２００７年の箱根駅伝
は，順天堂大学の総合優勝で幕を閉じました
昨年９区でのブレーキからのリベンジ。往路でキャプテン今井くんの築いた貯金を生かし，復路では一度も首位を明け渡すことなく，大手町のゴールテープを切りました。
首位の余裕でしょうか。伸び伸びと走っていましたね。もちろん，それだけ力のある選手なのでしょうが，一人旅のアンカーで区間新。
マラソンなんかでは，ペースメーカーをつけることがあるほど，一人じゃ記録が出にくいと言われるのに，駅伝の力はすごいです。
今回も，いろいろな場面で涙をこぼしましたが，一番泣いたのは，復路鶴見中継所での繰り上げスタートです
最近２年間はなかったから（なかったよね？），よかったのですが，今年は特に，神奈川大学に泣きました。渡す相手が見えているのに，無情にもピストルの合図が鳴ってしまう。今までもありましたね，そういうシーンが…
襷をつなげないってことがどれほど重いことか。それだけに掛けている人にしか分からないことですよね。
最近の箱根には，地元宮城県の高校出身の選手が多く出るようになりました。宮城県出身の人とは限りませんが，何となく嬉しいです。
少し前までは，全国大会の常連校の仙台育英高校は，留学生選手の莫大な貯金で逃げ切るパターンだったのですが，だんだん通用しなくなってきて，日本人選手もしっかり力を付けてきたわけですよ。さらに，全国から有望株を集めてきたのもあります。
そして，関東の大学に進学して，箱根を走るようになったのです。
だからこそ，私は，純粋に宮城県出身の選手は，特に応援したくなります。
今回，順天堂大学の６区を走った清野純一くんは，地元も近く，中学から活躍を知っているので。それと，実力はありながら，なかなか仙台育英に勝てなくて全国に出られない東北高校出身の，日体大の保科光作くん。彼も宮城県の中学出身だけど、日体大の主将にまでなって，すごいと思います。
さて，順天堂大学は６年振りの総合優勝です。往路復路とも完全優勝だと，１１年振りらしいです。本当に待ち望んだ勝利でしたね。
今年の箱根も、たくさん感動させてもらいました。
選手にとっては、この日のために散々練習し、いろいろなことを犠牲にもしてきたことでしょう。それでもうまくいかないこともある、思わぬアクシデントに見舞わられることもある。力を出し切れないこともあるだろうけど、それでも、ひたむきに、一生懸命に襷を繋ごうとする姿に、感動の涙を流す人がいるってことですね。
選手の皆さん，スタッフの皆さん，お疲れ様でした。
さらに，番組の最後に，エンドロールで，各地点のスタッフがダーッと羅列されていたのを見て，映画並みにたくさんの人が関わって運営されている大会だということ，私たちお茶の間の国民を楽しませるために，こんなにも多くの人が正月返上で働いていることを感じました。
感動の２日間をありがとうございました
はる☆@
