テーマ:台湾(37)
カテゴリ:政治 政治史 行政
旧暦五月十一日。皐月、乃東枯る。 ■ 念願果たす 昨年二月中旬、台北市内の高級ホテルで、李登輝前台湾総統が後ろ盾となる台湾団結連盟が主催する春節(旧正月)祝賀宴が開かれていた。会場では英国留学から戻った李氏の孫娘、李坤儀さん(二十七)が世界的なヒット曲、「ケ・セラ・セラ」などを熱唱。伸びやかな歌声に李夫妻は目を細め、台湾メディアの関心も彼女に集中した。 が、男性は靖国神社の宮司、南部利昭氏だった。非公式訪台した南部氏は実は、祝宴前にホテル内の密室で李氏と「私的雑談」(関係者)を交わしていた。 「靖国には行きますか?」。今回の訪日直前、曾文恵夫人が私邸で李氏に尋ねた。李氏の亡兄、李登欽氏が「岩里武則」の日本名で合祀される靖国神社への参拝実現は、李一家にとり一大事である。「兄の遺髪もなければ、遺骨も遺灰もない。位牌は靖国神社にのみ残されている」。李氏は参拝三十分前の緊急会見でこう述べたが、靖国行きは唐突なものではなく、靖国側との調整も一年も前から始まっていたのだ。 日本政府関係者によれば、李氏は五月三十日の東京到着直後、靖国側から「私的参拝は大歓迎」との「最終判断」を得た。だが、東北旅行を前に参拝すれば、政治問題化して後半の日程に支障も出かねない。一方で、「中国に反論のすきを与え ない離日直前が理想だが、やり逃げ的な印象も残したくない」(李氏の同行筋)。参拝日時をめぐる調整は慎重を要した。 参拝前日の六月六日、李氏サイドは日本の警察当局に「警備要請」を出した。ドイツでの主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)に出席中の安倍晋三首相にも、外務省経由で電話による事前通告を行った。八日には日中首脳会談が予定されており、「日本に迷惑はかけたくない」と言う李氏と、日本当局は水面下で連携を図っていた。 参拝は、時間をかけた周到な準備と配慮の末に日の目を見たのである。 さて、靖国に合祀される約二万八千人の台湾人英霊への参拝という李氏のもうひとつの悲願は今回、成ったのか。「奥の細道」をたどる旅も、日光東照宮(栃木県)で締めくくられ、新潟以西は今後に先送りされた。 李氏は今年八十四歳。「余った時間は台湾にささげて奮闘する」という決意に、再訪日、さらには訪米をも視野に台湾の将来に新たな道筋を付けようとする執念がにじんだ。(長谷川周人)=おわり 平成十九年六月十六日 産經新聞 平成十九年 六月廿五日 光山博夫 豊島珠江「出征航路」を聴きながら 愛子内親王殿下は男系女子なので、民間男子との間に設けられた御子様は「女系」でも「男系」でもない。 男┌女…雑系女子 ├┤ ┌女└男…雑系男子 男 ┌女…雑系女子 │ ├────┤ (神武天皇) 女│女┌女…男系女子=愛子内親王└男…雑系男子 ├┤├┤ 神倭伊波礼毘古命┌男└男└男…男系男子=悠仁親王 ┌女…男系女子 │ │ │ ├────┤ │ │ │┌男…双系男子 女 └男…男系男子 ├────┤ ├┤ │ │ │└女…双系女子 │ │ │ 多多良伊須気余理└女┌女┌女…女系女子 ├┤├┤ 男│男└男…女系男子 │ └男┌女…雑系女子 ├┤ 女└男…雑系男子 従って今次の皇室典範改正問題の論点は「女系天皇を容認するか否か」ではなく「男系天皇を放棄するか否か」である。 コメント・トラックバックは予告無しに削除する場合があります。あらかじめご了承下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月30日 20時36分26秒
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