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2014年10月20日
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カテゴリ:四季感慨
ブランドについて考える
本日は「ブランド」についての論説がいくつも述べられている。ブランドについて考えるのによい機会になる。参考までに次に引用する。
―近年、苦戦が報じられている「アバクロ」も同じではないかと思う。
アバクロがリニューアルしてから20年強が経過している。
そろそろ方向転換が迫られているのではないか。
ロゴマークを外すことを発表したが、各識者が指摘しておられるように、無地のTシャツとなるとH&Mやフォーエバー21と競合する。
品質の面ではどうだかわからないが、彼らよりも価格が高いアバクロがロゴなしで売れるかどうかである。おそらく売れないだろう。
アバクロは創業100年以上で、以前は文豪ヘミングウェイが好んだアメリカントラッドアウトドアカジュアルだったという。 南光浩氏のブログ(2014年10月20日)「ブランドの消費期
限」。

―かって50年代半ばを過ぎて、アパレル業界はデザイナー軸で高付加価値戦略を志向するクリエイション派と効率的な直販流通を志向するSPA派に別れ、行政とデザイナーブランド業界はクリエイション戦略を強行して急激な市場の縮小を招いた。歴史の結末はSPAが主役となって巨大なバリュー市場を形成するに至った一方、クリエイション信仰を脱してグローバル直営店展開に動いた欧米高級ブランドも相応に巨大なラグジュアリーSPA市場を築くに至ったが、80年代に栄華を極めた欧米のクリエイション派メゾンは今や見る影も無い。低価格なバリューSPAが席巻する今日のアパレル市場はが、きもの業界のように高付加価値化一辺倒に流れていたら、アパレル市場も6分の1になったきもの市場ほどではないにしてもピークの3分の2では済まず、もっと酷い縮小に直面したに違いない。高付加価値を志向するならグローバルなラグジュアリーSPAビジネスを志向すべきだと、小島健輔氏のコラム(2014年10月20日)「着物業界の衰退に何を学ぶか」の要旨。

―準備期間があったとは言え、さぞや大変な作業だっただろう。三陽商会ブランド「マッキントッシュ・ロンドン」の発表会を見ての率直な感想だ。アパレル業界の歴史の中でも初めての挑戦になる。初年度から百億円以上の売り上げを計画する「新ブランド」を作るのだから▼「バーバリー」の契約終了を受け、15~16年秋冬物からスタートすることは決まっていた。ブランドは200年近い歴史も伝統もあるが、スーツなどオーセンティックなビジネスウエアの手本はない。歴史や伝統、消費者の持つイメージを「どのように解釈するか」から開発は始まった▼マッキントッシュと言えば、ゴム引きのコートをイメージする。しかし、インポートと同じ商品は作れない。そこで、コートの機能性を「今日的に解釈」し、着やすさや利便性、気配りなどに置き換えた▼クリエーションは無から創り出すものばかりではない。現代のデザイナーが老舗ブランドと出会い、歴史的な遺産に触発され、新たな解釈で優れた製品を生み出す。そのような先例が、欧州ではいくらでもある▼前提となるのは、製品の基盤とも言える品質や技術。これは同社が長年培ってきた。信頼も厚い。あとは新しい解釈がバイヤーのみならず、消費者に受け入れられるかどうか。ターゲットはバーバリーの既存顧客だけには限らないはずだと、繊研コラム(2014/10/20)。







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最終更新日  2014年10月20日 20時41分26秒



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