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2008年07月20日
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カテゴリ:原油問題ABC
 NYMEXで行なわれている取引をイメージするのはなかなか難しい。そこで、少々分かり難くしているその独特の単位、バレルから復習しておこう。1バレルは159リットルである。159リットルというのはちょっとした量である。まずは、それをしっかりとイメージしてみよう。
 ミネラルウオーターのペットボトルの大きな方は1.5リットルである。角ばった2リットル入りのものもあるが、外国製のものを中心として1.5リットルが多い。1バレルというのは、このミネラルウオーターで106本ということになる。1.5リットルの場合には1ダース入りのダンボール箱があるが、それが8箱と後10本ということである。また、都会ではあまり灯油を使わなくなったからポリ容器を見る機会はあまりないかもしれないが、使っている人は、このポリ容器で考えてみるとピンとくることであろう。灯油のポリ容器は18リットルのものが多いから、159リットルを入れるには9個用意しなければならない。これが1バレルである。
 NYMEXの最小取引単位は、1000バレルでこれを一枚という。以上の通り1バレルでさえ、多いのにその1000倍である。仮に実際自分の家で使おうと思ったら、大変である。気が遠くなるほど多い。まあ、腐るものではないのでとっておけるが保管場所の確保に悩むことになる。個人投資家はそれをイメージした方が良いと思われる。ミネラルウオーターが10万6000本、う~ん、買ってしまったら、夢でうなされそうだ。
 ガソリンでイメージするとどうなるか。まず1バレルをイメージしてみよう。普通乗用車で大きなタンクが大体60リットルであろう。空にすることはないだろうから、SSに三回程度行くことを考えれば良い。個人の場合には、せいぜい月2回だろうから一月半分である。それの1000倍。1500ヶ月ということは、125年間か。孫の代まで使える量だ。その時にはそれこそ石油があることやらと普通は考えてしまう。
 更に、NYMEXでは、凄い量の取引が行われている。例えば、18日の出来高を見てみると、期近ものだけで約38万枚であった。これは3億8000万バレルであるから、一日の世界の消費量の約4.4倍である。米国では国会議員が先物市場の取引を実際使用するものに限定しようなどと言い出すのはこのような現実があるからである。因みに全米の石油消費量は約2000万バレルだから、19倍の出来高ということになる。米国の一流経済誌のジャーナリストの中には先物市場の暴走について投機とはそのようなものだ、やがて市場がすべて解決してくれるなどと言っているものもいるが、本当にそんな感覚で放置して良いものだろうかと訝しく思われて仕方が無いのだが・・・





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最終更新日  2008年07月20日 23時58分28秒
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