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父親が経営する部品製造会社に勤務するAさんは、今年、専務取締役となりました。意気揚々として仕事に励んでいましたが、社員とのコミュニケーションがうまくいかず、ギクシャクとした職場環境に頭を悩ませていました。
遅刻常習犯、乱れた服装、やる気がみられない態度など、消極的な社員にたいして何度となく注意をしても改善されず、いつもイライラしていました。 そんな時、Aさんの発注ミスが発覚し、大量の在庫品を出してしまいました。Aさんと生産責任者は互いに中傷しあい、一歩も譲らない状況でした。挽回しようとAさんは、一人で取引先を回りましたが、納品先は見つかりませんでした。 夜、落胆して社に帰ると、工場内に電気が灯り、納品先を懸命に探す社員の姿がありました。その時、感謝と申し訳なさが入り交じり、信頼関係を損なう原因は、いつも責め心で接していた自分にあったと気づいたのです。 責め心は信頼関係を悪化させるもとです。自己の立場としての仕事に取り組み、チームワーク力に溢れる、和やかな職場環境を創造していきたいものです。 ・・・ 自分がリーダーとか上司になったときに、いっこうに改善されない相手の状況を正そうと、口うるさく言っても、なかなか改善されることはありません。逆に、関係は悪化するばかりです。 そういうときは、相手を責めることはやらないほうがいいようです。むしろ、そんな相手の悪いところを反面教師として、自分のほうを正していくしかないようです。 自分がきちんと正していけば、周囲もそれを見習って直していくことを信じていきたいものです。 私は、相手を責めることなく、自分を正していくようにしたいと思いました。 以上です。 (2010年11月22日) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.21 02:32:30
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