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2011.10.29
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世界一初恋2 4話「Delay in love is dangerous.」


「おまえには渡さないからな!」

優の宣戦布告?!



 吉野千秋の場合(3)



「汗まみれだろう?風邪引くぞ」

情事のあと
そのまま帰ろうとする羽鳥を無自覚に泊って行けばいいのにと誘ってしまう千秋

「それは、俺に行かないで欲しいと言ってるのか?」

おさまった熱が再び・・・
キス
帰る筈だった羽鳥の首元からネクタイが落ちる・・・

「トリ・・・」



起きると、置き手紙を置いて羽鳥の姿は消えていた
久々の休日。しかし、何をしていいかわからない
優に電話をしてみるものの仕事があると言われダメ
逆に湯布院行きの話を蒸し返されてしまう
だが、ハッキリ断れないまま仕事な優は通話を切ってしまう

「また断れなかった」

改めて優から告白された事を意識する千秋
どうすればいいのか?
そんな事を考えていると、羽鳥から電話が入り、明日は予定通り一緒に映画に行けそうだと連絡が入る。
途端に嬉しそうになる千秋。

hatori2

しかし、電話の向こうの羽鳥の表情も蕩けそうです(笑)


いつもより早く目覚めちゃったり、普段あんまりしない料理をしようとしたり
ウキウキしている千秋
そこに羽鳥からキャンセルの電話が入る。

「いいって!それがおまえの仕事なんだし」

謝る羽鳥にそう答えるも、電話を切った途端、ガッカリしてしまう千秋
料理中に指を切ってしまって。でも、絆創膏の場所がわからない
いつもこういう時は羽鳥が手当てをしてくれて・・・

「何で俺の家なのにアイツの方が場所を知ってんだよ!」

何をしても羽鳥と結びついてイラついて


しかたなく外へ出かける
「ザ☆漢」の新刊をゲットしてホクホクしていた千秋だったが、羽鳥と見に行く予定だった映画の感想を楽しそうに話し合ってるカップルに寂しくなる
そんな気持ちを誤魔化して家に帰ろうとすると、駅で羽鳥を見つける
だが、1人ではなかった

反射的に隠れてしまった千秋。
最初は仕事相手かと思っていた女性。だが、彼女は高校時代、羽鳥と付き合っていた子だと気付いてしまった

hatori3

高校時代のトリ、可愛い(〃∇〃) てれっ☆

親しげに羽鳥の髪を撫でている彼女
心がザワついて・・暗い表情でそのまま回れ右してその場から離れる


歩いていると、思ったよりも仕事が早く終わったから千秋の家に行くという羽鳥の電話が。
その内容にカッとした千秋は声を荒げてしまう

「今日は来んなっ!」

一方的に電話を切った千秋の携帯が再び。
羽鳥かと思って出ると相手は優
これから行ってもイイか?という内容に、羽鳥と顔をあわせたくない千秋は携帯の電源を切り、優の家へ行く事に。


モヤモヤがおさまらない千秋のビールを飲むペースが速い

「なんか嫌な事でもあった?」

寝転んだ千秋のデッサンをしながら話を聞くよと言う優

「なぁ、高校の時のトリの彼女覚えてる?」

細かく説明すると、星野早苗という名前を思い出した
彼女は以前、羽鳥と2人で文化祭のお似合いのカップル1位になった事もあった


だが、彼女とも別れた羽鳥
その事は隠さずいつものように千秋に報告してくれた羽鳥だったが

「なんでだよ?」

そう羽鳥に問うた時、羽鳥はどんな表情をしていたか思い出せない


その彼女を見かけた・・・と話すと、全て見抜いてしまう優

「アイツ、ヨリでも戻したのかな?
誰かに癒して貰いたくなるだろ?」


大人の割り切った関係も今なら出来るかもしれないしと言う優

自分では癒せないのか?
いや、逆にストレスの元凶?

トリはそんな割り切った付き合いは出来ないと否定しつつもそんな事を考えてしまう。


そこにかかってきた電話
相手は羽鳥だった

「あのさ、俺、千秋が好きだって言ったよね?だから俺のモノにする事にした
おまえには渡さないからな!」


言うだけ言って切る優
千秋に一度は冗談と言う優だったが


「羽鳥に言った事は本気だから
俺はおまえが好きなんだ」


そしていきなり千秋を押し倒す
そんな優に冗談は好きじゃないと言うが

「羽鳥より俺の方がイイと思うよ」

kiss10

そう言って千秋にキスをする
必死にもがき、優とは出来ないと言う千秋に、やってみなくちゃわからないと返す優

「ずっとおまえが好きだった」

中1の時からずっとーーー

転校してきてすぐに千秋の隣の席になって教科書を見せて貰った時から。
骨格とか全て理想通りで。趣味も一緒で。

「それからおまえの事しか目に入らなくなった」

親友と仲良しでいたい。そんな千秋に自分も羽鳥も合わせてきたが、お互い大嫌いだったと言う優にショックを受ける千秋
そんな千秋に自分の方が理解してあげられると

そこまで言うと、呼び鈴が鳴っても出ようとせず本格的に千秋を押さえ付ける

「一回、試させてよ」

本格的に首筋にキスをし、Tシャツを捲り上げる優をグーでぶん殴った千秋

「なんで・・俺じゃダメなんだ?羽鳥ならイイってのかよ!
なんで羽鳥なんだよ!」


傷付いた表情でそう叫ぶ優

「よくわかんないけど、トリじゃないとダメみたいなんだ」

そこに飛び込んできた羽鳥
ぶん殴ろうとする羽鳥を止める千秋。
優は2人に1人になりたいから帰ってくれとそれだけ言ったーーー


黙ったまま、当然のように千秋の家へ向かう2人
しかし、千秋の脳裏には星野との2ショットが



「おまえ、ああなるのをわかっていながら柳瀬の家へ行ったのか?」

家の中に入った途端、責める羽鳥
自分が行かなかったらどうなっていたかわかんないんだと

だが、本気じゃなかったと思うと、この後に及んでもまだそんな事を言う千秋

「告白されたんだろう?ちゃんと断ったのか?」

散々言われた千秋はとうとうキレる
自分だった仕事と言いながら元カノといただろうと。

しかし、彼女は実はエメラルドを印刷する会社の本社にいて、偶然会っただけだった。


羽鳥を仕事と嘘をついて浮気をする人間だとは思わない
だけど、ムカついた
正直に自分の気持ちを話す千秋に羽鳥の表情は柔らかくなっていた


「チューとかはやっぱりトリとしかしたくないって言うか・・・」

まぁ、そこまで言われちゃ嬉しくてニヤけるわな(爆)

「おまえが好きって言ってくれた事が嬉しいんだ
俺も好きだ。千秋」


kiss11



「知ってる」




私の中では、この三角関係の肝だと思ってるお話回でした。
それだけに、時間の関係上カットはしかたないですが、どうしてもそのせいでやや薄っぺらくなっちゃったかな~・・・


んー!しかし、優君の攻めはカッコイイなぁ(あははっ)


あ!ちなみに星野さんは既婚者です。どーでもイイ情報ですが(笑)





【丸川書店用語集】年末進行


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Last updated  2011.10.30 02:11:44
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