テーマ:日本の伝統と文化(317)
カテゴリ:歴史 傳統 文化
縦書きの勧め において縦書きホームページの作り方を述べた。出来たらブログも縦書きにしたいのだが、幾つか問題点がある。 一、タグが使えないブログ こんなブログが実際にあるのかどうか知らないが、この場合は 縦書きHTML などの整形ソフトを使うしかないと思う。 二、スタイルシートを開放していないブログ 楽天がそうだ。これは記事にタグを埋め込むことである程度解決出来る。ある程度と言ったのは記述したタグの全てが反映されるとは限らないからだ。 例えば楽天では height が無視されることがある。一行が画面に入りきらず下にはみ出してしまうのは甚だ読みづらい。 たゞこれの解決策は難しくない。一行を二十文字なら二十文字と決めてしまって、そこで改行すればよい。ちょっと面倒なようだが、電子メールではいつもやっていることなので格段苦にはなるまい。 たゞし ruby が付いている文章を文字数で区切って改行するのは恐ろしく面倒なので、仮名を振る場合は ruby を付ける前に改行すること。 楽天の最大の問題は letter-spacing が無視されてしまうことだ。これは読みやすさに随分違いが出て来る。 吾輩は猫である冒頭 letter-spacing 有り無しの比較 根本的には仕様を変更してもらうほか無いのだが、対処療法的対策としては、 小振りな字体を使う、例えばゴシックよりは明朝の方が良い 字寸を大きくする、例えば font-size:120% 三、段落分け 今のブログは縦書きを前提にした構造になっているので、文章が長くなって左に伸びていくことは想定されていない。画面の配置を保ったまま文章を続けるには以下のように適当な行数で段落に分ける必要がある。 <div style="writing-mode:tb-rl"> 段落一 </div> <div style="writing-mode:tb-rl"> 段落二 </div> 段落一 段落二 段落に hr で仕切り線を入れても良い。 <hr noshade> <div style="writing-mode:tb-rl"> 段落一 </div> <hr noshade> <div style="writing-mode:tb-rl"> 段落二 </div> <hr noshade> 段落一 段落二 吾輩は猫であるの冒頭をブログに載せるとこんな感じになる。 吾輩は猫である。名前はまだ無い。 どこで生まれたか頓と見當がつかぬ。何ても暗薄いじめじめした所でニャー/\泣いて居た事丈は記憶して居る。 吾輩はこゝで始めて人間といふものを見た。然もあとで聞くとそれは書生といふ人間で一番獰惡な種族であつたさうだ。 此書生といふのは時々我々を捕へて煮て食ふといふ話である。然し其當時は何といふ考もなかつたから別段恐しいとも思はなかつた。 但彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフハフハした感じが有つた許りである。掌の上で少し落ち付いて書生の顏を見たのが所謂人間といふものゝ見始であらう。 此の時妙なものだと思つた感じが今でも殘つて居る。第一毛を以て裝飾されべき筈の顏がつる/\して丸で藥罐だ。 其後猫にも大分逢つたがこんな片輪には一度も出會はした事がない。 加之顏の眞中が餘りに突起して居る。
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