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カテゴリ:円陣闇丸・奈良千春
とにかく書きたいことがたくさんあるのだが、とりあえず1つ1つ書いてみようと思います。
まずは・・・ 英田サキ:原作 奈良千春:絵 「エス裂罅(れっか)」★★★★☆「エス残光-ざんこう―」★★★★★ 警視庁組織犯罪対策第五課に所属する刑事椎葉は、拳銃の密売情報を得る拳銃押収のスペシャリストで、その情報を得る為に「エス」と呼ばれる協力者を使った情報収集法というやり方で行っていた。 椎葉のエスは大物やくざの宗近。 最初はともかく、今では互いに特別な感情をもっていることを意識しつつも、椎葉は心の奥底にその気持ちを隠しあくまで刑事とエスの関係を守っている。 そんなある日、椎葉の亡くなった姉の夫・・つまり義理の兄にあたる篠塚がフラリと椎葉のマンションに現れ、エスとの行き過ぎる関係について注意を受ける。 近々監察が動くというトップシークレットを兄として椎葉に忠告をしてくれたのだ。 ―――行き過ぎた捜査は慎め――― と。 それでも今椎葉は柴野という名で、クロと呼ばれる拳銃の密売人の情報を持つ青年と会い話を聞く段取りが出来ており接触する。 そしてその時にとても強烈な印象を与える男と出会う。 またその一方で姉の死についての情報を知らされる。 五堂組 椎葉の脳裏によみがえるいくつもの記憶。 そんな時、アサヒ建設社長が引き逃げられる事件が起きた。 さっそく潜り込む椎葉。 そこで葬儀に出席していた宗近に近づいた男・・・そうあの強烈な印象を与えた男五堂能成だった・・ とここまでが裂罅の話。 椎葉のエスである宗近が何者かの手によって撃たれた。 宗近を守るため、「俺から離れるな」という宗近を振り払って1人街の中へと姿を消す。 行った先は五堂のもと。 姉を射殺したのは五堂とふんでの行動だった。 しかし、「宗近を殺したくなければ俺を殺さないことだ」という言葉を皮切りに五堂と会話をした椎葉は、話せば話すほどに五堂に巣食う闇を思い知ることになる。 そして監禁。 1人になった途端に自問自答する椎葉。 (これで合っていたのか?) 五堂に言われた『おまえが欲しいのは真実ではなく口実だ』を否定出来なかった自分にショックを受けると共に楽になりたいという気持ちになってきた。 拳銃のセイフティを外し銃口を口に差し込む・・・すると・・ エスシリーズはドラマCDから入った人でした。 しかも小西さん狙い・・?(≧m≦)ぷっ! いや、真面目に小西さんが出ているというのと、その時初めて知った奈良さんのイラストにとても惹かれてでした。 そして聞いてみると重いながらも、とにかく話の筋立てのしっかりしているのと、BL小説によくありがちな付いてる職業はほとんどお飾りで、とにかくイチャコライチャコラしている話が多い中、BLという枠では括りきれない椎葉と宗近の関係と思い。 そして椎葉の姉の死や同僚の死、宗近の前の椎葉のエスの安東らの死。 それに隠れるいろんな人間の想い。 それらが絶妙だと思えた作品でした。 今回読んだのはエスの第三弾と第四弾。 今回も本当に重かったです(苦笑) 椎葉の姉が誰に殺されたかというより、今までは義兄の篠塚と椎葉の関係や思いを語られていても、姉については・・・といった感じでしたが、今回は急展開。 いきなり核心を突くような展開になって驚きました。 また運命の糸に手繰り寄せられるように姉の死の真相について知るのと同時期に出会った五堂。 また五堂と椎葉が出会うように手引きしたクロ・・いや、東明(宗近の弟) 全てバラバラの様に思われていた点が全て結びついて輪になっていく過程はゾクゾクっと。 しかし、本当にこの五堂という男、顔付きからして本当にネジが2,3本イッちゃってんじゃないの?って感じのヤツでしてねぇ。マジにゾッとしました。 (あ、これに関しては異議がある人もいるかと思いますが、何故か読んでる最中、五堂の声は成田さんで回ってました・・私(^^ゞ) まだ薬を打っちゃったり胸に五堂のトレードマークの蝶のピアスをしちゃった東明の方がまだ可愛いというか。 いや、逆に幼さまで感じた程で。 それにしても最初からラストまで<男>を感じ続けた作品でしたが、本当にずっと誰もが心から笑っている幸せなシーンの無い作品でもありました。 そんなラストのラストにとびっきりの椎葉の微笑みを見れたこと。 これだけで今までのこの作品に感じた思いは全て消えてしまった気がしました。 これからはこの2人の誓いどおり幸せになるだろう・・・それだけで十分だと思いました。 なんかよくわかんない感想になってしまいましたが、これにて!!!(チョン) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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