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テーマ:小学生ママの日記(28574)
カテゴリ:家族とそのエピソード1
先日のことですが、一号が「あの、たいしたことじゃないんだけどね....ウチって貧乏?ボク、学校でからかわれて不愉快なんだ。(なんとかしてよ、お母さん!と伝えたい気分満載の話し方)」と話し出したのです。たいしたことじゃないんだけどさ、と話すときは本人にとっては実はかなり深刻な状況のことが多いので、しっかり聞いてみました。
クラスメートの男の子が毎日のように 「おまえんちテレビ無いんだってな。貧乏だな!」 と囃し立てるのだそうです。 「テレビはないけど別に問題ないよ。あんまり興味もないし。」 と一号が答えると、 「テレビ見ないなんてヘン! 『◎×▽(番組名)』知らないなんてバカだ! やーい!貧乏人!!」 となるのだとか。それもほぼ毎日。 我が家にテレビが無くなって丸2年、親子共に特に疑問も持たない日々を送っています。二号など産まれたときからテレビがありません。食事の時間以外は音楽をきいて読書をしてPCで調べモノしたりサーフィンしたり、時々DVDを借りてみんなで見たり。一号はDSをすることもありますが...静かなものです。 ※私が個人的に不自由を感じるのはオリンピックと高校野球のときくらい。 で、テレビがないのもホントですし、お金持ちじゃないのもホントです。でもそれをとやかく言われる筋合いはないです。一号に特に貧乏さを感じる?と聞いても感じないそうです。(そりゃそうでしょう。外食もすれば塾にも通っているし、最近引っ越したので個室は持てたし。)だからそんなふうに言われても気にすることないんだよ、と話しました。 私が気になるのはその子たちの論調です。 『自分たちと同じようにテレビを見ていない異質なおまえは【悪】だ』『貧乏なのは【悪】だ』 異質で(個性的で)あり続けるのはエネルギーが必要です。 人は異質なモノに恐怖を感じ、本能的に排斥しようとするものです。そうならないように、つい周りに合わせてしまうことはよくあります。その子らも本能的に異質な存在を排斥したかったのかもしれません。まだ思考を言語化するのが未熟な年頃ですしね。 ワタクシはせいぜい出る杭になりたいと願って生きていますが、そういう悟りを開くまでは長い道のりがありました。エネルギーがいる代わりにストレスフリーです。自己の人生を生きている手応えがあります。だからムスコ達にも長く険しい道のりを歩いて欲しいと思っています。 しかし....貧乏なのが悪い、ですか?(というか、物質的に恵まれていること=金持ち&成功=素晴らしい という発想なんでしょうね)一号が、僕はテレビを見ない分いろいろな経験をしてるから構わないんだ、と説明しても容赦なく責め立てるのだそうです。 うーん。キケンだ。世の中には好んで収入(現金)の少ないくらしをする人もいるというのに。そして収入が多いから幸せなわけでもないし、少ないから不幸だというわけでもない。モノを持たずに田舎で悠々暮らす贅沢、という選択だってあるのです。 多様性を認めないというのはとってもキケン。まだ両親の考え方に強く影響される年頃だから、そういう考え方の家庭なのかなあ...とも思ったんですがねえ。どうなんだろう。 一号の話の結論としては、親に学校などに掛け合ってもらい「いじめ」をやめさせたい、と思ったようです。しかし、ハハにはアッサリと「これはキミが解決する問題です。自分自身ともう一度よく話して、反論する言葉を探してごらん」と言われてしまいました。(笑) テレビの考察は 今後も続きます。 こんどこんなラックを買います(やっと心が決まった) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ばってんばたこさん
>はじめまして。新着ブログのリストを見て来ました。 > >その子、お宅の暮らしぶりに興味深々なのでは? 一度、遊びに来させてみるってのはどうでしょう。 ----- こんにちは!コメントありがとうございます。 たぶん、テレビのない生活が想像できないんでしょうね。 おっしゃるとおりだと思います。 先日初めて息子のクラスメートが遊びに来ました。 「ホントに無いんだな」 って言われたそうです。 件の子は来ていないのですが、来た子から伝わるでしょう(笑) (2006.10.05 18:08:01) |
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