テーマ:政治について(19793)
カテゴリ:その他
与党の目指すところは、 米国の要請に応えいつ何時でも出兵できる様合法化する事にある。 小泉は在任中事ある毎に言っていた。 『 集団的自衛権が行使できないなら、憲法を変えた方がよい』と。 小泉を引き継いだ安倍は着々とその路線を実行している。 『教育基本法』の改正、防衛庁を省に昇格と。 次はいよいよ憲法の改正を狙っている。 ここにある憲法学者の書いた『憲法の本』という解説書がある。 法学館憲法研究所双書『憲法の本』 浦部法穂著 共栄書房発行 その中で氏はこのように解釈する。 今国会でやろうとしている事は、部分的な改正ではなくて、その基幹を変えてしまおうと云うのだから、これはもう「革命」、99条無視のクーデターである、と。 国会議員は、憲法99条によって、日本国憲法を尊重し擁護する義務を負っている。 国会には憲法を守る義務はあっても新憲法制定の発議権はないのだ、と。 2度の世界大戦の悲惨の後に、もう国家同士の紛争を戦争で解決するなどということはやめようじゃないかという趣旨を中心に据えて1945年に国連憲章ができて、その憲章の精神をいち早く体現するものとして46年に日本国憲法の第9条《戦争放棄》の規定ができた、のだと。 つまりはあながち戦後の日本を統治し易きよう米国に都合良きお仕着せの、一方的な法案でもなかったのだ。 『もう紛争を戦争で解決するのは御免だ』という、当時の国連の意志を反映して出来た、いわば世界の理想とする平和憲法であったのだ。 今更時代遅れの米国の世界制覇・侵略戦争にくっついて従軍するなにものも無いではないか。 行きたければ議員連中とその子息が外人部隊にでも応募して行けばいいのだ。 国民は憲法を改正してまで、命を賭けてそんなつまらん侵略戦争に附いてく事はないのだ。 米の要請に応じて何時でも出兵!...それを実現せんが為、不必要に周辺国を敵視してみたり、未だ実用になるのは十年も先という北朝鮮の核装備を大げさに取り上げるのだ。 北の脅威を煽って... それは、米国も追随する日本の与党も同じ事、民主党の中にも一部同調者が存在するが... 北も核ミサイルで他国に爆撃仕掛ける様な馬鹿げた事は自滅を招くだけの事でもあり、恐らくしはしないだろう。 余程追い詰められん限りは... 要は経済封鎖を解いて貰い、不足する食料や石油を廻して貰いたい、出来るだけ今の金王朝を続けさせたい、、、という切実な願いを、ただただ精一杯背伸び した核実験であったのではないのか。 不完全な出来であったと聞くが。 アメリカもそんなもの歯牙にもかけてはいないが、北の脅威を煽って日本に 的中率の悪い古手の迎撃ミサイル売りつけたり、侵略戦争の手伝いさせたりと、そんな所が狙いだろう。 米国の意に従い、自分たちの守るべき『憲法』というタガを、与党は勝手に外すなってんだ!! 平和を訴えとる筈の公明党はナニしとる?!!... 憲法を作り替える権利は国民にあると言う。 もしどうしてもと言うのなら、有権者総数の三分の二の賛同を待つべし。 問題点を充分に周知させた上で。 事ほど左様に大切なものなのだ、権力者の横暴から国民を守る為にあるのだ 憲法ってのは!! 国民が守り従うべきは各種法律。 『憲法』は権力者に掛けた『タガ』なのだ。 北の脅威が気になるのなら、自衛隊の構成を陸への力省いて空・海の二軍を充実させ、迎撃ミサイル等の自国開発を心がけるべし。 周辺海に囲まれた日本、先ずは空と海だ。 今でさえ、国連加盟国の第四位に挙げられる我が国の国防予算、使い方よろしきを得、徒らに周辺国を刺激せん限りは充分自国防衛の目的は達せられると思う。 非常時の際、自衛隊が機敏に対応出来る仕組みは持っておくべきと思うが、それとて 集団的自衛権などは行使せず、自国防衛、攻撃を受けた時にのみ限るべし、だ。 そこそこの自衛力を持ち、攻撃される心配もないのなら、強いて他国も攻めては来ぬ、、、と思うのだが。 もめ事は話し合いによって解決を図るべし、だ。 人気blogランキングへ [森田実の時代を斬る] [阿修羅] 投稿板 上記の欄をご照覧あれ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 13, 2007 08:42:11 PM
[その他] カテゴリの最新記事
|
|