『ZERO』・第6章『秘計』・その4
第6章『秘計』・その4私はたまらず、言ってしまった・・・「お父さんはずっと私とお母さんを見守ってくれていたのでしょ?今度は私にそうさせてください、離れたくないのです!それに私もアレックスを信頼しています、怖くはありません!」[レオナ・・・どう言っても無駄のようだな、私の頑固な所が似てしまったようだ・・・いいだろう、付いて来てくれ、助手として娘として私を見守っていてくれ]「はい、お父さん!」私はお父さんに抱きつき、しばらく子供のように泣いた・・・こうして私達は再び、いや!新たに調査を進める事となった。そして、その夜、私はお父さんと一晩中話をした。こんな状況下というのに今までにない幸せで和やかな時間だった。私はその時間をかみ締めつつ、またこんな時間を過ごせる事を祈った。そして朝、まだ日も昇らないほど早くに叔父さんがやって来た。〔兄貴、準備は出来ているか?〕[あぁ、少し予定が変わったが、いつでも行ける]〔予定が変わった?何が変わったんだ?〕[レオナを連れて行く]〔レオナ、何だって?正気か?兄貴が決めたとは言え、それは賛成できない、いくらアレックスが一緒だといっても危険な事には変わりないんだぞ〕[分かっている、しかし、三人とも納得してのことだ]〔アレックス、お前もか?〕〈はい、命に代えても2人は守ります〉〔レオナ君、どれだけ危険なのか分かっていて承知したのか?〕「はい、お父さんに全て聞いています」〔お父さん?兄貴、話したのか?〕〈いえ、俺が・・・すみません〉〔まったく・・・これからは俺抜きで話を進めるのは止めてくれよ、俺も一応家族なんだからな!〕「良いということですね?」〔あぁ〕[よし、力を合わして頑張ろう]「はい!」〈はい!〉私達は顔を見合わせ、大きくうなずいた。そして、叔父さんが今後の計画を話した。〔まず、ここから西に向かい海に出てもらう、海に出たらこのディスクをメインコンピューターに入れてくれ、自動操縦で向かってくれるはずだ、そして、基地が見えたら手動に変え、近くまで行ってくれればいいのだが、その時、近づき過ぎないように気を付けなければいけない、基地は特殊なバリアで守られている、間違って触れてしまうとホバートラックごと燃え尽きてしまうことになる、だが目印として基地の周りを取り囲む黄色いブイがある、くれぐれも黄色いブイより前に出ないようにそこで待機してくれ〕〈それではどうやって中に入ったらよいのですか?〉〔私がここを出た後、向こうに連絡を入れておく、近くに行けば向こうから指示を出してくるだろう、注意事項はこんなものだ。と、言うより資料という物がほとんどないのでこれぐらいしか言えないのだが・・・とにかく気をゆるめずに頼む、そして、必ず戻って来てくれ〕[分かった]「・・・」〔よし、怪しまれてはいけないから私はそろそろ戻る、作戦開始だ!〕つづく。*言葉の解説とコメント**秘計・・・秘密の計画。*悲哀・・・悲しくあわれ。*特使・・・特別の任務を帯びた使者。*治外法権・・・同じ国にあってもその国の法律が使えない事。*バリア・・・見えない障壁・防壁。お疲れ様でしたm(__)m 読んでくれて感謝しますm(__)m物語りも盛り上がって来ましたね次回もお楽しみにそれじゃあ敦聡よろしくね敦聡です。今日はみんなの体重測定をしました。マーギーが4キロ。レオンが5キロ。クリスが4キロ。アンジェが7,5キロ。ニノが1,5キロニノ以外は引越しで痩せたのかな?今日の猫劇場は朝晩が涼しくなってきたので快適なアンジェと いつも「??」のレオン。「ふぅ。朝晩は冷えるらね~。」そんなきちんと寝ないで猫らしく寝てよ!「抱っこして寝てたらあったかいのだ~!」「レオンにーたんの抱っこでしゅ~♪」仲良くなったねぇ?「ママ・・・ダンボール片付けないの?」あ~・・・それはそれで使いやすかったりするのよね~「もう少し片づけなあかんで!」う~ん・・又荷造りするの嫌だしな~・・・てかマーギーは口うるさいな~・・「って!何でお前まで乗るねん!俺が先に乗ってたやんか!」クリス「・・・・・・・・」クリスも意外とマイペースだよね?「あ!パパ!それみんな大好きなトンボさんらね?」遊んでくれるみたいよ?「ニノも頑張るでしゅよぉ~♪」ニノ・・・それはつかむ所だよ?「クリスが取ったニャ!」あ~!クリスが取っちゃった~。「あ~あ!クリスが取ったら終わりやんか~!クリスは捕まえよったら離せへんからな~。」そうなんだよね~。うちのオモチャは殆どクリスに壊されてるもんね(汗)応援の3ポチ☆宜しくお願いしますm(__)m人気ブログランキングへ ↑皆に読んでもらいたい物語が沢山あります。応援してください。↑ポチッと押してページを開くだけで応援と励みになりますm(__)m にほんブログ村 ↑よろしければこちらも応援してください。↑m(__)m猫劇場を見て「クスッ」と思った方。よろしければポチしてください↑☆このサイトは今年2月に発売になった「猫のなる木」を記念して作ったサイトです。「猫のなる木」への想いはここをクリック 楽天ブックスネットでの猫のなる木の注文はここで。 「猫のなる木」宜しくお願いしますm(__)m