ミツオーです。週ベ･星野仙一追悼号、読みました。泣きそう。


さて、関東平野は今朝、また雪なのです。
先週月曜日に関東を大混乱におとしいれた雪にくらべれば、丸きりへっちゃらなくらいしか降っていませんが、それでも諸々影響が出ているようです。バスも電車も遅れとる。


わたくし先週月曜日は東海地方におりましたので、東京の大混乱を身をもって体験していませんが、そのかわり週半ばには岐阜や笠松でも雪となり、そっちで多少の混乱を目にしました。


こうして関東を含む太平洋側平野部に積雪があり、様々な事故や混乱が報じられると、決まって、


｢そんな程度で混乱しすぎ｣


という、雪に慣れた地域の方々によるコメントが紹介されたりします。
ごもっともではありますが、そこはちょいとだけ大目に見てもらいたいと思うのです。


そりゃあ、毎年必ず何十センチも積雪があって、秋も深まれば自動車はみな冬用タイヤに履き替え、各家庭に雪かき道具が常備され、いざ降り出したらどのタイミングでウチの前の雪かきをすればいいか心得たひとばかりという土地の方々から見れば、東京やその周辺･名古屋など太平洋側平野部の都市部が見せる慌てっぷりは、醜態としか映らないことでしょう。


けどさ。


慣れてないんだもん。



確かに、数年に一度くらいはこんな大雪（慣れない土地にとっての大雪だ）に見舞われて、そのたびにえらいことになるわけですから、ぼちぼち次に備えてもいいんじゃないかとは、思います。


でも実際問題として、３年か４年か、もしかしたら１０年に一度くらいの頻度でやってくる大雪のために、各家庭で雪かき道具を管理し続けるのは、ちょっと難しい。
無限にモノをたくわえておけるならともかく、そうでもないなら、優先順位の低いモノとして処分されちゃう。それ以前に、次が数年後かと思えば、入手することすらためらっちゃう。


わたしなんか、ほぼ隔年でそこそこの積雪に見舞われる宇都宮市に７年だか８年だか住みましたけど、とうとう雪かき道具を買わずに済ませましたからな。…そのかわり、プラスチック製のチリトリをいくつか壊しましたけども。
結局、冬タイヤも買わなかった。今思えばずいぶん無茶したもんだ。


と、こういう人間が、全体の何パーセントか存在するのですよ。
都市部になれば、こんなのが１００人に一人、２００人に一人、１００００人に一人しかいなくたって、そこから綻びが出て、結果大混乱ですわ。



こういう｢まあいいや｣的不心得者でなくとも、それなりにちゃんと準備しているひとでも、慣れないモノには上手く対応できないこともある。



どうしたって、何年たったって、何度大雪に見舞われたって、東京の雪パニックはなくならないのです。



雪の多い地域のみなさん、どうか不慣れな雪に右往左往する都市部の様子をご覧になったら、


｢仕方ない。不慣れなモノには対応できないものだ｣


と思っていただきたく。





…それにしても電車、進んで行かんな。
これしきの雪で、混乱しすぎなんじゃないの？