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カテゴリ:津波
3月25日(金)
24日には福島第一原発の3号機タービン建屋で作業中の下請け従業員3名が足に被曝する事故が起きた。地下床面の水たまりに高度の放射能が含まれていたため。 25日午前、枝野官房長官は半径20~30キロ圏内の住民に対して、自主避難を要請した。 24日に足への被曝で入院した作業員2人が千葉県千葉市の放射線医学総合研究所に転院。精密検査の結果、程度は軽いとみられるものの放射性物質の吸引による内部被曝もあることが判明した。 また1号機タービン建屋地下にたまっている水からも、3号機と同程度の約380万ベクレル/ccの放射性物質が検出された。 内閣府の食品安全委員会は、暫定規制値の根拠となっている健康への安全性の許容範囲を広げる方針を固め、厚生労働省は現在よりも緩やかな規制値を制定する方針を決めた。(Wikipedia「福島第一原子力発電所事故」) →基準を越えたから、今度は基準をゆるめるという。その根拠はなんだろうか。怖いことばかりだ。 ドイツ環境省はドイツ国内3ヶ所の大気から福島第1原発事故の影響とみられるごく微量の放射性ヨウ素が初めて観測されたと発表した。(「Wikipedia福島第一原子力発電所事故」) →福島原発の事故はいよいよ地球規模に影響を与え始めたわけだ。 津波目の当たり地デジの三月に 松田ひろむ(2011年) 今日は?座金曜句会(東京芸術劇場)。みなさんの句も多かれ少なかれ大震災を反映したものが多かった。拙句は地デジになったテレビで、鮮やかにまざまざと大津波を見る悲しみ。 風評に分かちあう水春彼岸 青木こよみ(2011年) 金曜句会の句。水も安心して飲めないことになってしまった。作者は風評というが、そんな不安の募る毎日。彼岸此岸が生と死の境であることであり、その彼岸というのも句を深めている。 立子編『虚子一日一句』(朝日文庫)は 花の間を走る山駕法師乗せ 虚子(1954年) 昨日に続き横川の虚子の塔。没後の1959年10月14日に虚子の分骨が埋葬され、西の虚子忌として修されている。駕篭に乗って虚子も座主も比叡の山を走るように担ぎあげられたという句。贅沢というか権勢の極み。私はこんな俳人にはなりたくない。 ![]() 画像:KSNET ★あなたの詩歌が日本を救う!がんぱれ日本!作品募集中! ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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風評に分かちあう水春彼岸 青木こよみ
地震から津波から原発からの報道を毎日見聞きしていても、なかなかこのようには作れません。掲句のような作品を「季語が動かない!」と言うのでしょうね。う~ん。すごいですね。また「こよみ」と言う俳号が素敵ですねー。 (2011年03月28日 16時24分09秒)
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