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カテゴリ:ワイン会・オフ会
前編より続く。
昨夜、後編を6割方書いてる途中でウィンドウズが突然ブルースクリーン出して強制再起動 & スキャンディスク。 ガックリしてその日は寝て、また内容思い出しながら書き直しアップ。 9:イタリア バローロ1977 ジョヴァンニ・スカナヴィーノ 香りは紅茶、餡、カラメル、セロリ? 味は酸味と穏やかな甘味。 バルバレスコは何本か飲んだ事があるが、バローロは初めて。 やや酸が立つが、綺麗なバランス。 新しいバローロの味は知らないから どんな熟成をしてるのか分からないけど、ピノノワールに近い口通りの滑らかさと香りの落ち着きは好感触。 追々ネッビオーロワインの味の勉強もしてみようと思う。 まぁでも自分で買って飲む分にはまだバルバレスコで十分だな。 この辺でチーズ登場。 画像取り忘れ。 バケットにチーズ2種とドライフルーツ8粒程(だったかな?) 10:正体不明 70年代のブルゴーニュらしい ラベルが貼られてない(または何処かで完全に剥がれ落ちた)、種明かし不可能のガチブラインド。 シャンボール・ミュジニーかジュブレイ・シャンベルタンなら何となく分かるかな~?と思って飲んでみたけど・・・・いやいやいや、分かんね~w。 香りは麦茶、ゆず、べっこう飴、泡盛? 味は酸味と軽い苦味。 白古酒にも通じる独特の香りで、この香りが味以上の存在感を出す。 飲む分には味は穏やかで悪くないが、香りに大分持ってかれてるな。 目をつぶって飲んだら、軽くヒネた白ワインと言われても信じられる。 強いて言えばボーヌ系か? 泡盛古酒っぽい香りの印象から、ペルナン・ヴェルジュレスの近辺だったり。 たしか以前飲んだペルナン・ヴェルジュレス1978が焼酎系の香りだったような・・。 11:モンタニー1erCru1987 アントナン・ロデ 香りはホワイトチョコ、ビニール、レモンバター。 味は甘味と軽い苦味。 美味いな。 透き通った甘味で、今日の白ワインの中ではムルソーに次ぐ若々しさを感じる。 味には余計な酸味が無く、軽めの苦味が甘味を引き立て、良いアクセントに。 ちょっとしたモンラッシェ系(ピュリニーかバタール?)に近い感じだろうか。 良い意味で古酒らしさを感じさせない、クリアーな味でふくよかな香り。 ここまでで当初のワイン会終了(21時過ぎ)。そのまま当然のようにw二次会に突入。 12:シャンパーニュ ジェラール・グラシオ Gerard Gratiot 香りはレモン、トースト、灰?トマト? 味は酸味と苦味。 酸味基調のスッキリ系。 この系統なら、味だけならスペインのカヴァとも大差無い様に感じる。 そこは香りと泡の持続力のモノが違ってくるんだろうが、グラス1杯をすぐに飲む分にはさほど有り難味は無いかも。 とりあえずスパークリングとしては何も悪くない。 でも自分が好んで買うタイプの“シャンパーニュ”ではないな。 13:ブルゴーニュ クロ・デュ・シャトー1993 ドメーヌ・デュ・シャトー・ド・ムルソー 香りは蜂蜜、胡桃、粉砂糖。 味は甘味と穏やかな酸味。 出力は弱いが綺麗な香り。 そしてこの味と香りのムルソーらしい蜜感に驚く。 まぁ格が格だから あくまで“らしい”の範囲内ではあるが、それでもこのワインを飲んで初めて「ムルソー」の雰囲気を実感した。 若い時に飲むと 美味しいワインではあるけど ただのブルゴーニュ・ブランでしかないのだが、寝かせるとこうも化けるとは新発見。 14:シャンボール・ミュジニー1erCru レ・ザムルーズ2006 ドメーヌ・ルイ・ジャド 香りはブラックベリー、インク、バラ、紅茶(アッサム)。 味は渋味と薄く酸味を伴う苦味。 シャンボール・ミュジニーというには随分と重苦しい香りだな。 2006年でまだ若い部類だし、1級のアムルーズだからか まだまだ熟成が足りないんだと思う。 渋味もかなりしっかりとしてて、味自体は決して悪くはないんだが、どうも繊細さが無い。 いや・・・無くはないんだが、渋味の押しに流されてる。 香りもタンニンも落ち着くまで、あと10年前後は待ちたいと思える位。 15:シャンパーニュ シャルル・ブノワ Charles Benoit 香りはレモンクリーム、グレープフルーツ、小麦粉?ビスケット? 味は酸味と苦味。 これもジェラール・グラシオと同様、スッキリ系のシャンパン。 香りの柑橘要素が酸味の方向に持って行こうとするのだが、そこを余韻の甘味が酸味への偏りを防ごうと働いてくれてる様で、グラシオのよりも味は好み。 でもこれもふっくらした感覚が物足りない。 使用品種の問題で、黒葡萄シャンパンが好みに合わないだけか? 飲み方だったり、経験不足でまだ理解が浅いだけというのもありそう。 どうも昨今の格安シャンパンはちょっと自分向けではないっぽい。 これにてワイン会終了。計15本。 18時スタートで23時過ぎに解散だから、かなりの時間滞在していたことに。 途中で寝落ちする人も出た位w、新年から全力を出し切ったワイン会でした。 ワインが11本出て料理が付いて会費10000円だから これはおトク過ぎる。まさに「福袋」! 二次会もルイ・ジャドのアムルーズが付いて4本4000円だからこれまた「福袋」!! 十二分に満足です。 今回は会費を低く設定し過ぎてしまったために、ワインの選定に苦慮されたようですが、なかなかバラエティに富み、面白いラインナップでした。 高級ワインがズラリと並ぶワイン会も良いですが、中堅どころを取り揃えつつ、謎古酒や珍品ボトルの並ぶワイン会も とても勉強になります。 メルシャンの「穂坂のあわ」 プスドールの「ポマール2001」が印象に残ったワイン会でした。 次点でアントナン・ロデの「モンタニー1987」 ドメーヌ・デュ・シャトー・ド・ムルソーの「クロ・デュ・シャトー1993」 どうも御馳走様でした。 一緒に参加された皆さんも、また何かの機会にお会いしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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