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明日は明日の風が吹く

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あしたはあした

あしたはあした

2006年02月06日
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カテゴリ:学校
今日もぶらっく・じゃんぼの独り言だ。うひひひひひ。

先日の日記で初登場のS教諭。

学校事務員だった私のカミさんも実は大嫌いだったそうだ。

事務室内でも評判はあまり芳しくなかったらしい。

だから私がS教諭から投げられた仕事で遅くなると、うちのカミさんはひどく不機嫌になります。ま、気持ちはわかるけど、ボクにあたらないで欲しい・・・

彼を初めて好ましくない、と感じたのは、今から13年前。

私が1年生の担任の時である。そのとき彼は学年主任だった。私は教職について2年目。初めての担任で、右も左も解らず、右往左往としていた年でした。さらに、パソコンを使っての成績処理などもやらされて、授業のための教材研究とパソコンの勉強とで、平日の睡眠時間は4時間以下でした。ま、若かったから何とかなりましたけどね。そんな私を使えると思ったのか、S教諭はいろいろと用事を言いつけてくるようになったわけですが、これも修行と私は嫌な顔ひとつもせず頑張ったよ。

そんなこんなで1年間。私の受け持った生徒も無事進級することになりました。事件はこのとき起こったのです。

私が受け持ったクラスは、とてもいい子ばかりで、先輩の教科担任の努力の甲斐もあって、けっこういい成績を取ってくれる生徒が多かったのです。このあたり、まったく私は運がいい!そこで、その成績のいい生徒たちは、もっと勉強をするクラス、国公立進学クラスに進級を希望するものが多かったのです。希望者のほとんどが無事理系の国公立進学クラスに進級できました。しかし一人だけ文系クラスを希望していた生徒がいたのですが、この年、文系クラスはレベルが高く、その生徒は当確ラインぎりぎりでした。でも、素直で性格もいい生徒なので大丈夫だろうとたかをくくっていたのですが、油断しました。

文系国公立クラスにうちの教員の息子が希望をしてきたのです。子どもの希望と言うより、親の希望でしょうか。そのため、私の受け持ち生徒がはじき出される形となりました。教員の息子が彼よりもできる生徒であればあきらめもつくのですが、とてもじゃないけど進学クラスの授業について行けるような学力では無かったのです。学力が足りないという面も、文系クラスはその親である教員が担任をすると言うことと、学年主任の判断とかやらで強引に押し通してしまいました。

そのときS教諭が私に言った言葉がふるってます。

「じゃんぼ先生のところは、理系クラスにいっぱい行ったから、文系クラスにいなくてもべつにいいでしょ?」

もう、唖然としました。

関係ないでしょ。そんなこと。

私たちは何も進学クラスに入れる数を競っているわけじゃない。
生徒たちが頑張った結果なんです。
私はたまたまその場に居合わせ、ほんの少し手伝いをしただけ。
彼らは自分の希望を自分の力で引き寄せたのです。

なのに・・・

希望し能力があるものがふるい落とされ、そうでない100%縁故で受かるなんて信じられません。

教師になって間もない私は、そのときなんて言葉を返していいか解りませんでした。

その年お世話になった先輩の教科担任に結果を伝えたら、穏やかな口調でいたが厳しくしかられました。

そのときからです。S教諭に不信感を抱き始めたのは。

こいつはこういう視点でしかものが言えないのか・・・、と。

このときの一件。いまだに悔やまれます。どうしてあのとき私は声を大にして抵抗しなかったのだろう?

どうして?どうして?

思い出すたびに胸が締め付けられます。



あれから13年経ちましたが、いまだ彼に合わす顔がありません。





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最終更新日  2006年02月06日 19時03分47秒
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