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国民と天皇と大日本帝国

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2016.03.13
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カテゴリ:大日本帝国興亡史
 君死にたまふことなかれ、すめらみことは戦ひに、おほみずから出でまさね、かたみに人の血を流し、獣の道で死ねよとは、死ぬるを人のほまれとは、おほみこころのふかければ、もとよりいかで思されむ。
 (「君死にたまふことなかれ/与謝野晶子」より)

 【1945年11月】~15日

・02日:御召列車と満員列車、一時間の停電
・04日:父や母の話では、ことしの稲のでき具合はいい年の七分できで、青籾が多く、籾にもふくらみがない、・・・、戦争で人手も足りなかったし、満足に肥料の配給もなかったので、田圃がすっかり荒れてしまった結果。「戦争は文明と文化の破壊であり、人類にたいする最悪の犯罪行為である」
・06日:内地勤務の復員は十月半ばでほとんど終わったらしい、最近は外地の朝鮮や台湾あたりからもぽつぽつ帰ってくるようになった。陰膳は欠かしたことがなく・・・それを据えてからでないと、自分も箸をつけない、・・・葬式も出していない
・07日:疎開者の落ち穂拾い。
・09日:新しい天皇の制服(陸海軍の軍服を廃止)、天皇は敗戦の責任をとるだろう
・10日:三菱財閥がかつて東条大将に1千万円を寄付が新聞が出ている、「戦争中軍閥と財閥は結託していた」、配給の煙草
・13日:東京の食糧事情「先月の十日に配給になった主食といったら米が一人にたったの三キロ、それに玉蜀黍の粉が一キロ、魚はこの煙管ぐらいのあじが一匹、肉がやっと十五匁、調味料だって醤油が一ヶ月に一合五勺、味噌は一人二十匁、あとはふすまとか大豆粕とか、どんぐりだかなんだか得体のしれない粉がときたま配給」、「供出だけは完納してやってくれよ」
・15日:京大卒の医学博士の話「敗戦の原因は・・・すべて軍国主義の罪です。・・・日本は民主主義に徹していかなければなりません。日本がこれから平和国家、文化国家として新しく生まれかわれるかは・・・あなた方青年の任務は重大」、こっちが恥ずかしかった・・・戦争中は大政翼賛会の役員なんかして幅をきかせていた。おれたち小学生に「君たちも一日も早く大きくなって皇国の護りについて、天皇陛下の大御心におこたえしなければなりません」「・・・アメリカとイギリスをやっつけなければ・・・」「日本は東亜の盟主」、汚れた手袋を裏返しにはめかえただけ


〓勝手に独断と偏見〓

 『旧約聖書「レビ記」19章9節から10節に定められた律法に、「穀物を収穫するときは、畑の隅まで刈り尽くしてはならない。収穫後の落ち穂を拾い集めてはならない。…これらは貧しい者や寄留者のために残しておかねばならない。」とある。』
 (「落穂拾い/ウィキメディア」より)

 「青籾が多く、籾にもふくらみがない」、疎開者は落ち穂を拾う、渡辺清は父母に「供出だけは完納してやってくれよ」。

 掌を返したような。
 天皇を始め皇族の男子は陸海軍の軍人、天皇は軍服を止めた。
 小学生に、天皇の為に米英をやっつけろと言っていた大政翼賛会の役員だった医学博士が戦後は軍国主義の罪を主張し民主主義・平和国家を説く。


 10日の「三菱財閥がかつて東条大将に1千万円を寄付したということが新聞が出ている」

 「戦中派不戦日記/山田風太郎」の11月12日には
 「米軍総司令部は、東条大将が三菱財閥からその邸宅と一千万円の贈与を受けたと公表し、その後郷古潔から左様な事実なしと訂正の申入れを受けた。事実のあいまいなるに拘わらず、がむしゃらに東条を悪漢にしてしまおうとする魂胆はここにも見えいている。」

 渡辺清(1925年生まれ)と山田風太郎(1922年生まれ)、渡辺は1941年高等小学校卒業後に海軍に志願して戦争に行ったが山田は終戦時に医学生(徴兵検査は丙種、1944年に22歳で東京医学専門学校に合格)、天皇制に関し山田風太郎は「日本の珠玉」。

 三菱財閥と東条英機の関係について、山田の主張がもっともと感じるが、「戦争中軍閥と財閥は結託していた」を完全否定する事はできないと思う。

 「東条大将が三菱財閥からその邸宅と一千万円の贈与を受けた」

 東条英樹の私邸は「世田谷の用賀」と「下北沢の代沢」にあって、用賀の私邸(及び隣接する東条関係の土地)は現在では「立正佼成会の世田谷教会」のようだ、私邸の一部なのか隣接する公園まで含むのかは調査不足だが可成り広いの印象。

 「一千万円の贈与」、現在では3千倍として300億円、ビル・ゲイツの資産が792億ドルなのでありえるのか。

 新聞は裏を取らずにGHQ発表を大本営発表のように記事にしたのだろう、日本の報道側も含めて全部東条が悪いの印象操作を行なっているように感じる。





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最終更新日  2016.03.13 08:39:59
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