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2003年07月14日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 「葵(あおい)祭」の日、源氏の君が御車に乗って賀茂神社に向かいます。
 一条大路は立錐(りっすい)の余地がないほどの人であふれます。
 
 源氏の君を一目見ようと都(みやこ)中の人々が集まっています。
 若い女性たちが、それぞれの車に乗り源氏の君が来るのを待っています。
 
 若い女性たちは、心をはずませながら今をときめく「光る源氏」の姿を見ようとしています。
 この時の若い女性たちの心の内を「葵(あおい)」の巻で描いています。下の原文の写真5行21字目から7行10字目まで。

心の化粧葵7b

「心のかぎりつくしたるくるま(車)どもにの(乗)り、さまことさらび、心げさう(化粧)したるなん」

心の化粧葵7b拡大

 原文の現代語訳文は次の通りです。

「若い女性たちは、精一杯飾り立てた車に乗り、ことさらに心を弾ませている」

 「光る源氏」「光の君」と呼ばれた美しい源氏の君を一目見ようと、わくわくしながら源氏の君の到来を待つ、若い女性たちの心の内を描いております。
 
 原文にある「心化粧」という言葉が、平安時代に使われていたことがわかります。

備考:
 7月7日の日記の中で、「常陸介にとって浮舟は」とすべきところ「常陸介にとってもその娘にとっても浮舟は」と、9字分余計な文字が入っていました。紙の原稿の時は正しかったのですが、パソコンで入力するときに誤入力となりました。今日、「H-2さん」のご指摘でわかりましたので訂正いたしました。老眼のせいで時々ミスをしています。
 これからもお気づきの点は、お教えいただきますようよろしくお願いいたします。






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最終更新日  2003年07月14日 19時49分53秒
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