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2014年10月21日
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カテゴリ:四季感慨
ものづくりのこれからのあり方とは・・・
 ものづくりのこれからのあり方として、筆者の「客業生産」論と、EUの「カスタマイズド・マニュファクチャリング」の考え方は基本的に同一であり、そして、ドイツの第四次産業革命の意味の「インダストリー4.0」プロジェクトと合致いている。 手工業からワットの蒸気機関発明に代表される機械工業への変換「第一次産業革命」、電気を利用したベルトコンベヤーによる大量生産「第二次産業革命」、コンピューター制御によるIT利用の「第三次産業革命」を経て、現在、グローバル化した世界経済は新しいものづくりの時代に来ているというということで、
「第四次産業革命」と命名されたドイツ特有の概念であるという。

ドイツの生産革命の推移図 2011年
生産経過.jpeg


 EUでは{製造システムの進化}として、4図(2005年7月発表 D1.3 テクニカル・エディション figure 4)のようにまとめて示したが、これをを見て、筆者は著書「チェックリストによる 少量・短納期生産 モデル縫製工場 実践ガイド」(繊維流通研究会刊2004年5月10日発行)に発表した「筆者による職業、工業、脱工業、客業、各生産の区分」の表と比較したのであるが、筆者の表の方が生産の更に先を見通していると感じた。以下に筆者の表を掲載する。EUのテクニカル・エディションより1年以上も前に小生の表を著書に発表したことになり、表の内容もEUの表より充実していると思っている。そして、こうした思考の方向で、殆ど一致した内容のパートナーがEUの開発エンジニアにいることを心強く思っている。日本の政策立案者もこうした生産のビジョンを持って欲しいと思うのである。

EU 第4図 生産の進化表 2005年
生産進化
TableEvolutionMFG
Economics of Scope(多角化の経済:柔軟な組織が必要)

EU繊維産業が「客業生産」に向かう――EU繊維・衣服産業と同行二人で客業生産の道を吾は行く
拙著「チェックリストによる 少量・短納期生産 モデル縫製工場 実践ガイド」は2004年5月に発行したが、何と同年12月にEUの繊維・アパレルビジョンとも言うべき
”European Technology Platform for Textiles and Clothing―2020 Vision”がEURATEXより発行された。

EUのビジョンは、工業の大量生産は終焉し、生産がカスタマイゼーションの時代となるとしている。EURATEXの論旨はまさしく「客業生産」の論旨と一致している。

これは筆者が「客業生産 ORDUSTRY」と造語した生産のパラダイムと合致するものである。 なお、「客業生産」はアパレルビジネスマガジン(繊維流通研究会刊)の 2002年5月発行の誌上で筆者が始めて造語して論じた。

「客業生産」提唱者として心強く思うと共に、欣快の至りと感じている。「客業生産」コンセプトがヨーロッパからグローバルに広がることを夢見ている。

客業生産への生産経過表 2004年
OrdustryTable.jpeg      

                             OrdustryTable


 ものづくりについての考究を秋の夜長に静かに行うことも大きな意味を持っていると、一句を詠じた。

■名月や 客のためなる ものづくり・・・・・・・土筆







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最終更新日  2014年10月21日 10時53分51秒



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