無色透明

屋久島は、今日もまあまあの天気。
既に室温は３２.５度。
暑いけれども、今日は風があるので楽。

昨日のカキコによると、何でもいいから書けばいいらしい。
なにしろ書け。
何でもいいから毎日書け。
それが今生の使命？

なんとなく使命というより指名という感じもするけど、まあ、いいか。
昨日は大和心が出てきたので、今日は「和して同ぜず」について書くことにする。

まず、和がある。
和があれば、後はどうにかなる。
賛同であれ不同であれ、意見は自由。
自分の思いをストレートに述べればいい。
無理に周りに合わせることはない。

大切なのは和であって、意見が同じかどうかではない。
まず和があれば、後はじっくり話し合えばいいことだ。
お互いの立場や視点によって、ものの見方には違いが生じる。
いろんな角度から検討すればいい。
そして、最終的には、みんなが最も生きるようにすればいいだけだ。
それは、なんとかなるものだ。

しかし、最初に和がないと、いくら話し合っても利害が対立するだけ。
お互いの信頼関係がないところでは、ただ駆け引きがあるだけ。
信頼関係とは、お互いの深いところを信頼すること。
真実の部分を信頼すること。
それができていれば、意見の相違など表面的なことに過ぎない。
それらは枝葉末節。
最も大切なことは、お互いの深い信頼関係なのだ。

それには、まず自分自身の深い部分を信頼することができなければ話にならない。
すべてはそこから始まる。
自分自身を信頼することが、相手を信頼することにつながる。
自分自身を信頼できない限り、人を信頼することもできない。
自分を信じたように、相手を信じるのだ。
自分を信じられた程度に応じて、周りの人も信じることができる。
周りの人への信頼は結果でしかない。
いかに自分自身を信じることができるか。
信じるという言葉すら消えてしまうくらいの信頼度が必要なのだ。
そこから和、大和心が始まる。

自分自身を信じることから、和の心が波紋のように広がっていく。
その広がりが、大和心というものだ。
それが「和して同ぜず」の「和」の最も深い意味ではないだろうか。

雰囲気に流されない。
周囲に迎合しない。
媚び諂(へつら)ったりしない。
しっかりと自分の道を生きる。
それが「同ぜず」ということの意味。
物事を冷静にしっかり見極める。
いつもクリアーでいる必要がある。
賛同するかしないかは結果でしかない。
それはあまり重要ではない。
大切なのは、和の心。
それがあれば、後はなんとかなる。

それは政治の世界によくある馴れ合いを意味しない。
馴れ合いは、身の保全を図るための保身術。
あるいは、利害打算の果ての妥協策。
そういう保身や妥協ではなくて、お互いがストレートに意見をぶつけ合い、そして理解し合うことなのだ。
理解し合うというのが大切なこと。
それによって、自然に進むべき道がはっきりしてくる。
馴れ合いや妥協ではない道。
みんなが納得できる道。
最初に和があれば、それが可能なのだ。
いかに最初に和を見出すか。
それがすべての鍵となる。
表面的な話し合いでは、和は生まれない。
本質的な人生に対する理解が必要なのだ。
それがあって初めて和が生まれる。

和があれば、やがて行くべき道は自ずと明らかになる。
それまでは、お互いに意見を戦わせればいい。
その中でお互いの立場や視点を理解し合う。
そうすれば道は開ける。

和して同ぜず。
和があれば、やがて同となる。
始めに和があれば、後は同にでもなるのだ。

これが２２５日目の心境です。