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病院に診察に行ったその日
余命2ヶ月と宣告された彼 即刻入院の後 1週間後には 末期症状で苦しみ始めました 意識が朦朧とする中 面会謝絶の部屋には 毎日、親友がおとずれました 「花屋で~す! 花の水を替えに来ました~」 と言って 花の水だけを替えて すぐに部屋を出ます 毎日、毎日 彼が亡くなるまでの間 それは続きました 意識が朦朧とする中 彼はそれが誰かをわかっていました ある日彼は意識が朦朧としている中にあって 看病の妻に 「けんちゃんやろ~」 と、彼の親友の名を口にしました 「けんちゃんにアイシテルって言っといて」 とも言いました 毎日訪れるけんちゃんは妻に 「見送りはいらないよ、そばについててあげなさい」 と言っていました それでもその日だけは けんちゃんの後を追いました けんちゃんの後姿をとらえた時 けんちゃんのその肩は 大きく上下に揺れていました 「けんちゃん、あなた毎日そうやって泣きながら帰っていたの?」 パパがね、けんちゃんにアイシテルって言っといてって…」 「分かってるさ!!! 俺も同じ…」 と言って 妻の肩を抱き寄せました そして、二人はワンワン泣きました 彼は、宣告どおり 二ヵ月後に天に召されました 昨夜、商人ばかりが集まる会で とても生き生きと働いていらっしゃる奥様と 同席させていただきました その奥様のお話です 共に同席していた タテチンと私 涙腺が緩みました(タテチン号泣) そんなことがあったことなど 微塵も感じさせない 明るい方でしたが 一年余りは 後を追うことしか考えていなかったと仰っていました 悲しみと戦いながら 必死にお店を切り盛りされているお姿に敬服 まだまだだなぁ~ じぶん… 今日も一日愉しみつつがんばります! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.02.04 10:52:14
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