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国民と天皇と大日本帝国

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2014.11.16
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カテゴリ:大日本帝国興亡史
 「敗戦日記/高見順」1945年11月13日に登場する新聞記事、読売新聞の社説と朝日新聞のコラム「青鉛筆」。

○新聞記事/「敗戦日記/高見順」p423~
◇1945年11月13日
・昨日、読売の社説にローマ字採用論が出ていた。
 「漢字を廃止するとき、われわれの脳内に存在する封建意識の掃蕩が促進され、あのてきぱきしたアメリカ式能率にはじめて追随しうるのである。文化国家の建設も民主政治の確立も漢字の廃止と簡単な音標文字(ローマ字)の採用に基く国民知的水準の昂揚によって促進されねばならぬ。」
 というのである、大反対である!・・・「民主主義」の名の下に、バカがいろいろ踊り出る。

・新聞が新しい「暴力」として立ち現われた。「青鉛筆」欄(朝日新聞の朝刊社会面に連載されているコラム)にこんな記事が出た。

 「久米正雄氏らが進駐軍相手にはじめた鎌倉の高級土産物店はいつか本欄で紹介したが、古物商の鑑札を受けてゐなかつたため開店早々一時店を閉め、2,3日前鑑札が下りたので改めて店開き。
 これで堂々(?)と古物商で商売が出来るわけだが、店先に久米氏筆で『朝日新聞御推奨』の張紙が出たのは恐縮した。
 早速この貼紙はお取り外しを願つたが、本欄で紹介したのはべつに「御推奨」の意味ではない。その昔、たしか久米氏のい製造した微苦笑といふ言葉から微笑を差引いた気持ちでちよつと紹介したまでのことである。念のため。」

 土産物屋は久米さんが「はじめた」ものではない。それを「はじめた」ものとしていかにも悪意にみちたゴシップを出した。それで久米さんは憤慨して「朝日新聞御推奨」と書いたのだ。朝日では、驚いて、その張紙をひっこめてくれと交渉して来た。そしてこの第二のゴシップである。
 最初のゴシップのときは、久米さんが「はじめた」ものと、朝日が勘違いして書いたのかも知れないと思ったが、張紙事件で朝日は久米さんが「はじめた」ものでないことは、ちゃんと知ったはずだ。しかるに、その事実を曲げてあくまで「久米正雄氏が進駐軍相手にはじめた・・・」と書いている。事実を曲げて、あくまでも久米さんを傷つけようというのだ。暴力だ。
 私は朝日だけは信じていた。戦争中もできるだけ「客観的報道」をするよう努めているとみた。その態度に敬服していた。しかるに、この暴力はどうだ。朝日もまた、「新聞」だったのだ。
──


〓勝手に独断と偏見〓

 読者を真実から遠ざけ冤罪(濡れ衣)を誘発させようとしたり自分達の利益・プライドを優先する報道を『暴力』としている。

 朝日新聞は久米正雄氏に『暴力』を振るったの主張。
 「敗戦日記/高見順」は新聞全般に不信感があり、信じてきた朝日新聞も同様だったのだと憤慨している。

 似た構造を持つ真実との乖離・ミスリードする事件として「吉田調書」事件。

 2014年5月20日、朝日新聞は朝刊にて福島第一原発事故の政府事故調の「吉田調書」を入手したと発表。
 「東日本大震災4日後の2011年3月15日朝、福岡第一原発にいた東京電力社員らの9割にあたる約650人が吉田昌郎所長の待機命令に違反し、福島第二原発に撤退した」と報じた

 門田隆将氏による『虚報』『誤報』の指摘に朝日新聞社は

・「週刊ポスト記事に朝日新聞社抗議 吉田調書めぐる報道」/朝日新聞デジタル
 2014年6月10日05時54分
 朝日新聞社は9日、週刊ポスト(小学館)が6月20日号に掲載したノンフィクション作家門田隆将氏による記事「朝日新聞『吉田調書』スクープは従軍慰安婦虚報と同じだ」について、報道機関としての朝日新聞社の名誉と信用を著しく毀損(きそん)するとして厳重に抗議し、訂正と謝罪の記事の掲載を求める文書を送った。

 門田氏は朝日新聞が5月20日付で報じた「所長命令に違反 原発撤退/政府事故調の『吉田調書』入手」の記事について「『誤報』である、ということを言わせていただきたい」などと批判した。これに対し朝日新聞社は「記事は確かな取材に基づいており、『虚報』『誤報』との指摘は誤っている」と指摘した。
──

 朝日新聞社は「記事は確かな取材に基づいており、『虚報』『誤報』との指摘は誤っている」とし、訂正と謝罪を求めた。

 しかし、政府は9月11日に「吉田調書」を公開、

 同日、朝日新聞社は「命令違反で撤退」という記述と見出しは間違った表現として記事を削除、「前提となる事実が覆ったと認識しており、誤った事実に基づいた抗議ということで、撤回、おわびしたい」と述べた。





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最終更新日  2014.11.16 07:24:08
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