グダグダ３０分（旧ワクテカの祭壇）

義父が海釣り専門なのは以前書いたが、最近は海上釣り堀をお気に召しており、たくさん釣れた日にはおすそわけとして一部の獲物を送ってくれる。

んで、青物専門でハマチ、ブリ、カンパチの切り身を新聞につつんで送ってくれる。
送ってくる新聞包みにもきちんと、「ハマチ」「カンパチ」「ブリ」ときちんと名前が書いてある。
しかし「カンパチ」はいいとして「ハマチ」「ブリ」に至っては出世魚がゆえおよそ食べる側にはあまり関係が無いと思われるものまで書き分けてある。
しかし送る側にはしっかりしたこだわりがあるらしく、さりげない主張がうかがえる。

うん、確かにそうだ。
釣り人ならそのへんは譲れんね。
俺でもそうする気がする（笑）

そらブリ食べながら
「このハマチおいしいね」
なんて言われたら、その場で正座させるかもしれん。

おま、そのブリ釣るためにどれだけの格闘をしたと思ってるんだと、そんじゃそこらのハマチと一緒にするたぁ何事だと小一時間説教してしまうかもしれない。

これを読んでいる方、もしハマチっぽいお魚を振る舞われた時は、迷わず「このブリおいしいですね～」と調子よく言っておこう。
真実ブリであったときは相手の気を悪くせずに済むし、仮にハマチであった場合も「ブリの様な高級魚の様にうまい」というお世辞にも使える。

出世魚は他にスズキやボラといった魚もあるが、このへんはまあ食卓に上ることは希なのでどうでもいい。
出世魚でもブリ。この順位は覚えておいて間違いない。


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