|
テーマ:政治について(20206)
カテゴリ:カテゴリ未分類
「まず、日中の歴史を述べる。
稲作栽培、養蚕技術、仏教、漢字、絵画、芸術文化など日本にある全ては、中国から移ったものであると述べ、鑑真和上の日本渡航の苦労や、安倍仲麻呂と李白や王維との交際と遣隋使遣唐使の派遣などの日中友好の歴史を回顧した。 次に、日本の侵略戦争は中国人民に大きな悲劇をもたらしたが、中国人は戦後には仇を忘れて多くの日本人を祖国に帰還させ、置き去りにされた孤児を育てた。 しかし、この日本の中国侵略は、一部の軍国主義者がしたことであり、日本人民は中国人民と共に、日本軍国主義者の被害者なのだと述べ、この歴史の教訓を日本が態度で示すか見守りたいと念を押した。 そのうえで、中国は侵略の被害から立ちあがり努力して世界が注目する発展を遂げてきたが、人口が多くて未だ発展途上国であるから、日中協力が必要である旨を述べた。 そして、中国は一貫して平和を愛し人民の幸せの為に大いにがんばってきたので、これからも日中友好を促進しようと締め括った」 この記事は、温中国首相が行った日本国会での演説の概略を知らせる「西村真悟の時事通信」からの引用です。 その後、西村氏の感想が記載されます。 「堂々とにこやかに実態と正反対のことを得意げに演説していた。ここまで、うそを堂々と言えるということは、中国人の貴重な政治的資質及び才能であると思う」 「中国の近現代の政治特に共産中国の政治に、仁・義・礼・忠・信などの要素を見つけられるであろうか。これらは、全く無い」 「チベットやウイグルを侵略して人民を殺戮しつつ、核ミサイルの増強を続けながら平和を愛すると述べ、尖閣諸島を勝手に中国の領土と主張し、反日教育を続け、我が国の国連常任理事國入りに猛烈に反対しながら日中友好を呼びかける大演説に、拍手はあった。 しかしこれは、日本人が日本人的に対処しただけであって、これをもって、今までのパターン通り、中日友好で実利がついてくると思うならば、大きな誤算となるであろう」 以上で引用終了します。 温首相は、日本の国会で、中国自国の歴史観を披瀝し、日本が中国を侵略し、中国国民に大きな悲劇をもたらしたと述べ、 これを聞いた日本の国会議員が「拍手を」した。 結果として、彼ら国会議員は、この「中国の歴史観」を承認したことになります。 少なくとも、これをテレビ実況で見ていた「中国国民」は、今まで「中共政府」が言っていたことが「正論」であったと確信したでしょう。 何故、日本の国会議員は、この演説に得意の「野次」を飛ばさなかったのだろう。 「うそつき」「詭弁を弄するな」などと。 せめて、拍手などしないで「顔で怒り」を表現しなかったのであろう。 答えは簡単。 日本の国会議員は、中国から非難されることを恐れているのである。 「拍手をして」も日本国民から非難されることはない、 しかし、拍手しないと「中国」首脳および中国国民に非難される、との思い。 結局、外国に媚を売る日本国の売国奴に過ぎません。 国会議員の職務は、立法府の議員ですから「立法」です。 彼らは、この職務を一切やっておりません。 これだけでも「税金泥棒」の「売国奴」です。 さて、温首相が「日中友好を推進」したいのは、 2010年以降、中国のバブルが弾けるまでに、日本からの投資を大幅に増加させ、 弾けた時には「日本の投資」を根こそぎ収奪するつもりでいるからです。 このような中国に対して、国会議員は、せめて「日本の歴史を外国に売る」に加担することなどの愚行は、断じて行ってはいけません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.15 12:23:43
コメント(0) | コメントを書く |