出して~」とおねだりをしてくれました。 卵が詰まって、おなかが膨れたリリをお医者さんへ連れて行ったのは4月の末。 お薬を飲ませて、一週間、様子を見たものの改善はせず。 ゴールデンウィークは何とか持ちこたえましたが、6日ごろから「ピーピー」といつもと違う呼吸の音が聞こえるようになりました。 羽を膨らませることもありました。 手術する予定で7日の夕方に入院。 しかし、8日の朝に容態はさらに悪くなったそうです。 その日、仕事に出ていた私の携帯に獣医さんから連絡が入りました。 「今、リリちゃんは私の手のひらに載せているのですが、とても容態は悪いです」 その次の言葉は、信じられないようでした。 「でも、リリちゃんは最後に、自分の力で卵を産みました」と。 夕方に、娘と一緒にリリを迎えに行きました。 冷たくなったリリのおなかは、小さくへこんでいました。 「苦しんで死んで行く小鳥は、痙攣をおこしてまぶたを閉じないこともあるけど、リリちゃんは本当に眠るような最後でした」 「ほら、こうして、きれいにまぶたを閉じているでしょう?」 獣医さんは、私達に話してくれました。 りり・・・・ おなか、苦しかったんだね。 最後、楽になれてよかったね。 もっと早く、どうにかしてやれなくて、本当に、本当にごめんね。 獣医さんは、「リリちゃんに」とお花を用意してくださっていました そして、一羽残されたトトへの注意について教えてくれました。 庭に大きな穴を掘って、リリとお花を埋めました。 穴を掘った場所は、毎日私達が餌を吹く場所。 実の入った餌から、たくさんの草が出ている場所。 リリ、私達は毎日、あなたのことを思い出すから。 絶対に忘れないからね。 ありがとうね。リリ。 リリの治療の様子 その1 リリの治療の様子 その2 リリの治療の様子 その3 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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