Sell in Mayとはいうけれど、もしかしてそろそろ買い場?
五月になりました。私は製造業なので30日は会社指定の休日、1日はメーデーで休日、2日は有給休暇の取得推奨日で休日と連休中でした。連休中の平日ということで、祝日よりはお手頃価格のホテルに泊まって旅行を楽しんできました。その間、株価も為替もすごく動いたようで、いろいろ考えなければいけないことが増えた気がしています。アノマリーのセルインメイですが、私的には聞いたことはあるけどあまり当てにしていない格言です。どちらかというと権利確定後の下げたところで買う場面のような気もしています。気のせいかもしれないので、一度確かめてみることにしました。保有株の中から、周期性のありそうな銘柄でいくつか調べた結果、周期性のある銘柄があったので私の備忘録として下記に感想を加えて書いておきます。先ずは、8098 稲畑産業です。この表はMACDの年毎、月ごとの平均をまとめたものです。マイナスは直近の株価が下がっているトレンド、プラスは上げているトレンドを示しています。7年間の月ごとの推移を見るとほとんどの月で上昇トレンドですが、1,4,8,10月に弱い月があり、特に4月と10月は平均でマイナスになっています。これはちょうど前の月末が権利確定日で権利確定後に売られているのではないかと推測します。統計的にはもっとサンプル数が多いほうがいいのですが、古すぎるデータも信頼性に欠くので、この程度でこんな傾向もあるというぐらいの理解で良いのかなと思っています。このトレンドが再現性があるとすると、5月初めごろに買って9月末の手前で売ればもうかることになります。2017、2018、2020、2021、2022、2023はこの法則が当てはまりそうです。外れているのは2019年だけなので期待できそうです。もう一つ、7581 サイゼリヤです。サイゼリヤもほとんどの月でプラスになっていて長期で持っていれば利益があることが分かります。こちらは10年間のデータで、5月、6月、7月は3割しかマイナスがないのが分かります。飲食関係なのでコロナ過の2020年3月は大きなマイナスになっているなど、いろいろな要因で大きなトレンドがありますが、5月に買って8月決算前に売るのが良いのかな?2023年のような一本調子で上がるときもあれば、2018年のように下げ続ける局面もあるし、優待の長期保有の判定もあるので、最低限は残しつつ保有数を増減させることを考えたいなと思います。明確なトレンドで何か言えそうなのはこの二つでした。もちろん、月ごとの周期性のない銘柄のほうが多いことも分かりました。私の持っていない銘柄でもっと強烈に周期性のある銘柄があるのかもしれませんが、5月に売る必要のある銘柄はありませんでした。むしろ売るのは3月や9月かなというのと、5月は買うほうがいいのではというのが今回の感想です。株式ランキング長期投資ランキングサラリーマン投資家ランキングにほんブログ村