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2013.06.08
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ちはやふる2 第22話「めぐりあひて」


「ありがとう!手加減しないでくれて」

また対戦したい!勝ちたい!!とずっと追いかけ続けていた詩暢との直接対決☆



公式HPより


準々決勝まで進んだ千早。対戦相手はクイーン若宮詩暢。千早は全力を出すために怪我をしている右手で対戦することに・・・。全力で向かってくる千早に詩暢は何を思うのか。手加減なしの真剣勝負の行方は?



以前の放送で、詩暢ちゃんがかるたを始めた頃「ライバル」と言っていた同世代の女の子の思い出と相まって、詩暢ちゃんにとってはイイ勝負になったんじゃないかと思います。




chihaya10

次の対戦相手が詩暢とわかった千早は、巻いてあった包帯を解く。


一礼をし、札を並べ始める各人。
富士崎の桜沢は冷静に三回戦に残っている生徒たちの行方を分析する。
気になっているのは真太の対戦相手の新。
今まで綿谷名人の孫という事だけしか情報が無い。どんなかるたを取るのか?

そしてもう一組。富士崎の生徒は関係なく理音を負かした千早とクィーンの行方。
ところが、ここで彼女は千早が理音戦で負傷していた事に気付く。
そして、ここまで左手で取っていた事を知りさらに驚く。

「後悔だけはしたくない」

どこまでやれるかわからないけど・・・

すると目の前からため息と共にある言葉が聞こえた。
多分、千早じゃなければ聞き取れなかっただろう小さな呟き。

「つまらんTシャツ・・・」

あははっ!この辺はさすが耳のイイ千早ですね!
そして、そう言われる事はわかっていたのか?それとも、もともと詩暢に見せるつもりだったのか?

t-shirt

千早のドヤ顔(笑)
そしてそれを見た詩暢ちゃんの期待を裏切らない表情。
そして激レアなんだ(笑)
いや、ホントこの子達絶対イイ友達になると思うな~。



「利き手の怪我、大変そうやね。私も右手で取りましょか?」

ハンデつけますよと言われたようなモノ。しかし、千早がそれを受ける筈がない。

「冗談でもそんな事言わないで!」

去年、詩暢に負けて以来、ずっと千早の頭の中から消えなかったあの速さと強さ。
彼女に勝つためだけに頑張ってきた一年。
お姉ちゃんに呆れられても、ずっと詩暢がかるたを取っているビデオを繰り返し見て頭に叩きこんできたのだ。

真剣にそう言う千早に詩暢は驚くが、その分何かを感じ取る。


chiha-shino

ここからはもう最初から詩暢の独壇場。
あと一歩が出遅れる。

その安定した強さに間下は心の中で詩暢の事を褒める。
だが、その詩暢の横で札を拾っているのは新。彼を横目でチラリと見る詩暢。


詩暢の速さ・・・決まり字まで動いていないように見えているが、それは手だけ。身体は読みのイメージに合わせて動いている。
ギリギリまでためて取っているのだ。

shinobu2

「ミスなく、決まり字の瞬間にピタリと取る」

最短距離の札の縁を。刺すように。
それが詩暢の取り方。

容赦なく。次々と札を取っていく詩暢。


そんな中、千早は自陣の大山札を囲い手で守ってみせた。
10分しか練習出来なかったが、夕部戦で気付いた事を実践に取り入れてみたのだ。
そんな千早をジッと見つめる詩暢。

そんな中でもまるでそこに心臓があるように、ドックンドックンと右手人差し指が痛む。

「忘れろ!ちょっとでも庇ったら一枚も取れない相手」

考える事はただ一つ。どうやったら勝てるか!


そう思いながら食い下がるのに、鮮やかに取っていく詩暢。どうしてもあと一歩、速さが彼女に及ばない。

飛ばした札を取り戻ってきた詩暢は、下を向いたまま動かない千早にため息混じり。
だが、別に千早は絶望しているわけでも泣いてるわけでもなかった。
深呼吸すると、とうとうガーゼを外してしまったのだ。

「ガーゼもテープも重いよ」

自分だって、正確に取る練習を続けてきたのだから!
キッと詩暢を睨むように見つめている千早。


「なんでや?」

詩暢は不思議でならなかった。
団体戦で優勝したトコのエースで。
団体戦に出るという事は、お友達との仲良しかるたを目指しているという事で。
そして昨日、その夢を果たしてそれで満足の筈。
なのに、なぜ?怪我までしているのに・・・

「私に集中してるわ」

詩暢ちゃんは千早がどっちにも命をかけてて大事にしてる事を理解出来ないんだね(^^ゞ



chiha-shino2

そして、とうとう 詩暢の得意札である「しのぶれど」を取ってみせたのだ。
詩暢を越える速さに驚く見守っている人々。


しかし、ここまでだった。
飛ばした札を落としてしまうほど、ますます痛みが強くなる指。
そして千早の速さを上回る詩暢の完璧なかるた。

23枚差で詩暢の圧勝だったーーー



子供の頃、初めて見たかるたが綺麗で興味を持った。
それを見た祖母が近くのかるた会に連れて行ってくれた。
そこで出会った同じくらいの年の女の子。
「ライバル同士やね」と微笑んでくれた女の子。
しかし、実は詩暢はもっと強かった。
年上の青年とやると、途端に実力を見せつけた。そんな詩暢をあの女の子がどんな顔をしてみていたかも知らずに。


「貴女は無茶ばっかりして!」

宮内が保冷剤を取りに行くと涙を拭いているのが見えた。
それを見た詩暢は心が痛んだのか?もうあと何枚か取らせてあげればよかったか?と考える。

『詩暢ちゃんに同世代の仲間はおらん方がエエ』

手加減を覚えてしまうーーー
あの子は独りになるほど強くなる子や


伊勢先生が言っていた言葉
幼い頃、一緒にかるたをやっていた子の時も然り。
今、また千早に対して手加減をしようとしていた自分。

「正しい。伊勢先生はいつも正しい」

そのまま立ち去ろうとした時、詩暢は突然腕を掴まれる。
千早だった。

「ありがとう!手加減しないでくれて」

そしてまた絶対一緒にかるたをしよう!と言った千早。

「いつ?いつや?」
「・・・く、クィーン戦で!!」



その言葉を聞き去っていく詩暢。

「名前・・・なんやったっけ?あの子
さとこちゃーーーん!!」


名前なんかとうに忘れてしまって、今まで思い出す事もなかった。
しかし、千早とかるたをやり言葉を交わして思い出した。

詩暢とのあまりの差か?途中でかるた会を去っていった少女の後ろ姿を見て、幼い詩暢は涙を流していた。
そして、その子の名前を大きな声で呼んだ

その時の事を思い出した詩暢の目には涙が浮かんでいた。


しかし、関係者が詩暢のモチベーションを心配する中、床に座り込み頭からスノー丸のタオル?を被って、次は一枚も取らせないと変なオーラ出してる彼女。
全然、モチベーションの心配は無さそうですね(^^ゞ



「終わっちゃった・・・私の夏・・・」

千早は涙が止まらなかった。




一方、D級の試合で勝ち進んでいた菫。
脳内は太一に認めて貰える妄想でイッパイだったが・・・
3回戦で千葉情報国際のアンソニーと当たり敗退。

筑波は準決勝進出決定。
写メ撮って!と言う筑波だったが、宮内からのメールで太一が勝ち進んでいると知った菫は、筑波をサックリと無視して太一のもとに。
ところが、その部屋は異様な空気に包まれていた。

準決勝だろうか?太一の相手はヒョロ君。
どちらも目指すは

hyoro-taichi

勝ってA級☆





やはりね~現実の厳しさを思い知った回でしたよね。
それでも、詩暢ちゃんを追いかけているからこそ温情を掛けられたくない。
たとえ冗談でもハンデなどと言われたくなかった千早の気持ちは素晴らしかったし漢だったな!と。
負けて悔しかっただろうけど、次に繋がる涙。

次回はクィーン戦で!また出直してくる!という気持ちを感じました。
それにしても・・・強過ぎまっせ!詩暢ちゃん(^^ゞ

そしてヒョロ君と太一の戦い。
ここもずっとライバルで。何故か今一歩A級に上がれなくて。
そしてなにより太一は新と同じ土俵に上がれない自分に歯痒さを感じてましたからね~。
優勝はどっちだ?
次回が気になります!!

しかし、あの三木さんをアンソニーの一言とあとはガヤで使うって・・豪華過ぎっ!!




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Last updated  2013.06.09 00:23:07
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