|
カテゴリ:実況の仕事
ミツオーです。やっぱり梅しそ味って偉大だな。
さて、そういうわけで今年も富山県の高校野球中継で実況を担当しました。 例年、地元のケーブルテレビ局でのみ放映されてきた中継番組ですが、今年から朝日新聞の「バーチャル高校野球」というサイトでも試合の様子をライブ配信するようになったとのことで、富山県外の方にもご覧いただけた…ハズです。 ハズ、というのは、今日、制作のスタッフさんに「バーチャル高校野球で配信されてたんだよね?」と聞いてみたところ、そこにいる全員が、「…そのハズですが…」という反応だったのです。誰も見てない。 当たり前です。作ってるんだから。見てるヒマなんかないのですよ。 ので、わたくし含め、中継番組を作っていたスタッフ全員が、バーチャル高校野球での配信を見ておりません。ご覧になった方、ちゃんと見られたよ〜(またはダメだったよ〜)と教えていただければ幸いです。 今年の中継では、このバーチャル高校野球の件が例年と最も大きく変わった点でした。 が、他にも生中継ならではのアクシデント的なことが発生し、たったの3試合の担当でしたが、けっこうやきもきしました。だいたい問題なくクリアできたようですが。 中でも、今日の試合、午前9時開始予定だったのですが、開始直前になって強い雨が降り、予定より30分近くも遅れてしまったのは、これまでにない体験でした。 番組自体は、8時50分に始まってしまいます。 で、30分ほど遅れることはすでに情報として入っていますから、ディレクターからは 「オープニングのあと数分しゃべったら、一旦引き上げてください。改めて試合開始10分前くらいに再開します」 と言われてはおりました。 ただ、 「少しつないでくださいね」 とも言われていたのです。 …。 あのね。 わたしに「つないでおけ」なんて言ってはいけません。 もちろん一人なら、話題がなくなって困ることもあるでしょう。 けど、心強い、解説者さんという方が横に座っておられるのです。 今日の解説者さんは、高岡商業の元監督さんで、プレーヤーとして・監督さんとして7回も甲子園に出場された、富山県野球界・教育界の大先生、伊東与二(いとうようじ)先生でした。 伊東先生もまた、たいへんお話のお好きな方でいらっしゃる。こちらが請えば、本当にいくらでもお話しくださいます。 という二人により、ディレクターの「数分話したら一旦引き上げて…」という要望は無視されました。 事態は、少しつなぐ、なんてレベルを軽々と超えました。 通常どおり番組オープニングを数秒こなした後、二人で延々とああでもないこうでもない、初めのうちは対戦する両校の話題から、そのうち小さな子どもたちに野球を好きになってもらうためのティーボールという競技についてまで、しゃべり倒してしまったのです。 で、どうやら局の上の方から、 「コレ、いつ終わるの?」 というお言葉がディレクターにあったとかで、ディレクターからストップがかかりました。…っつか、局の偉い方からストップがかかったと言っていい。 …コレは…「だいたい問題なくクリアできた」と言ってはイカンのかもしれません。 視聴者の方からお叱りを受けなければいいのですが…。 まあ先生のお話をたくさん聞くことができたわたくしは、本当に面白かったですけども。 伊東先生、今年もお世話になりました。ありがとうございました。 どうでもよろしいが、この伊東先生を「ちゃん」づけで呼ぶ人を、昨日、発見して驚くとともに納得してしまいました。 高岡向陵高校の檜物政義監督です。 伊東先生と試合前にお話をうかがいに行くと、 「ようちゃんは監督何年やった?」 と。ううう。先生を「ようちゃん」って呼んだ。やっぱスゴいな、檜物監督も。なんたって新湊旋風の監督さんだもんな。 ちなみに檜物監督は、今年が監督さんとして30回目の夏だったそうです。スゴい。 偉大な先生・監督さんとお話しできて、わたくし幸せです。はい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年07月11日 15時12分18秒
コメント(0) | コメントを書く
[実況の仕事] カテゴリの最新記事
|