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テーマ:鉄道雑談(1517)
カテゴリ:車両
ちょうど1ヶ月前の6月の第4土曜日、出張が終わった翌日の空き時間を生かして、和歌山電鐵を訪れた。
「和歌山電鐵」は、和歌山~貴志間14.3kmを32~35分かけて走る路線で、もともとは南海電鉄・貴志川線であったところだ。 南海電鉄が経営難を理由に廃止しようとしたところ、地元の存続活動と「鐵道再建請負人」の名で知られる「両備グループ」が連携し、平成18年4月「和歌山電鐵株式会社」として新生スタートした路線だ。 会社設立1周年のグランドオープンとして、新しいイメージと熱意を示すために、地元名産の「いちご」をテーマとした電車が企画され、「いちご電車」として昨年8月6日より運行。「乗ってみたい電車」として、和歌山県の名物の一つになっている。 南海時代に全線乗っているが、今回、和歌山まで足を伸ばして、乗り&撮りに出かけた。 和歌山駅の乗換口にある「和歌山電鐵」の出札窓口。1日乗車券(600円)を買うことが出来る。和歌山~貴志間が通常340円なので、1日乗車券は往復するだけで元が取れる。 会社名の「電鉄」を「電鐵」としたのは「鉄」という字は「金を失う」と書くのでよくないとの判断により「鐵」の字を用いた。 もと南海電鉄からそのまま引き継いだ電車。 2ドアなので、車内のロングシートが実に長い。 伊太祈曽(いだきそ)駅付近の車窓。田園地帯をのどかに走る。 伊太祈曽駅構内には車庫があり、電車の基地となっている。 終点の貴志駅に到着後、和歌山駅へ折り返す準備。乗務員は女性だ。 この電車は一般車だが「いちご電車」のヘッドマークを付けていた。 貴志駅の駅長は猫が勤めている。日曜日は休み。訪れたのは 6/23(土)だったので、ふだんは「出勤」しているはずだが、残念ながらお目にかかれず。この日は「臨時休暇」をとっていたようだ。 無人駅だが、駅舎は南海の有人駅時代のまま。 地元の存続への熱意が、南海貴志川線の廃止から、新生「和歌山電鐵」を生んだ。 1本電車を見送り「いちご電車」を迎える。 貴志駅に到着した「いちご電車」。白いボディに、いちごをイメージする赤色が映える。 車体随所に書かれるロゴは、JR九州のデザインを彷彿させる。←あとで調べてわかったのだが、このデザインを手がけたのは工業デザイナーの水戸岡鋭治氏。JR九州の新車デザインの仕掛人として有名だ。 このようにドアの上のロゴや、ドア入口の番号表記など、JR九州のよいところを取り入れているといった感じだ。→これも水戸岡氏流デザインのなせる業だ。 次回の日記(予定)で、「いちご電車」の車内を紹介します。 【送料一律500円】テイチク「南海 貴志川線/加太線 他5線」 VHS(TEVJ48009)運転室展望 ストロベリーカルテットアソート お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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