日々随想

　

　週刊文春　最新号より抜粋。
　
　幼いころ倒産の憂き目に遭った父の元貧しい暮らしを体験した彼は
将来必ず見返してやると決心、中卒後給料を貰いながら横須賀にある
陸上自衛隊工科学校に進学、猛勉強の末防衛大学に進む。
　学生時代に健康食品使った『マルチ商法』の旨味を知り開眼、卒後
は任官を拒否、数社を転職の末「ジュリアナ東京」の立ち上げに関わって
運良く大成功、後に暴力団関係の者に運営を任せていた事が判明、
オーナーにその会社諸共追い出される。
　その後人材請負のベテランと組んで軽作業請負のピンハネ会社
「グッドウイル」を立ち上げ、時運に乗って大成功を遂げる。

　その勢いを借りていよいよ『介護事業』に乗り出す訳だが、彼をよく
知る知人にこう語っていたそうだ。　　『これからは老人に食い込むと
どんどん物が売れる』と、、、なんでも介護員をセールスに仕立て上げ、
いろいろと物やサービスを売りつける事まで考えていたそうだ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上　文春より

　

　マルチ商法から始まり労働者からのピンハネ会社、そして老人介護と
その軌跡は時流に乗ってひたすら荒稼ぎを狙う男の姿が浮かび上がる。
　
　ホリエモンだとか村上だとか、宮内に、この折口といった面々．．．
小泉と竹中が『規制開放→公より民へ』の呼称のもと世に送り出した悪の
大ダニ共は、中には早くも正体暴露で破綻を見せる男共もいるが、宮内や
その同類項の如くしぶとく生き残って、更々吸血にいそしむ男や女たちが
数多く跋扈する。　　正に世は魑魅魍魎、の蠢くゾットするよな現状を見せて
いる。　　悪が栄えて善人を食いつぶす、これを招く施政はまさしく悪政だ。

　口でなんぼ『改革』だ、『民営化だ！』なんて唱えようと。

　しがない労働者から、なんの設備投資もなくして斡旋だけでその血と汗を
吸い取る、かかる折口とかあの女社長のやらかすアムール？だとかの『ピンハネ
事業？』は断固以前の法に戻ってその営業を禁止すべきである。

　職業斡旋は安定所と新聞広告で充分、第三者に介在させてはならない。

　弱い立場の労働者は、国が守らずして誰が守る？！！．．．

　国として当然の勤めだ、中間搾取を禁止断罪するのは！！．．．

　


　ホリエモンも元捜査陣を指揮したヤメ検を弁護士陣に従え、手中にした
資金は減らす事もなく遊びほうけながら次の機会を狙っているという。

　村上にしてもその活躍が休止しているだけであり、抹殺される程の致命的
な打撃を蒙った訳でもなく、その銀主であった影の操作人オリックスの宮内
は法的にも社会的にも、その罪を問われることもなく、相変わらず中央に
居座っている。


　戦後の淀みを一掃すると宣言した安部総理、在職中にいかなる敏腕を
発揮するのか、見ものである。

　今出てくる数々の不祥事、犯罪事件は全て小泉を頂点とする自公与党
の生み出した過去の過ちの露出であり、彼阿部総理の責任ではない。

　いい汁吸ってやりただけやっておいて、追求される前に逃げ出した
小泉・竹中の後始末をやるという、損な配役の安部さんではあるが、どうか
掃除役を果たしてもらいたい。

　それと、検察陣に今も残る『正義派』の決起を期待する。
　　検察が動かん限り、世直しは始まらんのだ。　　金儲けの弁護士への道を
とらず、安月給の検事への道をあえて選んだ、その正義感に期待するしかない。

　　上の圧力に屈せず、世の為、国の為、どしどし大ダニ退治に精出して頂きたい
もの。


　　庶民はもう判っただろうから、腐りきった「自公与党の言うだけ詐欺」に引っかかる
事なく、迷わず批判の野党への投票を選んで頂きたい。

　共産党でも、民主党でも、まともに変身しつつある社民党でも、はたまた将来のキーマン
的ポジションを予想されている「国民新党」でも良し、とにかくもう『自公腐敗与党』だけは
否定し抹殺するべし！！である。

　まだまだ庶民にも『投票』という最後のたったひとつの意思表示、政治参加の手段が
残されているのだ。　　これを使わない手はない。

　はっきりと『ノー』を突きつけるべきである。




　　　
　　
　　　
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