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カテゴリ:育成年代指導論
個人的な意見です。 でも、ずっと気になっていることなので、もし同じようなことに心当たりのある方や、この件に関しての書物等、ご存知の方がいらっしゃいましたら、コメントなどいただけるととても嬉しく思います。 最近、ジュニアの試合や中学生の指導をしていて思うことがあります。 それは「ちゃんと蹴れない選手」が増えているということです。 ドリブルやコントロール、ショートパスは全体的に技術レベルが上がっていると思います。 でも、全体的な傾向として「蹴れない選手」が多くなっています。 低学年の練習やジュニア年代のトレーニングが全体傾向として、ドリブルワークやパスワーク、コントロールなどに向いたことはとても良いことだと思っています。 その年代にしか身につかない神経系への刺激は、年々中学生年代の選手のプレーを飛躍させているように感じています。 ですから、こういった方向が間違っていると言っているわけではありません。 私が感じるのは、中学年代に上がってくるときに、キックに自信を持っている選手や、キックの質を変えられる選手が減ってきているのではないかということです。 スパイクの着用が少し低年齢すぎるのでしょうか? 「スパイクに頼った蹴り方」になっているんでしょうか? うちのクラブでも多くの選手が、小学1年生あたりから、スパイクを着用して練習に来ます。 以前と違い一流メーカーのスパイクも、時折かなり廉価のバーゲンで市販されることもあるようで、低学年のうちからスパイクを購入しやすくなっているようです。 力任せに蹴っても、当たり所が悪くても、痛くないからでしょうか? その年代の選手は、スパイクをはくとあまりキックの精度や質には目を向けません。 以前は、スパイクよりももっと柔らかい軽い素材のトレーニング・シューズが主流だったので、子供の力でもシューズをはいたまま、足首をいろいろと変えてボールを蹴れていたように思います。 最近は、ジュニア年代の試合を観ても、「あまり工夫をせずに、ただ力任せに蹴っている選手」が多くなった気がします。。 中学の年代でキックが苦手という選手が増えているのも、このあたりが原因のひとつなんではないかと、ちょっと思い始めているところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/30 10:34:42 AM
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